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愛はスコッチの香り

この歳になると、口に出して表立って言えない言葉の一つに「愛」がある。

でも「愛」って、おそらく殆どの人が経験し、また、これから経験するであろう大切な感情。



それは人によって、場面によって、色々な物語りを生みだす・・・




「愛はスコッチの香り」

愛はスコッチの香り
クリエーター情報なし
文芸社




発刊からもう一年以上経ってしまったが、素晴らしい一冊をご紹介しようと思います。

この本は、なんと、いつもコメントを頂いている、「スカーレットの愛情ものがたり」のスカーレットさんが著者。




一応本好きと(勝手に)思っている自分としては、ブログだけを通しての知りあいとはいえ、
いつもコメントを入れて下さるスカーレットさんの、この本を、初めて手にした時には驚きと感動と、
そして尊敬の思いを抱いたものでした。

だって凄くないですか、一冊本を出すことの大変さ、その過程の努力と苦労を想像すると、ただただ
頭が下がる思いなのです。




さてこの一冊「愛はスコッチの香り」、これはスカーレットさんがアメブロに投稿中の

スカーレットの愛情ものがたり

愛はスコッチの香り


に書き留めたものをショートストーリーをまとめたものだそうです。





一言で言えば、読んでいて心が「ほこっと」する。

スカーレットさん、(著書では杉本茜さん)が表現する男女の愛、厳しい経験もされたであろう
茜さんの感性が、読む側にしっとりと染み込んでくるのです。




正直、日頃あまりこういうジャンルの本は読まない自分ですが、この本を知ったことは幸運でした。

それにしても、

やっぱり驚きです。

一年以上経ってしまいましたが、このブログを通じて知りあっただけのスカーレットさんが、本を
出し、それを読み、こうして紹介している、おそらく日常では知り得ないスカーレットさんが、とて
も身近かに感じることができる、これもまた何かの運命なんですかね。






若い人にはもちろん、40代、50代の方にも、ぜひ触れてほしい本です。


いくつになっても、堂々と「愛」を語れる自分でいたいです。


人には色んな出会いがあり別れがある、だから「その時」を一生懸命生きたい、病気をしてしか
知り得なかったそんな「当たり前」なことを、茜さんとこの本に教えられたのでした。



愛はスコッチの香り
クリエーター情報なし
文芸社
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「サラリーマンじゃないけど川柳」

今年もまた、恒例のサラリーマン川柳の「100句」が発表され、これまた恒例?の
「サラリーマンじゃないけど川柳」を。



やっぱり「旬」な題材が多いようで、マツコと戦場カメラマン。
最近、出まくりで心配なので、一句。



「 戦場で  ゆったりモードで  逃げ遅れ 」(よういち)

「 デラックス  八百長問題  大丈夫?」(はなれごま理事長)






流行りものの題材も多く、わからない事も多いので、


「 女子会って  井戸端会議と  どう違う? 」(だんし)

「 スマートフォン  押す指だけが  痩せている 」(あなろぐ)

「 ツイッター  つぶやきシローが  ルーツなの? 」(だんでぃー)






芸能界も永遠のテーマで、


「 少女時代  KARAさわぎの為  出番減り 」(やっかみ)

「 わからない  嵐と忍者  人気の差」(ひかるげんじ)

「 AKB  GOTとGPTに  ビリルビン」(ていきけんしん)





でも題材の主流は家庭内で、


「 ディズニーと  騒ぐ妻に  ネズミ取り 」(狩人)

「 体重計  デジタルだから  ごまかせぬ 」(老眼)

「 びょういんと  びよういんじゃ  大違い」(持病持ち)

「 受験生  きっと来年も  受験生」(字余り)

「 怒られる  何をやっても  怒られる」(亭主)

「 怒っても  まだ足りないよ  また怒る」(主婦)







さて、怒られないように仕事、仕事。(暇人)
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一生懸命

「一生懸命」という言葉、「一所懸命」が本来の形で、中世の武士が先祖伝来の所領
を、まさに命を懸けて守った、という事に由来しているそうだ。






オリンピックを見ていると、みんな究極の一生懸命、だから見ている者が感動し、選
手は勝って泣き、負けて泣く。



クール、とか、スマート、とかが持てはやされ、「感情丸出し」がまるでダサいとか
思われてしまう時代、そんな時だからこそ一生懸命な姿が眩しい。







スポーツに限らず、第一線で活躍する人達はみな努力を惜しまないんだろうな。

一生懸命努力するからこそ結果が伴い、活躍するから認められ、また頑張れる。


好循環だ。




高度経済成長以降、なんだか一人一人のマインドが少しずつ低下し、それにつれて
「やる気」と結果が伴わなくなった。

頑張っても結果が出ない時代・・・確かにそうかもしれないけど、でも一生懸命頑張
らないと何も始まらないと思う。






まさに言葉の通り、「命を懸けて」頑張っているのは病気と闘う人達。

オリンピックを見ていると、自分の周りの、そんな病気と闘う人達とリンクする。




お互いが、それぞれから勇気を貰い、そして与え合う。



「一生懸命」・・・大好きな言葉だ。

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善意に感謝!

改めて思うと、献血行為も一種の移植といえる。

献血も、それに伴う輸血も。




先ほど、ラジオ番組で紹介されていたメールを聞いて思ったことだ。

会社の隣で百六十何回目かの献血をしてきた方が献血後、具合が悪くなって
会社の休憩室で横になっていて、家族に迎えに来てもらって帰宅した、とい
う話しだった。



肝臓の手術、特に移植手術は大量の輸血が必要になる時がある。


肝臓の状態が悪ければ悪い程、そのリスクも高まる。

事実、自分の時も大量の血液が準備された。



今まで、医療関係の人達は勿論だが、家族や友人、身の周りの人達への感謝
ばかりが先立ってきたが、よく考えてみると、与えられた貴重な「血」は
見ず知らずの人達から頂いたものだ。


その血液が、こういった純粋な善意の賜物であることに改めて気付かされた。



知らない所で、知らない人達にも支えられ生かされていることに感謝!



献血して下さる多くの方の善意に、心から感謝します。
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気付けば・・・

ふと気付けば、表示カウンターのアクセス100,000超え、お越し頂い
たみなさま、お世話になりました。

しかもこの年の瀬、切りがいいというか。



アクセス解析によるアクセス数はもう少し多い(1.5倍位)のですが、
ブログとしてネット上に発信している以上、訪問して下さり、しかもコメ
ントを頂けることがどんなにありがたいことか。



本当にありがとうございます。



いつまで続けられるかわかりませんが、キーボードが打てなくなるその日
まで、どれだけ多くの方にお越し頂けるのか、とても楽しみです。




来年はのど自慢ブログに変貌して・・・、いや来年も再来年も、
元気な限り頑張って続けていきますので宜しくお願い致します。


皆さまにとって新年が輝ける年でありますように。


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今年も・・・感謝!



今年も無事にクリスマスを迎えることができました。


相変わらず、常に「何か」を抱えながらの毎日ですが、それでもこうして
一年過ごせたことに感謝です。


たくさんの人達に心配をかけながら、助けられながら、なのに何も与えら
れない今の自分ではありますが、「生きていること」が唯一の感謝の表現
だと思っていただければ。




すべての人たちに

Merry Christmas!
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身近な現実

余命1ヶ月の花嫁
TBS「イブニング5」
マガジンハウス

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今朝妻が言う。

「いやぁ~、目が腫れぼったい、昨日いっぱい泣いたからだ。。」



昨晩、妻はTVドキュメント、愛と生命のメッセージ

【~余命1ケ月の花嫁~千恵さんが残したもの】

を見ながらグシュグシュ泣いていた。



だから目が腫れっぽいと言う。


思わず2年前の自分のことを引き合いに、

「そんなに泣かなくても、なんも身近かに現実にあったしょ。」

と言うと、

「身近かな現実では泣けないんだわ。。」

だって。


そうだよね、泣いてる暇さえ無かったもんね。




それはともかく、最近、乳がんの早期発見・早期治療の気運の高まりは
非常に喜ばしいこと。

願わくば、乳がんに限らず、各種検診がもっと気軽に、自由に受けられ
るようになったらいいなと思う。

それが結局、医療費抑制にもつながっていくと思うんだけれど・・・。
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今だから知りたいこと

2005年10月4日。

2年前のこの日の事はほとんど記憶にない。

それがいつからなのか、いつまで記憶がなかったのかさえ良く覚えていない。

肝性脳症で自分を見失っていたからか、術後、辛い事を忘れようとする防衛
本能が働いた為なのか・・・、断片的な記憶が残っているだけだ。


どうやって個室からICUに運ばれたのか、そこから手術室に向かうのも、
麻酔からいつ覚めたかも、周りの家族の様子も、思いだせない。


こうしてブログを書きながら、色々振り返って考えてみても、そこにあるの
は自分の中での出来事だけで、妻や子供のこと、親や姉のこと、親類や友人
のこと、みんながどんな思いでいてくれたのか、どれだけ心配してくれてい
たのか、自分にはわからないことだ。


時々妻に、あの時どうだったのって聞いてみても、少しだけ思い出し、

「ああ、そんな事もあったねぇ」って。

そう、どんな状況かなんて、頭に残らない程、目まぐるしい日々だったのだ。



そして今改めて、苦しかったのは自分だけではないと心底思う。

取り合えず落ち着いた現在でも、みな大変だったことなど一言も語ろうとし
ない。
簡単に語ろうとしないことが、逆にどんなに大変だったのかを感じさせる。


その大変さを、周りで何が起こっていたのかを、知りたい気持ちがある。




ちょうど一年前には「夢と希望」と書いた。

改めて「夢と希望」を持てたのは、間違いなく周囲の力。

今ここにこうしていられるのは、けっして自分だけの力ではなく、たくさんの
優しさが結集したものだと思っています。


だからこそ自分の知らない周りの世界を、今だからこそ知りたい。



でも皆、大変だった事は語ってくれない。

それがまた、みんなの最大限の優しさなんでしょうね。
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えこりん村

恵庭にある「えこりん村」です。
携帯電話による撮影でボケているのが残念ですが。

イギリス人女性の設計による庭園を中心としたコミュニティーです。

あまり期待もせず、先の日曜日に行ってきたのですが、いやぁビックリ
しました、その広さに。
日頃運動不足の身には結構こたえました。

木の物や花、さまざまな雑貨などのお店があったり、ハンバーグレスト
ランがあったり、十分楽しめました。
何よりメインの「銀河庭園」と呼ばれる庭園は広くよく整備され、一見
の価値ありです。

ココも又、車で20分程度で行くことができます。
TDLに行けなくても、USJに行けなくても、身近に素晴らしい施設が
ある事がプチ満足です。
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大地の恵み

千歳にある炭火焼肉レストラン 「大地の恵み
今日夕方のTVで紹介されていたが、見るのは二度目。

昨年の7月1日、5度目の入院間もない頃、病室のTVで見たのが最初。
その時の内容は、
定年前のお父さんが脱サラし、千歳にレストランを開く事を決意する。
新鮮な材料にこだわった北海道の味を提供するレストラン。

最初お母さんに反対されるが、そこに手を差し伸べたのが娘さん。
結局娘さんの力を借り、親子三人で開店する。
しかし娘さんには東京に婚約者がいる為、協力は一年限定とすることに。
軌道に乗ったお店は忙しく、お店の手伝いと、自らの結婚と、そして娘
さんの揺れ動く思いと、家族の絆と・・・。


自分の定まらない病状、おそらく再手術になるだろうという気持ちの中、
自分の家族と重ね合わせて複雑な思いで見ていたのものだ。


そして今日、二度目の放送。
娘さんの結婚までの道のりと、その後、夫婦二人でお店をやりくりする
様子が描かれていた。

一年前のつらさと、その後の病気との闘いと、たくさんの人の優しさが
思い出された。
本当に暖かい気持ちで見る事ができた。


これからの季節、北海道は最高の時期です。
景色も食べ物も、気候も最高です。

千歳にあるこのお店、我が家からは車で30分くらい。
是非一度行ってみたいお店です。
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起承転結

去年の今頃は苦しく痛くつらい時期でした。
むしろ移植前よりも。
「起承転結」のまさに「転」。
「転」「転」「転」の連続でした。

そんな時の心の拠り所はやはり人の優しさ。
妻であり、子供であり、親兄弟に友人。
みな方向性が同じ。
助かりたい、助かってほしい、と思う気持ちだけは共有していたと思い
ます。

そして今はこうしてブログを通じて、思いを共有できるたくさんの人達
がいてくれます。

闘病中の皆さんきっと、自分も含めて、今も「転」「転」「転」の連続
だと思います。
それじゃぁ「結」って完治すること?
少なくともワタシは死ぬまで病気に関しては「結」はありません。
ず~~っと「転」「転」「転」。

でも「転」「転」「転」の毎日、まんざらでもないです。
去年の「転」「転」「転」は本当につらかったけど、取りあえず一度乗
りこえられたし、おかげ様で今のこの状況があるし。


きっと頑張っていれば、本当の充実した人生の「結」が迎えられると、
今はそう思っています。
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新年だ~~!!

      ★皆様にとって良い年でありますように・・・★
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涙の一年

    誰か!プレゼントください!!



・・・・・・・・

昨年8月の発症以来、一年と五ヶ月が過ぎました。

劇症肝炎? 生体肝移植? B型肝炎? レシピエント? ドナー?・・・etc

それまで耳にした事はあっても、その意味さえ知らず、まったく他人事と思って
いたことが一気に自分の身に襲い掛かってきました。

言い知れぬ不安と恐怖、治療や手術やあらゆる痛み、そして無事に病院を出られる
のか、毎日これらの思いの連続で過ごしてきました。

その間、支えてくれたのは、もちろん家族や友人、そして全力で力を注いでくれた
医師や看護師。

絶望して泣き、痛みに泣き、かすかな希望に涙し、そして2度目の手術の成功には
一年分の苦しみと喜びに全身で感激しました。

本当に涙の一年でした。

この病気を通して、自分の病気に対する考えの甘さ、知識の無さを知りました。
もう少し知識があれば、また違った対処の仕方があったのではないか、と思う
ことはたくさんあります。

そして何が分からないのかが分からない、そんなジレンマがあり、知識を得よう
にも情報が乏しい、というのも感じ、そういう面での何かがあれば、と強く思いました。

このブログを始めたのもその理由の一つです。

もしこのブログが、同じ境遇の方の参考になれば、何か一つでもヒントになれば、
このブログの意味も違ったものになります。

自分のことを書くこと、真実を書くことで見る人が影響を受け、自分自身も自分の
価値観を見出せれば、こんなすばらしいことはないと思います。

このブログを通して、見知らぬ人から励ましを受け、勇気をもらい、感動をもらいました。

自分なんか比べ物にならないような苦しい体験をした方、志半ばで亡くなられた
方、家族の為、自分の為に精一杯生きていられる方、いろんな方がいる事を知り、
多くの方と知りあうことができました。

最高の財産だと思っています。



こんな大病を煩いながらもなんとか克服することができました。

まだまだ生きていける運命だったのかとも思いますが、ではなぜこんな病気に
なってしまったのか、とも思います。

生かされる運命であるなら、こんな病気にならなくても、と考えるといろんな
思いが浮かびます。

マイペースで突進してきた自分に対して、「ちょっと周りを良く見ろ」、
「自分一人では生きていけないんだぞ」、と。

何でもかんでも自分でやって、人に頼らなくたって、と頭の片隅にあったその
頭のてっぺんに釘を打ち込まれたようなものです。


体調に不安のある人はもちろん、健康な人も病気に関する知識を持って下さい。
私がこんなことを言っても、何の説得力もありませんが、知識が無い為に、そ
して自分自身の考えの甘さで、一年以上を闘病に費やすことになってしまいま
した。

もう少し早く対処していたら、と思っても後の祭りです。

発症する数ヶ月前、知人に「俺の知ってるヤツでさあ、ぎっくり腰で一年仕事
もできずに棒に振ったやついるんだよね」 と聞かされ、「そんなことになっ
たら大変だね」 と話していたのは自分です。


まもなく新しい年を迎えます。

自分はともかく、妻や子ども、家族に二度とこんな思いをさせるわけにはいき
ません。

頑張らなければ、と思うのと、頑張り過ぎると再発するのでは、という思いと、
それが今の最大の悩みです。

新年も多くの人に励まされ、助けられ、生かされていくのでしょうが、少しで
も楽しい話題と情報を、このブログからお伝えすることで恩返しができれば、
と思っています。
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★ Merry Christmas ★

           Merry Christmas !!
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ひとりぽっちのクリスマス


去年のクリスマスイブは病室で一人で迎えた。

11月の終わりだったか、12月の初めだったか、今となっては良く覚えてい
ないが、薬の種類を変えた為かおよそ2ヶ月におよぶ肝性脳症の症状も薄ら
ぎ、意識がはっきりしてきた。

その為、12月末までに退院、という話しも出たほどで、それは叶わなかった
が、クリスマスには一時外泊できるものと思っていた。

実際、医師からは一度OKが出ていた。

すっかりその気になって家族にも伝えていたのだが、直前になりそれも駄目に
なってしまったのだ。

その後、結局今年9月に退院するまで7回も入退院を繰り返すのだから、所詮
無理な話しだったのかもしれない。

しかも当時は4人部屋に入っていたのだが、12月中に1人、2人と退院して
いき、クリスマスの夜は自分一人になっていた。

4人部屋に1人というのは何度かあったが、かなりキツイものがある。
元々個室は嫌いで、大部屋でいろんな人と会話するのが落ち着けるし、しかも
クリスマスイブ、というのだからその寂しさといったら・・・

これも病気に比べれば贅沢な悩みなのかもしれないけれど。


今年はなんとか我が家でクリスマスを迎えられそうだ。

本当に色々なことがあった1年だったけれど、みんな元気でいられることが
何よりで、家族全員健康で新年を迎えられることが、普通のことが、幸せな
ことなんだと、つくずく思うのです。
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