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「病院嫌い」は嫌い

先月、以前の仕事仲間が亡くなった。

まだ40代半ばの若さ。甲状腺のがんだった。

昨年から入退院を繰り返しながら、それでも仕事をこなしていたようだ。



彼は、20代の頃からもうずっと東京で働いていて、今は家族もなく、親戚がこちらに居るだけで、病気を
知らされた後も、会社の所長が色々と世話をやいていたようだ。



寂し過ぎる。

札幌に居た頃の、時より見せる、はにかんだ笑顔が忘れられない。

合掌。






それにしても、

彼、ずっと前から自覚症状があったらしい。

のどの痛み、違和感、声のかすれ等々。


周囲は何度も病院に行くことを勧めていたようだが、もうどうにもならない状況まで行かなかったらしい。

その理由は、



いわゆる「病院嫌い」。



「検査で何を言われるかわからない」「入院が嫌」「手術が嫌」「いまさら何か言われても・・・」

「仕事が・・・」「時間が無い」「お金が無い」・・・・



病院に行こうとしない人の決まり文句だ。

そういう自分も、典型的な「病院嫌い」だったけど。



もう少し早く見つけられていたら、おそらく死ぬことはなかったと思う。




手術の前に、入院があるのだけれど、自分が病気を知った時、まずは1か月の入院と言われただけで、
それが嫌で嫌で。

1か月が異常に長く感じたものだ。


ましてや手術とか、全身麻酔とか、そんなもの、考えることさえ嫌で嫌でたまらかったものだ。







延べ1年以上の入院と、2度の大手術を経験してみて、今感じるのは、2、3か月の入院ならどうってこと
ないし、手術にしたって、麻酔ですぅっと眠らされて、気がついたらすべて終わっているんだから、
以前のような嫌悪感はまったくと言っていいほど無い。


そりゃぁ仕事に穴を空けるのは痛いけど。





亡くなった彼に、病院の勧めを説いていた所長、その所長本人に、昨日、ちゃんと検査をしているか聞いて
みると、

「いやぁ~全然行ってない。なんて言われるか怖くて。」


って、あんたねぇ。


やっぱり自分のこととなると・・・





なんとか「病院好き」になりたいところだろうけど、色んな先入観とか、検査の恐怖感とか、病院のあの何とも
言えない雰囲気とか、改善しなければならないことは多いのかもしれない。


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秋から冬へ・・・心も

コンサドーレ札幌の急上昇とともに・・・

反比例して、ファイターズの急降下。。




秋から冬にかけて、札幌ドームが、超盛り上がりますように。





・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・さて、

業務終了。
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医療費の不安

一つ気になる事があって、ただ、今までは曖昧なまま、その場その場で、悪く言えば適当にやり過ごして
きたことで、いまさらながら気になり出した「特定疾患医療受給者証」の適用範囲。



当たり前ながら、普段の検診や検査、治療はすべて対象になる。

もちろん肝炎に起因するもの。





それはいいけど、例えば泌尿器科。

入院中から肝炎の関連で掛かっていたので通常の検診は適用。



ところが、結石の時は、H大では適用だが、H大で紹介されたJ泌尿器科病院で体外衝撃波等の治療を
受けた時は適用外。

これも当たり前と言ってしまえば当たり前なのかもしれない。



あくまでも、「特定疾患医療受給者証」の疾患名は「劇症肝炎」。





入院中は、まぁそれこそ、H大病院内のあらゆる診療科にかかった。

それこそ産婦人科とか小児科とか、掛かりたくても掛かれない科を除き。



でもこれらは、これも当然ながらすべて適用。

ただ、移植手術前の歯科だけはまったくの別だったけど。




でも、退院し5年経った今では、移植医の紹介が無い限り適用にはならない。

逆に言うと、紹介状があればどうやら適用になるようだ。




だから時としておかしなことになる。

定期検診時、結石のことをH大の先生に相談し、一度離れたH大内の泌尿器科を受診する場合、紹介状を
書いてもらえるので適用、でも、診察の結果、体外衝撃波を受ける為、J泌尿器科病院を受診するのは
適用外、ということになる。


その辺の所は納得できる部分もあり、「重度心身障がい者医療費受給者証」もあるので困ることはなかった。






だけど、先日の検診で、肝がん数値の話しを聞き、思ったのは、もし肝がんと診断されたら、また、それ
以外の、胃がんとか大腸がんとか、もっと他の病気とか、免疫抑制剤を服用していることに起因する
(かもしれない)病気になった時、果たして「特定疾患医療受給者証」の扱いは。


当然のことながら「関係ない」と見なされ適用にはならないんだろうけど。





何が良くて何がだめか、まったく素人にはわからない。



だからこそ、「重度心身障がい者医療費受給者証」が貴重になってくる。






そういえば先日の、H大での検診時、保有する受給者証、身障手帳等の種類を聞かれた。




今まで、医師、看護師等、病院内での、いわゆる福祉制度、助成制度に対する認識は低かった。

驚くほどに低かった。



助成を受けられるのに、知らないが為に受けられていないとか、お互いの認識の甘さもあるんだろうけど、
少しでも、その辺の所を含めて、もっとこう、みな平等に情報を共有できるようになることを、そして
平等に安心して医療を受けられるような社会であってほしいと願います。

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良いこと悪いこと普通のこと

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検診も回数を重ねてくると、いいこともあれば悪いこともある。


いつも良い結果ばかり得られればそれに越したことはないけど、そうもいかないのはしょうがないこと。




昨日の6年目検診の結果は、いいことも悪いことも、それなりなこともあり、帰りの道すがら、例によって
複雑な気持ちになる。



血液検査の結果は、全般的にいつもと変わらず安定、これは普通というより喜ばしいことだろう。

ただ、肝がん等を疑うべき数値が、基準値超えで、でもギリギリ上限近辺ということで、次回検査で特別に
上昇していなければ大丈夫だろうということになった。




抗体値は、順調に下がり、残念ながらワクチン効果はみられなさそう。

先生には、


「かんぞうさんは、抗体が根付かないタイプなのかなぁ~。うまくいけば、もっと検診の間隔空けられるん
だけどなぁ。」


と言われ、やはりヘブスブリンからは逃れられない運命のよう。




そううまくはいかないようだ。




良いこともあったけど、でも決定ではなく、これからの行動にかかっているのでそれはまた。







それにしても、やはり、鎮静剤を使った内視鏡の直後のCT検査には無理があったようで、(やっぱりね)
内視鏡の方でCT検査を調整してもらい、順序を逆にしてもらった。


昨日の内視鏡(胃カメラ)、軽い麻酔を使ったのだけれど、自分の感覚では殆んど効いてなく、これなら
通常の方法でも良かったかななどと考えてしまった。






H大から与えられた造影剤使用履歴カード、





H大に初めて入院した2005年9月20日当日のCT検査に始まり、昨日のCT検査まで、CT25回、
MRI1回、IVP3回、肝生検1回、胆管チューブ挿入・交換2回、合計32回分、溜まりに溜まった。


造影剤を使う場合って、記憶ではおそらく3回に1回くらい、って事は32回の3倍=96回、約100回
弱検査を受けてきたことになる。

しかもX線レントゲンなら更にその数倍・・・




う~ん、何も言葉がない。





一度大きな病気をしてしまうと、その後は検査と治療の繰り返し。

逃れられない運命だけど、ここまでくれば慣れてしまって日常生活の一部とも言える。



そう、「普通」のことなのだ。

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望み

台風の前の静けさ、のような、現在(16時30分くらい)の薄気味悪い外の天気。


今晩から明日にかけてが要注意だとか、ラジオの天気予報で言ってる。




明日、検診日なのに。

いつも検診のたびに雨が降る。

雨男、か。



しかも明日は6年目検診、フルコース。

気が滅入る・・・。






やっぱり、なんでもかんでも一日に詰め込むのは無理があっただろうか・・・。









この時期の検診は、去年までは、ドナーの姉も一緒に、一年に一度の検査。

一年目、三年目、五年目と。


そのたび、自分のことより姉のことが、気になって気になって。


幸せなことに、これまで、姉には大きな問題は何一つなく、今も元気に暮らしている。

移植患者の自分にとって、ドナーである姉が元気でいてくれることは、何事にも替え難いことだ。





せっかくもらったこの命、できるだけ長く生きたいとは思うけど、心からの希望として、3歳上の姉には
自分より長く生きてもらいたい。


勝手に決められることでなく、あくまで運命、というのはわかっているけど、でも、先に逝く姉を見送る
自分、というのが、まったく想像できないし、したくないのです。
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指の痛み

前回のH大病院での検診時、痛みを訴えたということは、2か月。

でもその時点で、痛みが気になりだして2週間位経っていたような気がするので、2か月半、痛みが続いている。

左手人さし指付け根。




その時の先生の言葉の如く、「それこそ整形外科で診てもらってください。」を守るべく、近所の整形外科で
レントゲンを撮ってもらい、整骨院にも行き、湿布を貼って固定しても、いまだまったく改善せず。




右手じゃないのでまだいいものの、油断して変な使い方をしてしまうと激痛が走る。

キーボードを打つには不自由しないが、逆に、キーボードを打たねばならないので、仕事中固定しておくわけにも
いかず、困っている。





ここまでくると、このままにしておくわけにもいかず、整形外科の病院を変えてみようとも思うけど、レントゲン
で異常がなければ、また湿布かなんか処方されて、

「良くならないようならまた来てください。」

と、一番聞きたくない、医者の常套文句を言われそうで。







明後日、H大の検診時、相談してみようかなぁ~。

でも、外科は外科でも、外科違いだしなぁ~。

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これから・・・その1

休日に仕事をしていると、いつも複雑な気持になる。


仕事を「させて頂いている」充実感と、このまま時間ばかりが過ぎていく焦りというか虚しさというか。


やりたいことは、それこそ山のようにあるだけに、少しでも時間ができたならと思うけど、そこは自営業
の悲しさで、時間ができたら、つまり仕事が切れると思いっ切り不安にもなる。



悲しい性。



ある、尊敬している人が、かつて、

「俺は、とりあえず食うに困らないだけのお金は手にしたい。そうすれば、納得できない仕事までやらなく
てよくなる。
するとやりたいことをできる時間が作れるし、他の人の為にできることも増える。
決して自分だけが楽したいわけじゃない。」


と言っていた。




ある一部の人を除き、たぶん大多数の人が、働かなきゃならないから働いている。

自分の為、家賃の為、趣味の為、子育て、教育、ローン、医療費・・・







色々考えていると難しくなるけど、かつて病床で、「仕事ができない苦しみ」を嫌というほど知った身
としては、なんとも贅沢な悩みなのかもしれない。


でも、50になり、残りの人生を考えると、やっぱり複雑な気持ちにかわりはない。
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最近、旅してないなぁ~、と感じる毎日。

これだけどこにも行ってないと、早朝の、子どもの高体連会場への送り道中さえが、なんとなく旅に思え
てくる。

寂し過ぎるぅ。



今じゃぁ、定期検診でH大病院への行き帰りが、かなり遠く感じられ、体調の悪い時など苦痛さえ感じる
のだから救いようがない。




「さっ、旅にでも出るか。」

っと、つぶやいたものなら、すかさず、

「どこにそんな体力あるの!」

と、妻のツッコミ。





先日、何かの番組の北海道ランキング特集で、「トマムの雲海」の様子を見て感動!

特別遠くもない「アルファリゾートトマム



ここにこんな絶景ポイントがあったなんて。

これが素晴らしいのなんのって。








毎朝見ていた、ゴンドラ整備のおじちゃん達が、せっかくの絶景をたくさんの人たちに見てもらいたくて
環境を整備して始まったらしい。




秋の観光シーズンで、北海道に旅する人もかなりいると思うけど、北海道に住む人間でさえが、まだまだ
見知らぬ素晴らしい景色が、きっとたくさんあるんだろう。






旅するには、時間と、お金と、やっぱり体力は必要だ。
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ここにきて「光陰矢のごとし」

昨日妻に、

「去年、おばあちゃん亡くなったの、何日だったっけ?」

と聞かれるも、わからない。

「16日か17日なのは間違いないけど。手帳見ればわかるよ。」

と。


「なんか早いね~。あっという間だね~。」

「その間に受験も、東京行きもあったんだよ~。」






この歳になると、加速度的に時間が経つのが早く感じられる。

一年が濃密で、その都度、修羅場の繰り返し。




一歩判断を誤ると、とんでもない方向に物事が進んでいったことも少なくない。






きっと、自分と同年代の人たちは、同じような局面に立っているのでは。

40代、50代っていうと、まず自分の身体にガタがくる頃。

そして親が80歳前後になり、色々と考えねばならない事が増え、子どもは少なからず受験戦争に遭遇して
、しかも思春期の、それ特有の問題多き頃。



男性は仕事の面でも責任ある立場に置かれ、石をぶつけたくなるような上司と、笛吹けど踊らない部下に
挟まれ、女性は、仕事はもちろん、そこに家事一切が加わり、ストレスは溜まる一方だろう。




「いいとも!」の調査で、40代女性の、ダンナを始めとする異性を見る目が、異常なぐらい厳しいのを
見て、納得できるような、恐ろしいような・・・。







来年はまた、次男が受験年になる。

同居する両親も、一年一年、老いる。



考えることは、多くなる。





ただ、病気の経験の為か、細かい事にはまったく動じなくなったことだけは救いで、根本に

「生きてりゃいいさ」

って気持ちがあるから、雑多なことは気にならない。



ワニばあちゃん
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11PM

サバダバサバダバサバダバ♪サバダバサバダバサバダバ♪サバダバダーダバダ♪デューワー♪


な、懐かしい、11PM。

11PMのテーマ
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親の目を盗んで・・・






あれから40数年経ち、



今、11PM、午後11時は一番ほっとする時間。

仕事を終える時間。



普通に仕事をしている時は、だいたいが、8時半開始、夜11時終了。

一日何時間労働か、っていう話しだけど、その間に仕事以外に、食事するし入浴するし、銀行にも行くし。


会社勤めしていた頃は、一日18時間労働っていう時期もあったから、今、こんな身体でもなんとかなって
いるのかもしれない。




で、日が変わると確実に翌日に響くので、12時には寝る。

だから1時間。


つかの間の癒しの1時間。



この1時間、たいがいTVを見て過ごすのだけれど、毎日、この時間帯の番組が面白い。

NEWS、スポーツNEWSは基本として、月曜日から


「ほこ×たて」

「ぷっすま」

「グータンヌーボ」

「5LDK」

「A-Studio」

「スマステーション!!」

「情熱大陸」


と目白押しで、うまい具合に散らばっていい感じ。




TVを見ている隣りでは、妻がビールを片手に、盛んに何か話し掛けてくるのだが、時々生返事を
繰り返していると、怒られる。





そういえば、前に何かで読んだけど、男女の違いが、TVの見方で如実に現れると。


男は、見たい番組は真剣に見たい。だから他の話題を振られてもかまっちゃいられない。

逆に女は、よっぽど見たい番組でない限り、ずっと真剣に見ていられない。

なので、そんな時男に話し掛け無視されるもんだから、ケンカの原因となる。



これは、男が新聞を読んでいる時も同じ様なことらしい。



これは、きっと当たってる。だって我が家がそう。




適当に「ハイ、ハイ」とか言ってると、しっかり見抜かれるので、目と耳の、約3割を妻に向け、
残りの7割をTVに向ける。

高等技術だ。




ところが、そんなことは完璧に妻も見抜いていて、それを承知で話し掛けてくる。

それで満足できるんだから、それこそ裏技の高等技術だ。



いつまで経っても妻の方が一枚も二枚も上手だってことか。





サバダバサバダバサバダバ♪サバダバサバダバサバダバ♪サバダバダーダバダ♪デューワー♪


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ドクターヘリ

到着するのは入院中に何度も見たけれど、患者さんを乗せて離陸するのは初めて見た。





ドクターヘリ。



ちょうど、用事を済ませ自宅に戻った時、頭上を低空飛行するヘリ、それが数回旋回を繰り返した後、
近くの少年野球場に着陸、間もなく到着した救急車から患者さんを搬送、すぐに飛び立った。





ドクターヘリ、ヘリだから当たり前だけど、その離着陸にはかなり広範な空地が必要になる。

ちょっとした郊外ならその確保は容易かもしれないけど、都市部や住宅密集地だと難しいだろうから
必然、救急車での搬送距離が長くなる。






なんかこう、プロペラの必要の無い、垂直移動可能な小型機があったなら、なんて考えてしまった。


それこそ救急車ぐらいの大きさで、低空域は救急飛行機しか運航できないルールを作って、信号の
心配もなく、一般の駐車場に離着陸できればベスト。




広~い北海道なら、そうでもしないと命がいくつあっても足りない。










・・・・・・・

今日、のど自慢の応募ハガキを送った。

が、先日の祖母の一周忌でも感じたけど、無い、全然無い、体力が・・・


外で、大勢のいる中で、長時間過ごす体力が、今の自分には、無い。



な~まら 、 まずいっしょ。

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人に歴史あり

奈良県吉野郡十津川村は、明治22年8月に起こった集中豪雨により、集落の大崩壊をもたらされ、
死者168にのぼる大被害を被った。

生活の場を失った、約600戸2489人は、新天地北海道へ移住することになった。



被災2か月後、神戸港から小樽港へ3部隊に分かれて船での移動、小樽からは幌内鉄道で市来知(三笠)、
滝川屯田兵まで移動し、11月以降そこでひと冬を過ごす。

1890年6月、彼らが入地したのはトック原野。徳富川流域。

ふるさと十津川をもとに「新十津川」という村落を形成し、1890年に新十津川が開村となる。


「新十津川物語/川村たかし氏著より」



新十津川物語〈1〉北へ行く旅人たち (偕成社文庫)
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北海道樺戸郡 新十津川町の誕生物語だ。



その、新十津川町の母村、十津川村が、台風12号による土砂災害で、大変な被害を受けている。



歴史を超えて、一度ならず二度までも。









明治43年生まれ、生きていれば今年101歳になる祖母の、今日は一周忌法要。

親族一同、大勢集まり、天国でさぞかし喜んでいることだろう。


でも、今回のこの災害、天国で祖母はどんな気持で見ていることだろう。


新十津川町は、祖母が長年に渡って過ごしてきた故郷でもある。
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のど自慢予選会へ行こう!~2011PartⅣ

8月の、恵庭の予選会には呼んでもらえず、2008年から2連勝の後2連敗。


また来年、本来なら一年待たねばならないのに、今年はハガキ落選から1か月も経ってないにも関わらず
もう申し込みだ。



旭川予選会




昨年から今年にかけては色々あって、思う気持ちもあるんだけれど、でもハガキで落選ではどうにもならない。

原因を考えてみてもわかるはずもなく、なので対策の立てようもない。




でもなんか、もっと適当でも良かったか、とも思う。

やっぱ一番は選曲なんだろうけど、あれこれ考えているうちにマイナーな曲だったり、「40秒の壁」を
意識し過ぎたり、挙げ句、難しくてろくに歌えない歌を選んでいたり。





ただねぇ、

申込み者記入項目の8番目に


⑧ 選曲理由(詳しく)


とあり。

く・・・詳しく?




・・・詳しい選曲理由を書ける、しかも人前で歌える歌って、そうある?







とはいうものの、

明日、往復ハガキを買ってきて、早速応募しようと思う。


選曲理由はまったく思い浮かばないけれど、今度はやっぱりこれでいこうと思う。



時期も時期だし。




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秋の夜長

今日はこれから明日にかけて記録的雨が降るとかどうとか。

いくら道外に比べ涼しいとはいえ、最近は蒸し暑い。窓も開けられないし。




北海道は北海道なりに夜は寝苦しく、なかなか寝付けない日もある。

そうなると俄然色んなことを考え出す。


考えてもしょうがないことを、考え出す。



病気をしてからというもの、やはり気は弱くなっていることを実感している今日この頃。

あれこれ次から次と・・・、そうなると負のスパイラル。




自分って、こんな性格だったっけ?と思うが、体調が悪い時の、あの地獄に引きずり込まれるような感覚が
いきなり出現したりする。

不思議な感覚だ。





精神的なことって、一つのことを考え出すと、そこばかりに集中する。

振り払おうとしたってどうにもなるものではない。


じゃぁどうやって解決するかって?

それが(その問題が)、全部丸く収まれば最善なんだろうけど、でもこの歳になると、逆に、すぐ解決する
悩みとか問題って、無い。




常に問題を背負い、ほど良い距離感を保ってやっていくしかないんだと思う。





唯一、一瞬でも、消し去る方法はといえば、「新たな悩み」が出現すること、これだけだ。



秋の夜長と上手につきあう17の知恵
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知ること

病気の後、いつ頃からか、「まだ読んでいない本」が手元に無いことが、殆んどない。

そりゃぁそうで、最後の「まだ読み終わってない本」を読み終わる前に、ブ※ク※フか、コ※チ※ン※ォー
で仕入れてくるから。

結構そのローテーションは守られているんだけど、たまに次男に、「読む本が無い!」「※※か※※買って
きて!」と言われ、言われるがままブ※ク※フへ走る。パシリ、だ。


ブ※ク※フでは、基本、100均コーナーでしか買わないんだけれど、次男の要求は時として100均以外
のコーナーにある。

400円の本を手に取りながら、100均なら4冊買えるのに、と一人ごち。
大概自分も読みたい本だからまぁいいんだけれど。




そもそも本読みならば本屋で買え、ってな話しかもしれないけれど、やっぱり数を読みたい。
だからブ※ク※フ万歳。





そんな中、今、読み始めているのが、

パラサイト・イヴ (新潮文庫)
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今さらながらの『パラサイト・イヴ』だけど、

だけど考えてみると、この4~5年の間に読んだ本は、医療関係、病院関係の本が多い。

この本も、ギンギン移植話しが出てくる。


この本は腎臓移植だけれど、術前術後、その手順、手技等、かなり詳細に書かれている。

著者が薬学研究者で、大学病院に近い環境にいたから当然なんだろうけど。



そして、

そんな中からかなり知識を得るわけで、今になって「あ~そうだったのか!」と思う事の多いこと多いこと。






自分が病院で初めて移植を告げられた時、移植に関する知識は皆無だった。

しかも劇症肝炎で即入院、即検査治療、余命なし、という状況で、移植がなんたるかを考える余裕さえ
なかった。





知識があるかないか、せめて知っているかいないか、それでその後の状況が変わっていたかどうかはわからない
けれど、知ると知らぬでは自然に頭に入ってくる全てのことが別世界だ。


これはきっと病気だけの事ではない。

原発しかり、政治しかり、芸能界だってそう。




予備知識の有無は、物事を見る目を変える。

たぶん、今、自分が何気なく目にしているものの中に、将来自分の身に大きく関わってくる「何か」が
あるのだろうし、そう思って見ると色んな見方が変わってくる。
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