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10年目検診~その5

8月の胃カメラから始まった10年目の定期検診も明日のH大病院受診で終わる。

採血、エコー、CTと、骨シンチ、そして膠原病科。



10年目の今年はドナーの姉も5年振りに受診し、CT、採血の上、クロスマッチテストも行うことになった。





胃カメラ、大腸カメラでは、とりあえず大きな異常はなく、通常の血液検査でも異常はないので気楽に構えているものの、

頻繁に発熱したり、手の節々が痛かったり、やっぱりすべての検査が終わるまでは落ち着かない。






これから札幌は雪の中の生活になる。

病院までの、1時間が1時間半にも2時間にもにもなる。

それでも、スーツケースを持って、泊まり掛けで通院する人に比べれば絶対愚痴ってはいられない。



10年、病院に通い続ける生活、忙しくて嫌になる時もあるけれど、検診で安心を与えられるのだから。
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微小改造!!悲劇的ビフォーアフター~その1

我が家は築23年、屋根と外壁は何度かリフォームしたものの、室内は殆どいじっていない。

さすがにボイラーは耐用年数が過ぎ交換しているが、水周りもユニットバスの水栓を自分で交換したぐらい。



タバコを吸う人間もいないので壁、天井のクロスも状態はいい方だと思う。

良い大工さんに施工してもらったので、構造的な問題も特に無い。



「家」の寿命は、家そのものが半分、残りは「使い方」が大きな影響を与える、というのが持論。


悪い例を端的に言うと、殆ど換気をせずに、「結露が~」と騒ぐとか。

(ちなみに、結露でお悩みの方、一番の解決策は「窓を開けて換気する」ことです。)




ともかく、

されど23年、いくら使い方を気にしても、ダメなものはダメになるし、生活様式や家族構成が変わり、我が家もそろそろ、と思う。


最多7人居た我が家、今は親世帯と子世帯それぞれ2人、3LDK+4LDKの室内がいささか静かで寂しくなってきた。




本当は、先を考えると減築したいくらいだけど、現実的には難しい。

ならばやはり少しずつリフォーム、ということになる。



ただ、リフォーム(絶対にリノベーションという言葉は使いません。)、少しずつやること程無駄が多くなる。

やるなら回数はできるだけ少ない方がいい。



業者に頼む時はそう。






でも予算の関係がある。

ならば、

レッツ!DIY!!



ということで計画を立てた。


全部やろうとするとけっこうある。12項目ほど。




またこの先何年かかることやら。





で、手っ取り早いところで、とは言ってもリフォームでもなんでもないのだけれど、

一応、第一弾。



【室内物干し】

今までLDと、隣接する和室の鴨居にかけていた洗濯もの。

LDと和室を完全に遮断する形となり、見た目も雰囲気も変な感じだった。

23年、これできたからいいだろうとも思うが、便利なものはあったもので、ずっと気になっていた、

これ ↓







これがまた優れもので、シンプルかつ機能的、両サイド壁固定の、干しひも収納式。







右下のつまみを引出し、反対側の受けに固定、左下のつまみを回して固定する。









ひもは金属製ワイヤーで軽量極細、引っ張り強度も充分で、一度にちょうど洗濯機一回分の洗濯物が干せる。







取付には壁下地が有ることが絶対条件だけれど、これさえクリアできれば誰でも取りつけられる。






第一弾が、こんな、完全他力本願で情けない限りだが、これから少しずつやっていこうとは思っている。

時間と、体調と相談しながら。





ただ、ちょっと前の、妻の一言が、我が繊細な心に引っかかる。


「素人が、ちゃっちゃとやるようなリフォームなら、しない方が、まだいいからね!」

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よく分からない

妻の誕生日を10日に終え、ファイターズの今シーズンも終わり、盛り上がったラグビーワールドカップに感動させられ、

色々思うことがあったこの数日。





熱がようやく治まり落ち着いたのはつい最近。

熱が有る間も腰痛と肩痛はあるわけで、整骨院には通っていた。


6月の風邪に始まって、腰痛、大腸カメラ、また腰痛、肩痛、そして発熱。

どうにもこうにも優れない数カ月だった。



その間にはH大病院とK病院でそれぞれ定期検診を受けていて、血液検査では異常がない。

ということは肝臓に由来するものではないと考えていいのだろうか。

よく分からない。



ただ単に身体が凝り、腰痛、肩痛として現れ、普通に風邪をひき、軽い胆管炎を引き起こした、と考えていいのだろうか。

本当によく分からない。




今回、発熱の時、近医に行くよう指示された。

結果的に抗生剤で熱が下った、と、たぶん考えても良さそうで、それはそれで良かったのだけれど、でも色んな疑問は拭えない。


もっと困るのは、こういった状況をH大病院で検診時に伝えても、納得できるような答えを返してくれないこと。

診てないんだから当たり前と言うか、しょうがないのだけれど、いつも思うのは、血液検査の結果良ければ全て良し、で話しをまとめ

られてしまうこと。



検査結果とその時の体調、必ずしもリンクしませんから。





時には食い下がってみるけれど。

だって、聞くこと聞かず、やることやらず、後悔したくはない。



頻繁に熱出ると、やっぱりなんだか、いい気はしない。
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移植、10年目を迎えて

北斗昌さんの退院会見を見ていて、病人にとっての家族の存在がいかに大きなものであるか、改めて

思い知らされました。


特に移植は家族あってのもの、物理的にも精神的にも、その他もろもろ、家族無くして成り立たないものです。

そんな思いはこのブログで語り尽くしてきたけれど、これからは、もし機会を与えてくれるなら、本当の「言葉」

で伝えていかなければならないのだと思います。


10年、よく生きられたと思います。

命は助けて頂いたものの、振り返ってみれば、やはり苦しいこと、大変なことの方が多かったと思う10年、それでも

頑張れたのも、やはり家族の存在があったから。


そもそも根底にあったのは、やはり元気な身体から臓器をもらった、ということ。

この意味、ずっと、常に頭にあるこの事実、考え続けてきたことでもあります。

そしてこれから残りの人生、死ぬまで頭から離れないであろうと思います。





移植者の死亡原因のトップは自死、というのをかつて何かで目にしました。

単純に考えればとても理解できない不思議なこと。

と思っていました。

ところが、体調に問題ない時には何ら気にならないことが、体調を悪くするといきなりマイナス方向に気持ちが向かうという

経験を何度もするようになり、何かしらの鬱要因でも発生するのでは、と素人ながらに考えてしまうことがあります。


これらのことは決して話題のタブーにしてはいけないことだと思います。

もちろん、医学的にどうのこうの、というのは無いのだと思います。

であればなおのこと、こういったこともありのままに伝えていかなかればと思うのです。





家族と共に、ブログでたくさんの方にお世話になりました。

変わらず大きな存在です。

最初に出会った「生体肝移植38号の記録」の原さんには、大きな、生きていく勇気をもらいました。

亀太郎さんは、良きにつけ悪しきにつけ、常に一歩前を歩んで、大切な方向性を与えてくれています。

糸田さんのサイトから得られる情報は、これはもう一つのバイブルと言っていいと思います。


のんさん、ふうこさん、ナナさん、ピロさん、ベリーさん、ちーさん、ゆいさん、matsu-mamaさん、rizhongrenさん、のきんさん、

開設初期に出会うことができた方々のおかげで今までブログを続けられました。


ぷるぷるさん、ひささん、スカーレットさん、たくさんのアドバイスをもらいました。

Yukari さん、いちこさん、チャイさん、TAKUandMAMAさん、ななさん・・・・

本当にいつもありがとうございます。


ほかにももっともっと多くの方からコメント、励まし、戴きました。

ありがとうございます。


病気にならなかったら出会うことのなかった多くの人たち。

これらの出会いは、病気になって良かったと思える最大のことです。







今日、ドナーになってくれた姉と話しをしました。

10月4日という日を、もちろん姉は意識していません。

「あ~、今日だったんだ。」と。


10年という月日、今の状況、現実にみな元気でやっているという事実の前には、どうでもいいことなんですね。

それが幸せの証拠なのかと。







今までと同じように、これからの人生も大変なことの方が多いかもしれません。

状況として大変なこと、これは自分ではどうしようもないこと、でも、だからといって気持ちの上で大変だとは思いません。

そもそも生きていくことは大変なこと、そう思えば、時々あるちょっとしたことがとても楽しくなります。



10年一区切り、この10年生きられたことに感謝し、15年、20年、節目を一つずつ増やしていければと思います。


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