エルダーBP

登山 写真撮影等多趣味ですが最近は卓球で登山のためのトレーニングして 山岳写真撮影に励んでいます。

雪深い鏡平から双六小屋の巻

2018-05-03 | 岡崎シニア山岳会
昨年は南岳方向から槍を撮影しましたが今回は西からの撮影に臨みました。
まず鏡平山荘に予約を入れようとしましたが7月から営業、双六と鏡平、2泊テント泊で行くことになりました。
カメラ+交換レンズ+三脚 多分3.5kgくらいかなり重装備になります。
私のアイゼンは23年も使い樹脂部分の劣化が心配になってきたので、軽量化も狙いアルミ製を新調しました、1kg⇒500gかなり効果が有ります。
そして登山に臨みましたが、3日共天気に恵まれラッキーな反面、雪が緩み中々ハードで余裕を見て作成した計画通リで鏡平に着きました。
ところが山荘が見当たらず、意外にも完全に埋まっていました。
先客は1名、テント設営中でしたのでご挨拶に行きましたが不愛想、会話になりませんでした。
また私の近くにテントを設営した方は観光地図だけ持参で、鏡平山荘がどこに埋まっているか分からずにいました。
この時期、夏道は雪の下、地形を見ながらの登山になりますので大変危険な山行です。
そして今回多分20名位の方と会話しましたが、避難小屋でお会いした1名も会話が成立せず、珍しい体験をしました。
双六の避難小屋に居た2人は樅沢岳の帰りにすれ違いましたが、スキーを担ぎ西鎌尾根を縦走し槍沢を滑るそうです、こんな強者が来ています。
また30日行き会ったスキーヤーの多くは新穂高⇔双六日帰りです、そのくらい機動力があります。
2日目鏡平からの夏道はトラバースし弓折乗越に行くルートですが滑落すると数百m止まりそうもないので、弓折岳を直登するルートを選択しました。
これが正解でした、双六から下山して来る登山者3名は雪が緩ででかなり苦労していました。
双六に着くとテントは2張りだけ予想より少ない状況です、そして綺麗な避難小屋が使えることが分かり最初に入りました。
朝から良かった天気は曇り、視界が無さそうでしたので樅沢岳に登るのは中止し寛ぎました。
避難小屋はテントに比較し暖かで最低気温は8℃位でした、前日のテントは零℃以下でしたので大きな違いです。
翌日4時起床、晴れていたので急いで展望の良い、樅沢岳に登りました。
槍から西鎌尾根素晴らしい展望ですが残念にもモルゲンロートにはなりませんでした。
帰路弓折岳まで夏時間は1時間30分しかないのですが、雪が緩みかなり体力を消耗しました、しかしここからは先に登りは有りません。
鏡平を通らず直接左俣谷に下りました。
そして双六発が1時間遅れたので計画より1時間遅れて新穂高に帰りました。
今回新しいアルミ製アイゼンを使い刃先が鋭いので2回スパッツとパンツを引っ掛けました、幸い生地が破れたので転ばずに済みました。
登山中は「がに又」にならず靴を平行に出すように何時も意識していますが、中々悪い癖は治りません。
皆さんも「がに又」傾向にある方はアイゼンを付けない山行時にも靴を平行に出す、良い癖をつけることをお勧めします。