英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

『絶対零度~未解決事件特命捜査~SP』

2011-07-18 22:45:30 | ドラマ・映画
 前シリーズと今クールの繋ぎ的ドラマ。平たく言えば今シリーズの「番組宣伝(イントロデュース」とも言える。

 おもな見所
①事件の真相 その1
 放火殺人事件(被害者、産婦人科医院長&野沢)と14年前の八王子事件(被害者、不法滞在の若い女性)の2つの事件の真相


②事件の真相 その2
 野沢はなぜ院長に詰め寄っていたのか?


③(元)特命捜査対策室第4係のメンバー、桜木(上戸彩)、深沢(丸山智己)白石(中原丈雄)の苦悩、そして、塚本の……

 ①については、新生児売買の掟(生んだ子どもに会いに行かない)の見せしめと、後始末(足がつかないよう院長を処分、殺害)が真相だった。
 まあ、本命のテーマ②のためのステップなので、かなり無理な設定だった。新生児売買は、妊婦の健康管理、出産などリスクが大き過ぎる。
 不妊治療は大変(特に女性)で、報われないことも多いので、その辺の心情について触れるのは差し控えたいが、如何に子どもが欲しいと言え、身元がはっきりしない赤ちゃんを我が子として育てるのに抵抗はないのだろうか?

 ②、野沢は白血病の娘を救う(骨髄移植)ため実の母親を探していた。
 野沢が手に入れた写真を見て、それを撮った実の母親がどんな気持ちだったかを理解し、それを追随した桜木がその心情をプロファイリング?していく、このドラマの肝(キモ)を強引に入れた。
 結局、①②に無理があるため、ドラマが非常に間延びした感じになってしまった。
 そして、野沢親子の苦しみを理解し、苦悩する野沢の娘を救おうとする桜木もドラマの肝であった。ただ、桜木に人間として、刑事としての厚みがないため、説得力があまり感じられなかった。

 ③白石、深沢については大いに共感できた。特に、上司に逆らって、捜査続行を強行するのはお約束と言い、スカッとした。
 しかし、桜木については、あまり、共感できなかった。正直、前シリーズから何の成長もしていないように思えた。というか、そういう設定なのだろう。桜木が悩み、それをメンバーや室長・長嶋が助けるというのがこのドラマのテーマなのだから。
 「与えられた仕事をしっかりこなさないと、周りの信頼を得られないし、つまらない仕事のように見えても、それには意義があり、それをしっかり仕事をすれば己の血となり身となる」……それが室長の思いなのに、ドラマとしても、あまり言及していないように思えた。
 結局、そこらを「おざなり」(最近この言葉、マイブーム?)にして、②のプロファイリングもどきをメインにしてしまっていた。

 塚本の死は、途中から予想できた。やけに真面目で、「今回、使えるじゃん」と思っていたら、やたら桜木に絡んでくる。「ああ、これは」とピンと…。


 上戸彩は嫌いじゃない、どちらかと言うと好きなのに、桜木のキャラは好きになれない。「未解決事件特命捜査」という設定が、その性質(事件当時の捜査に問題があることが多い)ゆえ、ドラマとしては爽快感やが少なく、事件解決に至る捜査に不自然さがあり、中途半端感やモヤモヤ感が残る。
 今回も、そういった問題点が残り、また、桜木をヒロインとするストーリーが求められるので、ドラマとして散漫さがあり、ダラダラ感が非常に感じた。

その他の感想、突っ込み
・科捜研の竹林の「ミラクルが来た!」という一言で、凄い手がかりが得られるのは白ける。
・プロファイリングのプロ?の高峰(山口紗弥加)が捕まえた割には、立花をあっさり釈放するし、その後も立花を取り逃がすのは、失態。
・せっかく科捜研がタツノオトシゴを突き止めたのに、その方面を少しも捜査捜査しない。
・桜木、塚本を見殺し?
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中田章道七段作『鮮やか』 解答①

2011-07-17 16:32:50 | 詰将棋
7月13日記事『中田章道七段作「鮮やか」』の解答です。(タイトルの『鮮やか』は私が勝手に命名)


 問題図では、まず▲1一飛(第1図)と打ってみたくなります。



 ひねくれて取らずに合駒をする手がありますが、まず、素直に△1一同銀と取る手を考えましょう。△1一同銀に▲2一飛(第2図)と飛車捨ての第二段!

 これに△2一同銀と銀で取ると▲2三桂(変化2図)と綺麗に早詰み。



 なので△2一同玉とします。これには▲3三桂(第3図)と追い打ち。

 変化2図と第3図で桂が打てるのが初手の飛車捨ての効果です。2二の銀を1一に追いやることで2三や3三のガードがなくなっています。
 第3図の▲3三桂には△3一玉(第4図)と逃げるしかありません。

 さあと少しです。
 初心者の方もここから今一度、チャレンジしてみてください。3手で詰みます。
 ヒントは、コメント欄で。
コメント (6)
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『京都地検の女』 第1話 スタートSP

2011-07-17 08:46:29 | ドラマ・映画
(困った…書きたいと思うドラマが多いぞ。観ていないドラマ、レビューを書きたいものも溜まってきた。今回の『京都地検の女』なんて7月7日放映で、10日も経ってしまっている)

 一見、バラバラな出来事、人物が16年前の事柄で繋がっていて、それが明らかになっていく展開は個人的に好きである。
 殺人の根底には16年前の思いが流れていて、私のようなおじさんは、何とも言えないノスタルジーを感じた。16年前、事件の関係者は学生のサークル活動に燃えていて、純粋な思い、熱い思いを持っていた。殺人のきっかけは、その時、同胞が出産した娘を守るためであり、そして、その真相をその娘には絶対知らせないという思いが事件の解明を困難にした。
 表面上は「その娘を守りたい思い」だが、実際には「学生時代の熱く純粋な思い」がかけがえのないものと思い、それを守りたいという意思であった。
 男性二人は、当時の思いを失っていて、それを取り戻した途端、殺人、傷害致死(もしかしたら過失致死)に至ってしまった。女性の一人は、当時の思い出に囚われていて、前に進めずにいたが、今回のことをきっかけに、その思いを踏み越えて前進する、また、もう一人の女性はその時の思いをずっと大切にしそれをエネルギーにしてステップアップしてきた(事件と直接関わりなし)という対照的な今後であった。

 このドラマ、寺島進、益岡徹、渡辺いっけい、蟹江敬三と豪華男性俳優が脇を固めており、また、主演の名取裕子が演じる鶴丸検事も魅力たっぷりなので、事件を面白くデフォルメする必要がないので、ストーリーに無理を感じさせない。(解明のヒントをおばさん連中のやり取りの中に無理に入れるのが難点)
 あと、私の中では、名取さん演じるこの鶴丸検事と『法医学教室の事件ファイル』の二宮早紀監察医がだぶっています。まあ、どちらも好きなキャラなので良いんですけど。

その他の突っ込みと感想
①16年前の大雪で孤立した村だが、それほど山奥とも思えない。数日、孤立することはあっても何日も孤立するのは無理がある。
②出産間近の妊婦が雪道を歩くのは無謀。さらに、何日も孤立した村に留まるのも無謀
③皆が守ろうとした娘・望の話し方が三倉茉奈・佳奈そっくりなのだが、京都の女の子ってみんなそうなのかな?
④殺人を犯してしまった悪徳?弁護士・大倉琢磨(平岳大)、かなり頭が切れるのだから、殺人以外の解決法を見つけられるはず。
⑤有名シェフ・玉田光彦(池内万作)は、今回の件で過去の情熱を思い出したのに、その思いによって、事件と関わり、殺人(傷害致死?過失致死?)を犯してしまったのは気の毒。
⑥事件と関わりのなかったピアニスト・桂陽子を演じた堀内敬子さん、絶対零度では冷酷無比な女を演じていて、私はそちらを先に観たので、何となく複雑な気分で見ていた。それにしても、ほとんどピアノを弾いているシーンだった。
⑦過去に囚われていた松岡志保(高橋由美子)は、過去と決別し前に進もうとする。また、望は何も知らず明るく過ごしていく。そんなラストを見ていて、罪を犯した二人の男性は気の毒だなあと思った。
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『ブルドクター』 第2話

2011-07-17 00:31:43 | ドラマ・映画
 第1話より面白かったです。ちゃんと解剖もありましたし。

 しばらく傍観者状態が続くと思っていた名倉潤之助(稲垣吾郎)が、いきなり事件に巻き込まれ、しかも容疑者。
 まあ、メーンの人物なので、早めに人物像を明確にしておきたかったのかもしれません。あと、第1話で出番が少なかったので、早めに彼を動かさないと稲垣ファンに背を向けられることも考慮したのかもしれません。

 さて、ブルドーザーこと大達珠実(江角マキコ)が研究室のメンバーや釜津田警部(石原さとみ)を強引になぎ倒したり引っ張り回すのですが、メンバーも若干感化され気味、釜津田に至っては影響大と言えそう。今後、珠実といいコンビになるかもしれません。
 となると、名倉の立ち位置が微妙になってくる。今回、意外と「いい奴」な部分を見せましたが、法医学者としての立場は、珠実とは違うことを明確に打ち出しました。
・法医学者は現場に行くべきではない。法医学者の本文は研究と教育で、現場は刑事に任せるべき(大達は現場に行って解剖が必要かどうかを見極めるべき)
・解剖はすべての遺体に対して出来るものではない。線引きが必要で、解剖は警察の依頼があったものだけ行うべき(珠実は警察(検視官)を信頼できない)

その他、突っ込みや感想
①遺体を調べていた検視官が「餅がのどに詰まっている。窒息で間違いないね」と断定した直後、珠実が「ちょっといい?」と検視官を横に追いやり検案し「お餅がのどに詰まっている」としゃあしゃあと見解を述べる。「今そう言ったはずじゃあ」と検視官はムッとする。
 コントを見ているみたいで面白かったが、やはり珠実は検視官を信用していないのではないだろうか。
②犯人の母親(山下容莉枝)が犯行が不可能(手を痛めていて力作業ができないことを立証するために、わざわざお米を買わなくても。
③山下容莉枝さんも不幸な母親役が多いなあ。しかも、息子溺愛型。
④やはり珠実の家庭の話はなくて良いと思う。その分、事件の真相解明に時間を掛けて欲しい
⑤鑑識が植木鉢の煙草の灰を見逃すとは思えない。
⑥他殺が濃厚になったのに、現場を素手で触る武田美亜(志田未来)。
⑦駐車場で飛び出し轢かれそうになった武田に注意しないで、運転していた男を叱る珠実
⑧私は、自分の身内の死因に納得できなかったら、解剖して欲しいし20万円も惜しくない

 面白くなりそうなので、当面は視聴しようと思います。ただ、記事は書かないと思います(気楽に観たい)。出来が悪くなれば、イチャモンをつけるかもしれません。
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『新・警視庁捜査一課9係』 第1話「消された女刑事」

2011-07-15 17:18:00 | ドラマ・映画
 既に第2話が放映されていますが、第1話です。
 実は、このドラマ第1シリーズの初回から観ています。が、多分、ブログでは取り上げたことはなかったと思います。それは、このドラマがつまらなかったとか、書くに値しないとか言うのではありません。というより、かなり面白いし、ストーリーに齟齬が生じたこともほとんどなかったんじゃないかと思います。事件の真相が見えにくく、真相が分かって「そうだったのか」と感心することも多いです。かといって、事件のからくりや捜査などに無理があるわけでなく、上手に伏線が張ってあるという印象です。
 基本的には捜査が主体で、それに人情を絡ませることもあるが、シリーズによりその比重が違う。青柳刑事の(吹越満)の恋人、村瀬刑事(津田寛治)の婚約者、矢沢刑事(田口浩正)の妻などが絡み、重たくなったシリーズもあったが、最近は脇役を絞り込み、捜査の比重が重くなってきている。

 係長をはじめ、個性豊かな刑事たちが、ばらばらに行動しつつも、絶妙なコンビネーションで事件を解決していく。また、個々に反目したりしているが、心底では信頼しており、それらのやり取りも見ていて面白い。

 今シリーズは、村瀬主任が14係の係長に就任し、9係と14係がどう絡むのかと見ていたら、村瀬の部下の不祥事で責任を取る形で、9係に舞い戻ることになってしまった。このことにより犬猿の仲の村瀬と青柳の立場が逆転(青柳が主任)、さらに二人のバトルが強くなるのが、今シリーズの特徴かもしれない。
 それはさておき、今までブログに取り上げなかったのは、内容に満足しているので、ことさら放電することもないし、わざわざ取り上げて、気楽に視聴できなくなるからです。しかし、今回は「ちょっとなあ~」と感じることがありました。

 今回の話(事件)をかいつまんで説明すると、
殺されたホステス・明美には、離婚歴があり、元夫と息子に定期的にあっていた。かなり、だらしない面もあったが、息子を愛していて、アレルギーの息子用にケーキのレシピまで作るほどで、お金を稼いで、息子を引き取りたいと思っていた。
 そのため、弱みを握った人物を強請ったが、逆に殺されてしまった。
 実は強請った相手は二人いて、ひとりは村瀬の現部下の女性刑事。14係はある殺人事件を扱っていて、その殺人の目撃者が明美だった。明美はその証言を約束していたが、その女性刑事を見て証言しないと態度を翻したのだ。
 明美は過去に万引きで捕まり、それが原因で離婚に追い込まれたのだが、その万引き現場を押さえたのが、その女性刑事だった。
 完全な逆恨みであるが、証言しないという明美に、何とか証言するよう頼む女性刑事。明美はそこに付け込み、女性刑事に明美を買収するよう仕向け、金を出したことをタネに更に脅す。
 非常に巧妙な罠で、入れ知恵したのが弁護士で、この弁護士もそれをネタに脅され、殺人に至ってしまった。

 そんな事件の真相だが、この話の結び方が気に入らない。
 浅輪刑事(井ノ原快彦)が恋人・係長の娘・パティシエールの石川倫子(中越典子)に、明美のレシピを元にケーキを作り、明美の息子に食べさせる母の愛情話で締めくくっているが、この母・明美こそ、元凶のはず。
 万引きをして離婚を余儀なくされたのは、他ならぬ自分のおろかな行為。さらに、それを逆恨みして証言拒否から強請り、更に弁護士を強請る。
 そのせいで、女性刑事は退職、弁護士は殺人を犯してしまう。女性刑事、弁護士にも非があるのは間違いないが、この明美さえいなければ、そういう憂き目に遭わなかったはず。
 それを子どもには罪はないといえ、母親の愛情レシピで締めくくるのは、どうかと思ったわけです。


 その他の感想
・鑑識で『相棒』に登場する鑑識の米沢守(六角精児)が登場したのには驚いた
・「消された女刑事」というタイトルは、内容と合っていない
・田口浩正さん(矢沢刑事)、『仁』で幕末で活躍したせいか、痩せていた
・内田朝陽さんは1回だけ
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早くやめてほしい

2011-07-14 22:58:28 | 時事
 今回の記事は、管総理の行為について言及しているもので、原子力発電(原発再開)を肯定しているものではありません。

「原発に依存しない社会、実現を目指す」
……何か言っています。相変わらず、点数取り(日本の将来を考えているポーズ)の思いつきの発言です。
 「辞める」ことを表明した総理が将来の方針を言及しても、絵空事としか思えません。

 今までにも書いていますが、氏の発言は点数稼ぎの思いつきとしか思えません。
 書く機会を逸していましたが、いきなりストレステストを実施すると発表。
 海江田万里経産相が再稼働を要請し、玄海町町長も了承した矢先、それらをひっくり返すような突然の総理の発言。
 浜岡原発運転停止の時もそうでした。新たな安全基準に向けてあれこれ施策していたのを覆す突然の方針変更。
 ストレステスト、浜岡原発停止の判断が正しいかどうかは分かりません。ただ、その結論に至る過程が、熟慮の結果ではなく、思いつきによるもので、たとえ結果がよくても、そういう過程で国の大事を決められては、今後、それこそ大事に至る可能性が大です。こういう上司のもとで働く方々は、それこそストレスが溜まりっ放しじゃあないでしょうか。
 しかも、ストレステストの実施発言は、自身の保身のためのように思えてなりません。運転再開の要請が総理の指示だったのか、再開要請をするのを渋々了承したのかは私には分かりませんが、総理も運転再開を要請したのは事実です。そのことで、総理が原発容認派と見られるのを恐れ、それを打ち消すため、国民から支持されるであろうと考え「ストレステスト」を実施することを打ち出した。
 まさに、浜岡原発の時と同じ手法。さらに、今回の「原発に依存しない社会」発言も全く同様な発想・手法です。

 総理が後退して、政治空白が生じるのは避けて欲しいのですが、管総理には辞めて欲しいと心の底から思ってしまいます。
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前クール『BOSS』『ハンチョウ~神南署安積班~』の感想

2011-07-14 18:58:45 | ドラマ・映画
 今更ですが、前クールドラマの感想です。

『BOSS』
 前シリーズ同様、クライマックスのどんでん返しが見せ場でしたが、そのどんでん返しの捜査や仕掛けをほとんど明かさないので、犯人の裏をかくというより視聴者の裏をかくことに主眼を置き過ぎて、ストーリーを楽しめなかった。
 『遠山の金さん』の桜吹雪、『水戸黄門』の印籠で、悪役(犯人)をギャフンと言わせる(ギャフンと言った奴はいないが)見世物と考えた方がいいのかもしれない。せめて、犯行の動機や計画やそれに対する捜査がしっかりしていれば面白かったかもしれないが、そこはおざなりにして、どんでん返しに精力を注いだ感があり、観るべきモノが少なかった。
 そういう質の中で、ギャグやおふざけを入れても、メリハリがつくどころか、さらに質の低下を感じさせただけのように感じる。

『ハンチョウ~神南署安積班~』
 マンネリを恐れたのだろうか、シリーズ開始の冒頭で安積(佐々木蔵之介)が銃弾を受けたシーンや、村雨(中村俊介)の栄転話を組み入れた。
 特に安積狙撃シーンは衝撃的だったが、最終話まではほとんど関係なかった(ドラマの各回の最後に安積に脅迫物が送られてきたのみ)。なのに、毎回、狙撃シーンを挿入するのは、視聴者の関心を引く小細工としか思えない。
 しかも、脅迫し狙撃した犯人は、黒幕に踊らされていただけで、脅迫物にはほとんど意味がなかった。
 そういう負のイメージがあるせいか、各話の話そのものも内容が薄く感じられた。
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チガヤ、ホタルブクロ、マツバギク 【6月25日撮影】

2011-07-13 11:20:54 | 歳時
【6月25日撮影】

チガヤ(茅) (イネ科)
 春、桜や菜の花などで登場した河原(堤防)です。
 以前は生息しておらず、最近(今年か昨年)気がつきました。

 ススキの小型版みたいです。生息地もススキと重複。ススキの方が背丈が高く有利なのですが、年に何回か人の管理がある(刈り取られる)所では、生育が早い回復力のあるチガヤが優勢になるそうです。人の手が入らない所では、ススキに負け松林などで生息するそうです。
 春に赤紫の花序をつけ、その後、小穂(しょうすい)というところから白銀の絹毛(穂)をつけるようになります。
 最初は細く棒状ですが、徐々にふわふわしてきます。撮影時はちょうどその時期でした。
 秋から冬にかけて、今度は葉が紅葉し赤紫色に染まります。落葉樹の紅葉の原理と同じで、晩秋になると葉緑素が分解し緑色が消え、それと同時に葉に蓄積した糖やアミノ酸が光合成を利用してアントシアン(赤の色素)が生成されると理解しています。
 色のバリエーションで、一年を通して楽しませてくれ、若い花序も咬むと甘みがあり、甘味料として用いられたこともあるそうです。
 季節による変遷は『植物雑学辞典』の「チガヤ」の項が非常にわかりやすいです。

【6月25日撮影】

ホタルブクロ(蛍袋)ヤマホタルブクロかも?  (キキョウ科)
 これもいつもの山ベタで、先日のヤマアジサイのそばに咲いていました。山野や丘陵に生息する野草ですが、人里にも見られます。

 『Wikipedia』によると、「花色には赤紫のものと白とがあり、関東では赤紫が、関西では白が多い」そうですが、青や紫、ピンクのものもあるようです。

【6月25日撮影】

マツバギク(松葉菊) ツルナ(ハマミズナ)科
 撮影場所不明。あちこちで見かけ、街路樹の下にもよく見ることができます。あと、庭の石垣のところにビッシリ咲いているのも見かけます。この写真は家からホタルブクロの撮影地点までのどこかです。
 「キク」という名がついていますが、キク科ではありません。また、サボテンギク(仙人掌菊)の別名もありますが、サボテンとも関係ないようです。
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中田章道七段作 『鮮やか』

2011-07-13 10:43:31 | 詰将棋
 久々の詰将棋です。

中田章道七段作・『鮮やか』(私が勝手に命名)
中日新聞系地方紙6月24日掲載
9手詰・5分で初段、10分で2級

 相変わらず鮮やかです。
 解き慣れた方なら、「ああ、あの筋か」と浮かんでくると思います。

 ストックがかなり溜まってしまいました。
(私の作でないので「ストック」と言うのはおこがましいですね)
 解説が雑になるかもしれませんが、ピッチを上げていきたいです。
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郷ひろみコンサート

2011-07-12 17:41:04 | 日記
 郷ひろみコンサート「Concert 40th Anniversary Celebration 2011」「GIFT ~40年目の贈りもの~」に、日曜日(10日)に行ってきました。
 3年前、昨年に続いて3度目のコンサートでした。2年前は先行予約(抽選)の申し込みを逃してしまい、本発売の日に娘は携帯電話で、私は公衆電話に待機して10時ジャストに発売元に電話を掛けました。………まったく繋がりません。ダメかと思いましたが、もしかしたらと30分ほど粘り、ようやく繋がったら「完売した」とのアナウンスが流れました。初夏のよく晴れた暑い日の思い出です。
 実は昨年も先行予約に失敗したのですが、金沢公演の先行予約が残っていたので、それをゲットし、金沢まで行ってきました。

 今年は、過去の失敗を肝に銘じ、福井公演のチケットをゲットしました。北陸のコンサートは郷ひろみに限らず、キョードー北陸が仕切ることが多いのですが、ここがけっこう強気
。先行予約(抽選)の申し込み(4月1日)の後、当選メールが届いたのが4月19日の午後3時過ぎ。
 そのメールには、申し込み期限の22日までに14,600円(7,000円×2+手数料600円)振り込めとあります。
 毎回そうなんです、ここは。ちなみに、入金確認のメールが届いたのが29日。ちょっと、遅くないですか?かなり不安です。チケットが届くのもかなり遅いです。

 さて、毎回、けっこう苦労してチケットを入手するのですが(当然代金は私持ち)、送られてきたチケットを見て、座席の位置を確認して、「けっこう後ろなんだ…」とぽつり。
 「ありがとう」はどうしたんだ、「ありがとう」は!(笑)
 でも実際、2000人収容の会場の前から5分の3ぐらいの位置。確かに、もっと近くの席がいいなあと思います。ファンクラブに入るしかないのかなあ(年会費10,000円、入会金1500円)。

 3年前、郷ひろみのコンサートを初めて観た時、感動しました。
 52歳とは思えない、スタイルとエネルギッシュさ。アップテンポの曲は会場総立ち、手拍子、手を頭上高く上げ左右に振る、振り回す!『お嫁サンバ』『2億4000万の瞳』『Goldfinger'99』などはもう会場は熱狂の坩堝(るつぼ)と化します。
 私は女性の後ろ姿(逆光)なので、そのエネルギッシュさに圧倒され、違和感は感じないのですが、開演前の様子を見ていると、多分平均年齢はかなり高い。かなり気合の入った出で立ちをしている方もいました。
 ま、それはともかく、会場の雰囲気に圧倒され、郷ひろみのエンターテイメント性に見惚れました。
 彼のステップやアクションの激しさ、また、それがどのように決めれば格好よく見えるか、喜ばれるかを探求し極めたポーズ、それにスタミナ・体力。そして、歌唱力。音程、リズム、声量、申し分ないです。若いころはそうでもなかったのですが、完璧主義で日々修練したのでしょう。歌唱力は想像以上でした。エンターテイメント総合力はトップクラスでした。
 もう、凄く感激したのを覚えています。

 さて、最も私が感心したのは、彼のサービス精神。
 まず、「拍手、ありがとう」「会場の雰囲気や盛り立ててくださる皆様が素晴らしい!」
など、観客を讃え、感謝する。もう、さらに、観客の心を鷲づかみ!さらに、会場が盛り上がる。
 それから、MCもうまく、サービス精神旺盛で面白い!最初は仕方なしに、妻につき合ったのですが、これは機会があったら観るべきです。ちなみに、男性は20人~30人に1人ぐらいです。過去3回とも同じぐらいの比率でした。

 さて、今回の感想です。(「ようやく」かよ)
 昨年も感じましたが、ほんの少しだけ、ほんの少しだけ、アクションが(下半身の動き)が緩やかになったかもしれませんが、やはりすごいです。トークの切れが多少落ちた気がしました。
 もちろん、それは本当にわずかで、私の気のせいかもしれません。
「今年は全部シングルカットされた曲です」
         ・
         ・
         ・
「ただ今の2曲もシングル曲で……隠れた名曲です。……いえ、隠れる必要はなかったんですが(売れなかった)……私の力が足りなくて……」
 場内、爆笑!


 会場の熱気は、3年前と変わらず、いえ、それ以上でした。
 単純に考えると、3年前とは平均年齢が3歳高くなっているはずなのですが……


【追伸】
 今年は隠れた名曲が多くて、『よろしく哀愁』『哀愁のカサブランカ』がなかったのが、少し残念。
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