オフィスビルの屋上で、中年男性の刺殺遺体が発見された。
被害者は、中松誠という広告会社の社員。複数の刺し傷があったことから、捜査一課は怨恨の可能性を視野に捜査を始める。
手掛かりは、凶器である刃渡り22センチのハサミと、ハサミの指紋を拭ったとみられる『T』の文字が入ったハンカチ。
関係者に聞き込むと、中松は出世争いに負け、閑職に追いやられていたことが判明。
(番組サイト:あらすじより)
★容疑者たち
1.中松とは同期でライバルだった田川浩(白畑真逸)クリエイティブ部部長
・中松との出世争いに勝ち、中松を閑職に追いやった
・中松は田川の多額の架空請求を告発しようとしていた
・告発をやめるよう中松に頼んでいた
2.中松の部下の山村拓也(成田瑛基)
・中松の左遷に巻き込まれ閑職に
・中松のパワハラまがいの態度にストレスを感じ、同僚に「死んでくれないかな」と漏らしていた
・凶器の長ばさみは、スクラップ用のはさみで山村のモノだった
・事件当日は早退したと言っていたが、総務の記録では早退していなかった
3.中松の妻、中松陽子(冨樫真)
・中松とは別居しており、離婚をしておりマンションを購入し、金が必要だった
・後に、経理部の天野と不倫をしていることが判明
・中松を邪魔と思った天野が殺害したという線も…
4.謎の男
・ドラマ冒頭の現場検証を眺めながら「俺が殺ってやった」と独白
・右京らの捜査を監視しながら、被害者中松の悪口などを言う
★中松が自殺だったと知った容疑者たちの懺悔
1.中松とは同期でライバルだった田川浩(白畑真逸)クリエイティブ部部長
告発をやめるよう頼む際、上層部の中松への評価が非常に低いことを告げたが、仕事が生きがいの中松にとっては、言ってはいけない言葉だった
2.中松の部下の山村拓也(成田瑛基)
自分を信頼していた中松を裏切り、告発を田川にリークした。中松はそのことに気づいていたようで、中松を傷つけてしまった
3.中松の妻、中松陽子(冨樫真)
中松は仕事一筋だと思っていたが、退職後の夫婦生活を楽しみにしていた。
中松を支えていたのは仕事ではなく、退職後の楽しみだったと知り、それを壊してしまったのは自分なのだと
★中松自身が自分を殺した理由
・田川が告発を止めるよう説得した際、「告発によってクリエイティブ部が解体されたら部下はどうなる?」と言った言葉に、《なんて部下思いなんだぁ、それに比べて、あの男(自分)は自分のことばかり…》
・裏切られると狼狽する…それだから。みんな去っていく(妻もそうだった)
・何十年もそうだった(嫌な奴だった)……誰も、自分さえも幸せにできない。生きていても何にもならない。死んで当然の男だ
自分に嫌気がさすほどのダメさに人が去っていく……誰も自分を必要としないという孤独感……そして、自ら命を………
結局、サブタイトルの「ある晴れた日の殺人」とか、「俺が殺ってやった」とか、殺人を印象付けるミスリードで、自殺だったというオチ。
でも、聴取での回想シーンで中松本人の姿は映らないので、「謎の男=中松本人」だと気づく視聴者は多かったはず。その他にも、強引で無理があるミスリードが多かった(後述)。
さらに、《殺人で、犯人は誰?》と思わせるストーリーで、(まあ、推理ドラマ、刑事ドラマは大抵そうなのだが…)、関係者を皆、妖しいと思わせるため、最初の頃は殺害動機のある状況や心理を示し、徐々に、中松に対するプラスの思いを提示させていた。
そして、右京が《自殺だった》という真相を語ると、手のひらを返したように懺悔が始まった(笑)
もしかしたら、《謎の男は実在していて、中松を刺したものの、とどめを刺した犯人が別にいる》というパターンも考えたが、会社で誰も中松に話しかけたり、目が合うこともなかった点、中松の回想シーンに本人の姿が映らない点から、やはり自殺だろうと。
★今話の教訓
・中松は自己評価が低すぎ。そのせいで、自分は人から必要とされないと思い込んでしまった。また、自分を好きになれず、自己嫌悪に陥った。
《必要とされていない》《自分は嫌な奴》という思い込みで、気持ち的に、他人を拒絶し、自ら遠ざかってしまった。その結果、孤独感に苛まれることになってしまった。
・やむを得ない事情があったとしても、自殺は人との縁(繋がり)を自ら断つという事。残されて、繋がりを切られてしまった人、自分を必要と感じている人に喪失感を与えることになってしまう。自殺はダメだと思う。
せめて、残された者が悩み苦しまないよう、自殺に至った理由を書き残すべきであろう。
★強引で無理のあるミスリード
①Tのイニシャルのハンカチ
結婚前(しかも、つき合うきっかけ)の彼女(妻)のハンカチは大切なものだが、年月の経った今、身に着けているものなのか?
②凶器のはさみ
部下に罪を着せるつもりで彼のはさみを凶器に使用したのなら、指紋拭き取りも理解できるが……まあ、死の間際《ふと思った》のだから、納得しよう。
でも、そこまで衝動的でなかったのだから、部下の持ち物で死ぬのはやめた方がいいと思う
③遺留物の水増し請求の企画書を破ったのは誰?
確かに、告発をやめるよう説き伏せられた際、中松がくしゃくしゃに丸めていたが、破ったのは誰?
あの時丸めた企画書を持ち帰り、その後、中松が改めて広げて破ったのだろうか?
では、セロハンテープで張り合わせたのは誰?
④田川の水増し請求の件は不問?
横領か詐欺か背任なのかは分からないが、不問だったよね。いいの?捜査一課も、特命係も。
それに、田川が告発をやめるよう説き伏せた時、《部下思いなやつだ、それに比べて、俺は…》て中松は間抜けだよな。そんなの田川の苦し紛れの言葉に決まっているだろう。
そのシーンを皆の前で堂々と回想し、《自殺したのは俺のせいだ》と臆面もなく語る田川、それを黙って聞くあの場の面々も面々だ。
⑤部下・山村の早退の真相
山村の早退は嘘と思わせて疑惑を深め、山村のスクラップブックを右京が検証し《山村は本当に早退していた》と推理を披露させ、凶器のはさみは山村のものだったと確認させるため事象。早退したことに深い意味はなかった。
あれだけ、まじめにスクラップを取っていた山村だが、有休が残っていないほど休んでいたのだろうか?
⑥妻の登場が遅い
普通、遺体発見現場か警察で事情を聴取するシーンがあると思うが……実際に遺体確認の際、いろいろ聴取されたといっていたが、登場のタイミングが不自然。
《実は自殺で、犯人と思われる男が本人の幽霊だった》というオチは、どこかで見たような気がする…気のせい。
デジャブ感はともかく、早い段階で真相が見えてしまった。
無理のあるミスリードも多く、残念な回だったと言わざるを得ない。特に、水増し請求不問の件は許せないなあ
第1話「復活~口封じの死」
第2話「復活~死者の反撃」
第3話「復活~最終決戦」
第4話「贈る言葉」
第5話「光射す」
第6話「マイルール」
第7話「かわおとこ」
第8話「操り人形」
第9話「生まれ変わった男」
第10話「紅茶のおいしい喫茶店」
第11話「二人」
第11話「二人」【追記】
第12話「お宝探し」
第13話「死者の結婚」
第14話「ディアボロス」
第15話「食わせもの」
【ストーリー】番組サイトより
晴天の屋上で発見された会社員の遺体
複数の容疑者から真犯人を特定せよ!
オフィスビルの屋上で、中年男性の刺殺遺体が発見された。被害者は、中松誠という広告会社の社員。複数の刺し傷があったことから、捜査一課は怨恨の可能性を視野に捜査を始める。手掛かりは、凶器である刃渡り22センチのハサミと、ハサミの指紋を拭ったとみられる『T』の文字が入ったハンカチ。
その現場にひょっこり現れた右京(水谷豊)と亘(反町隆史)は、いつものようにシレっと捜査に加わる。関係者に聞き込むと、中松は出世争いに負け、閑職に追いやられていたことが判明。
容疑者として、ライバルだった同期の男や、中松の巻き添えで左遷された部下の男が浮上してくる。さらに、離婚を望んでいたという妻には、社内の男性との不倫疑惑が。怪しげな関係者たちが浮上してくるいっぽう、神出鬼没の“謎の男”(高橋和也)が、捜査の動きを注視していて…!?
出世のライバル、一蓮托生の後輩、不倫妻と交際相手…
次々に浮かんでくる疑惑の人物たち
二転三転の末、明かされる驚がくの真実とは!?
ゲスト:高橋和也
脚本:徳永富彦
監督:橋本一
被害者は、中松誠という広告会社の社員。複数の刺し傷があったことから、捜査一課は怨恨の可能性を視野に捜査を始める。
手掛かりは、凶器である刃渡り22センチのハサミと、ハサミの指紋を拭ったとみられる『T』の文字が入ったハンカチ。
関係者に聞き込むと、中松は出世争いに負け、閑職に追いやられていたことが判明。
(番組サイト:あらすじより)
★容疑者たち
1.中松とは同期でライバルだった田川浩(白畑真逸)クリエイティブ部部長
・中松との出世争いに勝ち、中松を閑職に追いやった
・中松は田川の多額の架空請求を告発しようとしていた
・告発をやめるよう中松に頼んでいた
2.中松の部下の山村拓也(成田瑛基)
・中松の左遷に巻き込まれ閑職に
・中松のパワハラまがいの態度にストレスを感じ、同僚に「死んでくれないかな」と漏らしていた
・凶器の長ばさみは、スクラップ用のはさみで山村のモノだった
・事件当日は早退したと言っていたが、総務の記録では早退していなかった
3.中松の妻、中松陽子(冨樫真)
・中松とは別居しており、離婚をしておりマンションを購入し、金が必要だった
・後に、経理部の天野と不倫をしていることが判明
・中松を邪魔と思った天野が殺害したという線も…
4.謎の男
・ドラマ冒頭の現場検証を眺めながら「俺が殺ってやった」と独白
・右京らの捜査を監視しながら、被害者中松の悪口などを言う
★中松が自殺だったと知った容疑者たちの懺悔
1.中松とは同期でライバルだった田川浩(白畑真逸)クリエイティブ部部長
告発をやめるよう頼む際、上層部の中松への評価が非常に低いことを告げたが、仕事が生きがいの中松にとっては、言ってはいけない言葉だった
2.中松の部下の山村拓也(成田瑛基)
自分を信頼していた中松を裏切り、告発を田川にリークした。中松はそのことに気づいていたようで、中松を傷つけてしまった
3.中松の妻、中松陽子(冨樫真)
中松は仕事一筋だと思っていたが、退職後の夫婦生活を楽しみにしていた。
中松を支えていたのは仕事ではなく、退職後の楽しみだったと知り、それを壊してしまったのは自分なのだと
★中松自身が自分を殺した理由
・田川が告発を止めるよう説得した際、「告発によってクリエイティブ部が解体されたら部下はどうなる?」と言った言葉に、《なんて部下思いなんだぁ、それに比べて、あの男(自分)は自分のことばかり…》
・裏切られると狼狽する…それだから。みんな去っていく(妻もそうだった)
・何十年もそうだった(嫌な奴だった)……誰も、自分さえも幸せにできない。生きていても何にもならない。死んで当然の男だ
自分に嫌気がさすほどのダメさに人が去っていく……誰も自分を必要としないという孤独感……そして、自ら命を………
結局、サブタイトルの「ある晴れた日の殺人」とか、「俺が殺ってやった」とか、殺人を印象付けるミスリードで、自殺だったというオチ。
でも、聴取での回想シーンで中松本人の姿は映らないので、「謎の男=中松本人」だと気づく視聴者は多かったはず。その他にも、強引で無理があるミスリードが多かった(後述)。
さらに、《殺人で、犯人は誰?》と思わせるストーリーで、(まあ、推理ドラマ、刑事ドラマは大抵そうなのだが…)、関係者を皆、妖しいと思わせるため、最初の頃は殺害動機のある状況や心理を示し、徐々に、中松に対するプラスの思いを提示させていた。
そして、右京が《自殺だった》という真相を語ると、手のひらを返したように懺悔が始まった(笑)
もしかしたら、《謎の男は実在していて、中松を刺したものの、とどめを刺した犯人が別にいる》というパターンも考えたが、会社で誰も中松に話しかけたり、目が合うこともなかった点、中松の回想シーンに本人の姿が映らない点から、やはり自殺だろうと。
★今話の教訓
・中松は自己評価が低すぎ。そのせいで、自分は人から必要とされないと思い込んでしまった。また、自分を好きになれず、自己嫌悪に陥った。
《必要とされていない》《自分は嫌な奴》という思い込みで、気持ち的に、他人を拒絶し、自ら遠ざかってしまった。その結果、孤独感に苛まれることになってしまった。
・やむを得ない事情があったとしても、自殺は人との縁(繋がり)を自ら断つという事。残されて、繋がりを切られてしまった人、自分を必要と感じている人に喪失感を与えることになってしまう。自殺はダメだと思う。
せめて、残された者が悩み苦しまないよう、自殺に至った理由を書き残すべきであろう。
★強引で無理のあるミスリード
①Tのイニシャルのハンカチ
結婚前(しかも、つき合うきっかけ)の彼女(妻)のハンカチは大切なものだが、年月の経った今、身に着けているものなのか?
②凶器のはさみ
部下に罪を着せるつもりで彼のはさみを凶器に使用したのなら、指紋拭き取りも理解できるが……まあ、死の間際《ふと思った》のだから、納得しよう。
でも、そこまで衝動的でなかったのだから、部下の持ち物で死ぬのはやめた方がいいと思う
③遺留物の水増し請求の企画書を破ったのは誰?
確かに、告発をやめるよう説き伏せられた際、中松がくしゃくしゃに丸めていたが、破ったのは誰?
あの時丸めた企画書を持ち帰り、その後、中松が改めて広げて破ったのだろうか?
では、セロハンテープで張り合わせたのは誰?
④田川の水増し請求の件は不問?
横領か詐欺か背任なのかは分からないが、不問だったよね。いいの?捜査一課も、特命係も。
それに、田川が告発をやめるよう説き伏せた時、《部下思いなやつだ、それに比べて、俺は…》て中松は間抜けだよな。そんなの田川の苦し紛れの言葉に決まっているだろう。
そのシーンを皆の前で堂々と回想し、《自殺したのは俺のせいだ》と臆面もなく語る田川、それを黙って聞くあの場の面々も面々だ。
⑤部下・山村の早退の真相
山村の早退は嘘と思わせて疑惑を深め、山村のスクラップブックを右京が検証し《山村は本当に早退していた》と推理を披露させ、凶器のはさみは山村のものだったと確認させるため事象。早退したことに深い意味はなかった。
あれだけ、まじめにスクラップを取っていた山村だが、有休が残っていないほど休んでいたのだろうか?
⑥妻の登場が遅い
普通、遺体発見現場か警察で事情を聴取するシーンがあると思うが……実際に遺体確認の際、いろいろ聴取されたといっていたが、登場のタイミングが不自然。
《実は自殺で、犯人と思われる男が本人の幽霊だった》というオチは、どこかで見たような気がする…気のせい。
デジャブ感はともかく、早い段階で真相が見えてしまった。
無理のあるミスリードも多く、残念な回だったと言わざるを得ない。特に、水増し請求不問の件は許せないなあ
第1話「復活~口封じの死」
第2話「復活~死者の反撃」
第3話「復活~最終決戦」
第4話「贈る言葉」
第5話「光射す」
第6話「マイルール」
第7話「かわおとこ」
第8話「操り人形」
第9話「生まれ変わった男」
第10話「紅茶のおいしい喫茶店」
第11話「二人」
第11話「二人」【追記】
第12話「お宝探し」
第13話「死者の結婚」
第14話「ディアボロス」
第15話「食わせもの」
【ストーリー】番組サイトより
晴天の屋上で発見された会社員の遺体
複数の容疑者から真犯人を特定せよ!
オフィスビルの屋上で、中年男性の刺殺遺体が発見された。被害者は、中松誠という広告会社の社員。複数の刺し傷があったことから、捜査一課は怨恨の可能性を視野に捜査を始める。手掛かりは、凶器である刃渡り22センチのハサミと、ハサミの指紋を拭ったとみられる『T』の文字が入ったハンカチ。
その現場にひょっこり現れた右京(水谷豊)と亘(反町隆史)は、いつものようにシレっと捜査に加わる。関係者に聞き込むと、中松は出世争いに負け、閑職に追いやられていたことが判明。
容疑者として、ライバルだった同期の男や、中松の巻き添えで左遷された部下の男が浮上してくる。さらに、離婚を望んでいたという妻には、社内の男性との不倫疑惑が。怪しげな関係者たちが浮上してくるいっぽう、神出鬼没の“謎の男”(高橋和也)が、捜査の動きを注視していて…!?
出世のライバル、一蓮托生の後輩、不倫妻と交際相手…
次々に浮かんでくる疑惑の人物たち
二転三転の末、明かされる驚がくの真実とは!?
ゲスト:高橋和也
脚本:徳永富彦
監督:橋本一
>なかなか被害者の顔が出てこなかったのと、明らかに気づかれなければおかしい場面でも気づかれないので、中盤でオチは読めてしまいました。
ええ、そうですね。
なので、その顔を映さないことを逆手にとって、別の真相を用意してあるのかと思ったのですが…
>結局殺人ではなかったのに、サブタイトルが『ある晴れた日の殺人』だったり、公式サイトのあらすじに「刺殺遺体が発見された。」と記載するのは、ミステリの作法からいえばいただけないなと思いました。
高橋和也さんが、「殺した」と強調していたのは、タイトルの言い訳なのかもしれませんね。
>冒頭の場面で、遠目のアングルだと野次馬の中に高橋和也さん(中松の幽霊)が映っていないのは、おそらく意図的な演出だと思いました。
そうでしたか。そこまでは注視しませんでした。
>その他のツッコミどころは丁寧に解説してくださっているので言及はしませんが、私から付け加えるならば、「冠城、階段を上るのが速すぎ」でしょうか。
同感です。同感です。(大事なので、2回言いました・笑)9階から28階なので、体力的にもきついです。
なかなか被害者の顔が出てこなかったのと、明らかに気づかれなければおかしい場面でも気づかれないので、中盤でオチは読めてしまいました。
結局殺人ではなかったのに、サブタイトルが『ある晴れた日の殺人』だったり、公式サイトのあらすじに「刺殺遺体が発見された。」と記載するのは、ミステリの作法からいえばいただけないなと思いました。
冒頭の場面で、遠目のアングルだと野次馬の中に高橋和也さん(中松の幽霊)が映っていないのは、おそらく意図的な演出だと思いました。
ただ、最後の場面では、幽霊なのに影がくっきりと映っていましたね。現在の映像技術なら消せるのではないかと思うのですが。
その他のツッコミどころは丁寧に解説してくださっているので言及はしませんが、私から付け加えるならば、「冠城、階段を上るのが速すぎ」でしょうか。
徳永氏の脚本は好きなのですが、今回は残念なかいでした。