第1話「復活~口封じの死」
第2話「復活~死者の反撃」
第3話「復活~最終決戦」
第4話「贈る言葉」
奇妙な事件を作り出した多くの条件(偶然)
・監禁犯の元恋人が合鍵を置いていったのを隣人の三宅富士子(草村礼子)が目撃
・80歳過ぎの女性が、成人男性(職業は警備員)をとっさに掴んだ紫外線の照明器具で殴り倒すことができた
・80歳過ぎの女性が、1kmも小柄とは言え成人女性を背負って運ぶことができた
・監禁犯が失神したのを機に富士子が女性を運び出す→意識を回復した監禁犯が観念して自殺→水木が証拠隠滅……時系列的にかなり厳しそう
水木が隠ぺい工作(諮問の拭き取り、凶器の始末)をするのなら、部屋から救出した時点で富士子が水木に連絡するのが自然
多くの疑問点
・水木刑事(現在は退職)の行方不明の娘がどういう経緯で拉致監禁されたのか?
・あの狭い場所に閉じ込めた意図や目的が分からない
・水木の娘のバイト先の警備会社から監禁者に辿りつくのは、それほど困難ではないはず
・富士子が単独で、女性を救い出そうとしたが、水木に監禁場所を教えれば済んだことなのでは?
・富士子が水木に教えずに、独自で救出するとしても、息子に助力を求めるのが自然なのでは?(息子が女性を助けようとネットに書き込んでいたのを知っていたようだし)
・富士子が出てきた引きこもりの息子に背を向けたのはなぜか?
親の子を思う心情を描いたドラマとしては評価できるが、ミステリーとしては上記のように強引なご都合主義な点が多かった。
富士子に女性を1kmも運ばせたのは、親の情を描くためと奇妙な事件を構築させるための都合であろう。
巷では絶賛する方が多いようだが、私はかなりの低評価。
脚本家は……池上純哉氏…………なるほどぉ
【その他の感想】
・救出した富士子が家宅侵入(不法侵入)と傷害罪、水木元刑事が証拠隠滅と犯人隠匿罪で逮捕されるのは理不尽だ
・水木元刑事役の伊藤洋三郎さんは、生瀬勝久さんと川原和久さん(伊丹刑事)を足して2で割ったような顔だなあ
【ストーリー】番組サイトより
刑事の娘の失踪と繋がる密室殺人
鍵を握るのは、部屋から出ない隣人!?
角田(山西惇)は、水木(伊藤洋三郎)という顔見知りの元刑事が、落ち込んでいる姿を見掛ける。水木は、2か月前から行方不明になっている大学生の娘を探すため、警察官でありながらネットで情報提供を呼び掛け、問題になった人物。しかも、寄せられた情報は冷やかしばかりで、本人は騒動の責任を取って辞職していた。
そんな中、警備員の男が、施錠されたアパートの自室で首を吊って死んでいるのが発見される。状況的には自殺だったが、外傷がある上、室内の指紋が不自然に拭き取られていたことから、“密室殺人”も疑われた。そして、この事件の一部始終を見ていたのは、なんと飼っていた“亀”だった!
事件に興味を持った右京(水谷豊)と亘(反町隆史)が聞き込みをすると、隣に住む三宅富士子(草村礼子)という老婦人には、部屋から出ない息子がいると判明。日中、部屋にいるその男性が、何か聞いている可能性もあるが、話を聞くことさえできない。
翌日、捜査を続けていた右京と亘は、現場付近で怪しげな男を発見。捕まえて事情を聞くと、男は水木の元部下の刑事で、警備員の男が亡くなった部屋を、非公式に家宅捜索していたと語る。そんな無茶をしたのは、問題の部屋に女性が監禁されているというネットの書き込みがあったからだというが…!?
絡み合う女子大生失踪事件と警備員の死
不可解な“密室”には驚きのカラクリが!?
特命係が、現代の悲しき闇に光を当てる!
ゲスト:草村礼子 伊藤洋三郎
脚本:池上純哉
監督:守下敏行
第2話「復活~死者の反撃」
第3話「復活~最終決戦」
第4話「贈る言葉」
奇妙な事件を作り出した多くの条件(偶然)
・監禁犯の元恋人が合鍵を置いていったのを隣人の三宅富士子(草村礼子)が目撃
・80歳過ぎの女性が、成人男性(職業は警備員)をとっさに掴んだ紫外線の照明器具で殴り倒すことができた
・80歳過ぎの女性が、1kmも小柄とは言え成人女性を背負って運ぶことができた
・監禁犯が失神したのを機に富士子が女性を運び出す→意識を回復した監禁犯が観念して自殺→水木が証拠隠滅……時系列的にかなり厳しそう
水木が隠ぺい工作(諮問の拭き取り、凶器の始末)をするのなら、部屋から救出した時点で富士子が水木に連絡するのが自然
多くの疑問点
・水木刑事(現在は退職)の行方不明の娘がどういう経緯で拉致監禁されたのか?
・あの狭い場所に閉じ込めた意図や目的が分からない
・水木の娘のバイト先の警備会社から監禁者に辿りつくのは、それほど困難ではないはず
・富士子が単独で、女性を救い出そうとしたが、水木に監禁場所を教えれば済んだことなのでは?
・富士子が水木に教えずに、独自で救出するとしても、息子に助力を求めるのが自然なのでは?(息子が女性を助けようとネットに書き込んでいたのを知っていたようだし)
・富士子が出てきた引きこもりの息子に背を向けたのはなぜか?
親の子を思う心情を描いたドラマとしては評価できるが、ミステリーとしては上記のように強引なご都合主義な点が多かった。
富士子に女性を1kmも運ばせたのは、親の情を描くためと奇妙な事件を構築させるための都合であろう。
巷では絶賛する方が多いようだが、私はかなりの低評価。
脚本家は……池上純哉氏…………なるほどぉ
【その他の感想】
・救出した富士子が家宅侵入(不法侵入)と傷害罪、水木元刑事が証拠隠滅と犯人隠匿罪で逮捕されるのは理不尽だ
・水木元刑事役の伊藤洋三郎さんは、生瀬勝久さんと川原和久さん(伊丹刑事)を足して2で割ったような顔だなあ
【ストーリー】番組サイトより
刑事の娘の失踪と繋がる密室殺人
鍵を握るのは、部屋から出ない隣人!?
角田(山西惇)は、水木(伊藤洋三郎)という顔見知りの元刑事が、落ち込んでいる姿を見掛ける。水木は、2か月前から行方不明になっている大学生の娘を探すため、警察官でありながらネットで情報提供を呼び掛け、問題になった人物。しかも、寄せられた情報は冷やかしばかりで、本人は騒動の責任を取って辞職していた。
そんな中、警備員の男が、施錠されたアパートの自室で首を吊って死んでいるのが発見される。状況的には自殺だったが、外傷がある上、室内の指紋が不自然に拭き取られていたことから、“密室殺人”も疑われた。そして、この事件の一部始終を見ていたのは、なんと飼っていた“亀”だった!
事件に興味を持った右京(水谷豊)と亘(反町隆史)が聞き込みをすると、隣に住む三宅富士子(草村礼子)という老婦人には、部屋から出ない息子がいると判明。日中、部屋にいるその男性が、何か聞いている可能性もあるが、話を聞くことさえできない。
翌日、捜査を続けていた右京と亘は、現場付近で怪しげな男を発見。捕まえて事情を聞くと、男は水木の元部下の刑事で、警備員の男が亡くなった部屋を、非公式に家宅捜索していたと語る。そんな無茶をしたのは、問題の部屋に女性が監禁されているというネットの書き込みがあったからだというが…!?
絡み合う女子大生失踪事件と警備員の死
不可解な“密室”には驚きのカラクリが!?
特命係が、現代の悲しき闇に光を当てる!
ゲスト:草村礼子 伊藤洋三郎
脚本:池上純哉
監督:守下敏行
ご指摘のとおり、今回は脚本の都合を優先させた結果、色々と不自然さが目立つストーリーでした。
本文に書かれた点以外に私が気になった点を列挙します。
〇合鍵は管理人に渡せば済む話では?(合鍵のことは管理人には内緒だったのかもしれませんが)
〇見守りカメラの映像に富士子の姿は映っていなかったのでしょうか?
〇紅林とトラブルがあったことを知っているのに、どうして桂木雪乃に様子見に行かせるのか?
〇管理人は、床下収納の入り口が見当たらないのを不審に思わなかったのでしょうか?
ちなみに、富士子を演じた草村礼子さんは、『殺しのカクテル』(Season1第7話)で、ロンドンからやってきた美和子の叔母さんを演じていた方でした。
以前申しあげたとおり『殺しのカクテル』は大好きなエピソードなので、すぐに分かりました。
合鍵については、管理人に渡すのもありですが、仰る通り、管理人に内緒だったのかもしれませんね。
見守りカメラに富士子が映っていて、監禁者に自動通報したので、アパートに飛んで帰ってきたという話でした。職場とアパート、近かったですね。それに、職務中なのに、そんな簡単に帰れるものなのでしょうか?まあ、この場合は、是が非でも帰らないと非常にまずいですが。
草村さん、19年ぶりの出演!すごいですね
あっ、そうそう、疑問点を加えました(最初の2点です)