英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

『特捜9』 最終話「3つの時の殺人」

2018-06-14 16:57:10 | ドラマ・映画
5年前の宗方(寺尾聰)の苦い過去、1年前の9係が解散に追い込まれた経緯が明らかにされたが、なんだかパッとしない?禍だったなあ。
政治権力者と刑事部長と組織犯罪対策部第三課と暴力団が結託したとはいえ、宗方も9係もむざむざ嵌められてしまったというのは、だらしなかったというか残念と言うか…

 証拠隠匿や偽装工作、さらに自殺に見せかけて殺害(実行犯は暴力団員)を“組対”ぐるみで行なう……同僚を嵌めて汚名を着せて殺害って、腐りきっている。
 真犯人(政治家の息子)を庇っての悪行で、真犯人は野に放ったまま。継続捜査はしていないの?
 9係メンバーもそれでよかったの?同僚が汚名を着せられたまま、捜査も放棄させられたままで……
 特捜班で再集結したのに、1年前の事件を放置していたのもおかしい。


・今回の事件の偽装工作も杜撰。被害者が朝帰りであのジャケット(ジャージ)は変。(朝の散歩やジョギングなら分かるが)
・一度刺してから、ジャケットを着せ、ジャケットの上から傷跡をなぞって刺すという偽装工作は難しい気がする。
・新人君が見事に嵌められて誤認逮捕してしまう。しょげる新人君を、メンバーが慰める?シーンは面白かった。
・組対の安達(山下徹大)のスーツ(格子柄)はどうかと思う
・警視総監も組織・捜査・正義など言う前に、まず刑事部長(清水省吾)を何とかすべきなのでは?
・川勝幹事長役の大門正明さん、身体が大きくなったような気がする

脚本は私の中では“要注意脚本家”(警戒脚本家に格上げ間近)の深沢正樹氏。
今シリーズでは第1話第2話を担当。(第1話は酷かったなあ)


第1話「一万年の殺人」(初回拡大SP)
第2話「花嫁消失」
第3話「殺人都市計画」
第4話「床下の白骨死体」
第5話「殺人ハーモニカ」
第6話「赤い花の殺意」
第7話「殺しの紙幣」
第8話「無限大の殺人」
第9話「連続殺人犯X」

【ストーリー】番組サイトより
 高森徹也法務大臣(中原丈雄)が殺害されたという一報が入り、直樹(井ノ原快彦)ら特捜班は現場に急行する。ところが、刺殺されていたのは高森の妻・静江(藤井かほり)で、一同は混乱。しかも、そこへ組織犯罪対策部第三課=“組対”が荒々しく乗り込んできた。

 1年前の合同捜査で9係を解散に追い込んだ組対の安達芳男課長(山下徹大)は、早くも凶器と思われるナイフを発見。組織犯罪撲滅を推進する高森大臣を恨む暴力団関係者が、高森と間違えて静江を殺害したと結論づける。たしかに、静江は夫とお揃いのジャケットと帽子を身に着けており、高森もまた「妻は自分の身代わりで殺された」と涙ながらに世間に訴えていた。
 しかし、監察医・真澄(原沙知絵)の解剖と鑑識・佐久間(宮近海斗)の鑑定から、犯人の偽装が発覚。犯人は静江を刺し殺した後、ジャケットと帽子を遺体に着せていたことがわかったのだ。つまり高森と間違えて殺害したように見せかけ、最初から静江を狙っていたことになる。

 そんな折、直樹と宗方(寺尾聰)は神田川警視総監(里見浩太朗)から呼び出される。神田川は直樹の前で、宗方が5年前に警察を辞めるまでどんな任務に就いていたのかを明かす。これまで一切語られることのなかった、宗方の衝撃の過去とは…!? 
 その上で、宗方は今回の事件の真相に迫るには、自分が警察を辞めることになった5年前の事件、そして9係が解散させられた1年前の事件を調べ直す必要があると直樹に告げる。
 宗方によると、2つの事件は共に高森が関わっているというのだが、いったい5年前、宗方に何があったのか…!? そして9係の解散と高森の関係とは…!? 

ゲスト:高森徹也………中原丈雄
    川勝雄太郎………大門正明
    安達芳男………山下徹大
   
脚本:深沢正樹
監督:杉村六郎
コメント
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