英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

『特捜9』 第2話「花嫁消失」

2018-04-22 10:16:38 | ドラマ・映画
今回の肝は、タイトル通り「花嫁消失」
 花嫁がどうやって防犯カメラを掻い潜り、客室から出たのか?

①録画システムが切り替わる5秒間のタイミングでドアのそばにある非常口に脱出
  新加入の新藤(山田裕貴)が主張したが、非常口のドアノブにはその痕先がなかった
②画像を確認する間は録画されない。それを利用して係に確認の指示を出し、その間を利用して眠らせた花嫁を運び出した
  ①の5秒間のタイムラグに気づいたのなら、この数分の録画画像欠落には、最初のチェックの段階で気づくのではないだろうか?
 しかしながら、2段階のトリック解明は面白かった

 けれども、犯人の心情や事件背景などは理解困難
①犯行動機、犯人の心情
 武村(黄川田将也)は仕方なしに観光文化庁の局長に賄賂を渡す橋渡し役をしていたと主張したが、幼少より連れ添ってきた婚約者の殺害はあまりにも重すぎる。普通は殺害しないだろう。やはり、相当綿密に計画を練っていた事(花嫁消失、花嫁が悩んでいたように見せかける)を考え合わせると、浅輪が糾弾したように、利己的で社長に恩を売り、出世したかったと考える方が妥当か?
 
②ホテルの業績不振の原因
 社長の愛人の歌手を囲うくらいで、ホテルの業績が傾くものだろうか?
 もし、それが事実だとしても、社長の責任問題になるだろう。ホテルを挙げてのバックアップしていたし。

③社長の甚だしく矛盾した言葉
 「私はね、このホテルを守るために、愛する女をほかの男に差し出したんだよ」
 ……そもそも、あんたがあの女に入れ込んだから、経営が傾いたんだろ!

【その他の感想】
・ドラマ冒頭で歌われていた『ホテル 愛人』はなかなか良かった
・新加入の新加入の新藤の先走りはかなりウザかったが、浅輪や他のメンバーの引き立て役として貢献。これからもこういう役回りだとしたら気の毒。
・主任としての責務、後輩の指導、犯人糾弾、班長への疑惑……浅輪が動き過ぎ(まあ、主役だから…)


今回の脚本も深沢正樹氏
前話より、面白かった。

【ストーリー】番組サイトより
 ウェディングドレスを着た女性の遺体が見つかった。直樹(井ノ原快彦)らが臨場すると、新藤(山田裕貴)が現れ、今日から『特捜班』の仲間入りをしたと挨拶。戸惑う直樹らをよそに、新藤は睡眠薬のビンと錠剤が見つかったことから自殺ではないかという推理を披露する。
 行方不明者届が出されていたことから、遺体の身元はホテルのコンシェルジュ・斎藤真希(中島亜梨沙)と判明。真希は遺体発見当日、同じホテルのフロント係・武村茂明(黄川田将也)と結婚式を挙げることになっていた。また、武村によると、式の前日、準備などのため真希はホテルに一人で宿泊していたという。

 直樹らは、防犯カメラの映像を確認するが何も映っていない…。真希はどうやって遺体発見現場まで行ったのか?そんな中、真希が武村と観光文化庁局長の娘との仲を疑っていたという話が浮上する。これは自殺の動機になるのか?
 一方の青柳(吹越満)と矢沢(田口浩正)はホテルで宗方(寺尾聰)とばったり出くわす。宗方は、武村と真希の披露宴の席次表で気になった点があるという。

 その頃、真澄(原沙知絵)の鑑定から、真希は不自然な形で凍死している可能性が高いことがわかった。ということは、他殺なのではないか?志保(羽田美智子)と村瀬(津田寛治)は、島沢観光文化庁局長とホテルの関係に不審を抱き、調べることに。さらに直樹らは、関係者から話を聞くうちに空白の時間がある事に気が付き…?


ゲスト:武村茂明………黄川田将也
    向笠博子………平塚千瑛
    斎藤真希………中島亜梨沙

脚本:深沢正樹
監督:吉田啓一郎

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