英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

『南極大陸』 第1話~第3話

2011-10-31 17:13:42 | ドラマ・映画
 第1話の後半40分から観ました(各地から職人が集結したシーン)。
 良くも悪くも、『木村拓哉ドラマ』で、彼を中心に物語は盛り上がっていくようです(当たり前)。
 導入部を観ていなくて、人物設定(担当・専門)が良く分からなかったので、ホームページで調べてみました。

白崎優(柴田恭兵)南極観測の総責任者。東京大学理学部、名誉教授、地球物理学者。
星野英太郎(香川照之)越冬隊隊長、京都大学理学部教授。理学博士。
倉持岳志(木村拓哉)越冬隊副隊長。犬ぞり担当。地質観測。東京大学理学部の助教授。地球物理学者。
氷室晴彦(堺雅人)監査役。気象観測担当。東京大学理学部。大蔵省事務補佐官。
内海典章(緒形直人)報道・庶務担当。帝都新聞社次長。倉持の先輩。
鮫島直人(寺島進)機械担当。ペンギンの研究。株式会社イシマツ自動車の整備部
犬塚夏男(山本裕典)犬ぞり担当。オーロラ観測。京都大学大学院生。
横峰新吉(吉沢悠)通信担当。帝都新聞社、通信部勤務。
船木幾蔵(木村義徳)設営担当。海上保安庁勤務。
谷健之助(志賀廣太郎)医療担当。函館厚生病院・外科医。
嵐山肇(川村陽介)設営担当。登山ガイド。
山里万平(ドロンズ石本)調理担当。中華料理店「来々亭」の店員。

ついでに、現実の越冬隊メンバーも調べましたが、登場人物の担当や専門が微妙に異なるようです。

【~第2話】
 第1話はアニメ『宇宙戦艦ヤマト』の旅立ちのシーンを、第2話は『タイタニック』を思い出しました。
 なかなか盛り上がりました。やはり、木村拓哉は、高揚感を引き出させてくれますね。今回も「木村拓哉ドラマ」(…木村拓哉が格好良く見える演出)ですが、さすがだと思いました。面白かったです。(視聴できなかった部分は、資金難などからの計画頓挫を主人公の活躍により計画が実現に動き始めたと推察)

 ただ、気になったこともありました。
①もともと、基地の設営が目的だったせいかもしれないが、気象学者らしき人物が皆無だった。それで、ホームページの人物紹介を調べたわけですが、悪天候に遭遇し、いきなりドーンという大きな衝撃に見舞われる(確か2度)。隊の結束や親睦も必要だけど、嵐ぐらいには気をつけて欲しい。探検に行くのではなく、観測隊なのだから。

②第2話では、越冬を志願するが隊長は認めない。そんな中、嵐に遭遇したが結束して難局を乗り切り、越冬に耐えうる力を見せ、説得に成功する。
 越冬したいという気持ちは理解できるが、まだ、南極大陸に降り立ってもいないのに越冬も何もないだろうという気がした。隊の士気にも係わることなので、簡単には言えないが、まず、南極大陸に接岸上陸し、基地設営の目処を立ててからであろう。

【第3話】
 接岸・上陸・基地設営と急ピッチだった。南極の冬季が目前なので、実際急ピッチで設営がなされたのだろうが、もう一方の主人公の犬ぞりを絡めたせいで、基地設営の大変さが伝わってこなかった。
 犬のリーダーのいざこざも、今更という感じ。
 ブリザードで遭難状態の隊員を救出?するシーンで、設営の大変さと犬ぞりの結束を合わせて表現したが、間に合わせ感の強い演出だった。

 犬を絡めた方が視聴者受けがいいし、映画『南極物語』の成功も企画の下敷きとして描いているのだろうが、連続ドラマとしては却って中途半端なものになりつつあるようだ。
 主人公が越冬隊副隊長で、難局を乗り切る中心人物でありつつ、犬の世話もしなければならないのでは、中途半端で空中分解であろう。
 今後が非常に不安である。

 あ、そうそう、第3話のラストシーン、感動の敬礼シーンのあと、気が付くと氷が割れて物資が流され、「南極は生きている」と呆然としますが、学習能力がないのでしょうか?
 そもそも、物資を置いた位置が不可思議です。敬礼を終え戻りかけるという感じでした。それだと、敬礼した岸壁が一番海寄りで内陸側に物資という位置関係だと思うのですが、そうだとすると、物資は隊員ごと流されてしまう最悪で(間抜けな)展開です。でも、最後の情景は隊員たちは陸地側です。とすると、敬礼位置と同じ海岸沿いで横にずれた位置なのでしょうか?だとすると、執事(櫻井翔)のごとく「失礼ですが越冬隊様。越冬隊様はアホでいらっしゃいますか?」と言いたくなってしまいます。「だいたい、人員がいるうちに物資を基地に運びきってから敬礼しろよ」とも。
 まさかと思うが、昭和基地の周辺の物資ということはないよね。昭和基地は南極「大陸」に建てたのだろうから。
コメント (6)
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