さんぽ道から

散歩中の雑感・モノローグを書いてみました

バラ

2023-07-24 13:30:56 | ダイアリー


国内のニュースで関心を引いたのは宿泊税の動向です。

宿泊税とは、宿泊者が負担するもので、自治体が条例に基づき独自に設定できる、使途を特定して徴収できる、法定外目的税です。20年ほど前東京都が初めて導入し、今では他に2府県6市町村が設けていて、東京都はこの税の見直しを、熱海市や沖縄県は新規導入を検討しているという。

この税は観光振興のためといわれますが、自治体の収入UPに設けられたような気がします。円安で外国人にはもっと高い宿泊代円価が払えるはずだと、今後 各観光市町村で導入と増徴が進むでしょう。
結果として、中途クラスのホテルや旅館の淘汰は進み、割安と高級のお宿への二極分化が進むような気がします。

海外のニュースで気になったのは、ベラルーシのルカシェンコ大統領がプーチンとの会談で、「(ベラルーシにいる)ワグネルは西方(ポーランド)に行きたがっている」と発言したことと 高級ブランド品の売り上げが中国や米国で鈍ってきた との報道です。

ワグネルの軍事侵攻先は、ポーランドの首都ワルシャワと米軍基地のある町ジエシェフといいますから、これはワグネルの名を借りた、ベラルーシとロシアの「ポーランドに侵入するぞ」との脅しでしょう。
両国とも国連に加盟していて、ロシアは安保理の常任理事国ですので、国連は単なる会議場と化してしまったというのが、このニュースの印象でした。

下のロイターニュースで気になった個所は二か所;
一つは<「中国ではV字型の需要回復は期待できない。むしろ、国内外で数年かけて消費が回復していく感じ >で、
もう一カ所は<中国の高級品消費者の平均年齢は28歳と他の国よりも若い。ブランド各社が将来の成長にプラスと期待するゆえんだ。 しかし、中国の若年層の失業率は6月は21.3%と過去最悪を記録しており、高級ブランドの新規顧客の呼び込みにとっては逆風だ>です。

高級ブランド品の売れ行きは景気の先行き指標ですか?

本当に若い時のこと、酒場の子にもてようと、バッグやアクセサリーを頻繁に探し求めた記憶があります。
関西には好み方々が多いなー 商売上手というか気風のよい子が多いなーと、彼女の容姿と気風に惹きつけられ、かなりのものをつぎ込んだ記憶です。ただ投資は水の泡で、今から思うと、お金=ブランド品にもてあそばれた日々でした。
そんな失敗を思い出させてくれたのが、(記事の中身とは全く関係ない思い出ですが)下のブランド品売上減の記事です。


ロイターニュースより;
QYE: 「アングル:高級品業界、期待の中国失速 北米もさえず八方ふさがり」
[上海/パリ 19日 ロイター] - 高級品業界は近年、中国と北米に依存してきたが、最新の中国の経済指標や、カルティエなどを展開する高級ブランド大手リシュモンの売上高は、これらの市場が減速し始めている可能性を示唆している。 高級ブランドはこの2市場で新たな顧客を獲得するため巨額投資を行っており、武漢や鄭州、シャーロットやナッシュビルなど従来の高級ショッピングセンター以外の場所にも新店舗をオープンしている。 
新型コロナウイルス禍後の米国の「リベンジ消費」に既に陰りが見える中、投資家は中国の買い物客に望みを託している。 ところが、中国の第2・四半期の国内総生産(GDP)がさえない結果となり、JPモルガンとモルガン・スタンレー、シティグループは2023年の成長率予測を引き下げた。 リシュモンが17日に発表した6月末までの3カ月間の売上高は予想を下回った。米州は4%減少し、アジアの売上高も期待外れだった。 シティのアナリストは、リシュモン幹部らとの電話会議後に、「中国ではV字型の需要回復は期待できない。むしろ、国内外で数年かけて消費が回復していく感じになるのではないか」と予測した。 LVMHやシャネルなどの高級ブランドは第1・四半期、北米の利益成長率が1桁台に減速した。21年と22年の大部分では四半期ベースで2桁台の伸びを示していた。ケリングとフェラガモは前年同期比2桁減となった。 高級ブランド各社が米国の不振を相殺できるかどうかは、中国の内需と観光客の需要の動向次第とアナリストは話している。 
<中国にもはや期待できず>
高級ブランドの経営幹部は、中国の復活で23年に業界全体がプラスに転じることを期待。ベインは5%程度の伸びを予想している。 「ラグジュアリー業界は、中国の消費者市場全体をアウトパフォームしているように見えるが、実際、話を聞いてみると、ほとんどの人が不安を抱えていることが分かる」とアジリティのマネジングディレクター、アムリタ・バンタ氏は言う。「将来の経済的立場への不透明感があり、それが中国のほとんど全ての人に影響を及ぼしている」という。 米消費鈍化は、物価や金利上昇、信用状況悪化を反映しているが、このような要因は「上昇志向の強い」高級品購入者への影響が大きい。 BCGによると、中国の高級品消費者の平均年齢は28歳と他の国よりも若い。ブランド各社が将来の成長にプラスと期待するゆえんだ。 しかし、中国の若年層の失業率は6月は21.3%と過去最悪を記録しており、高級ブランドの新規顧客の呼び込みにとっては逆風だ。 モーニングスターのシニアエクイティアナリスト、ジェレナ・ソコロワ氏は「米国や中国で見られる傾向では、より上昇志向の強い若い消費者がより痛みを感じている」と指摘した。 モルガン・スタンレーによると、一部の高級品メーカーは世界売上高の約40%を中国で得ている。一つの市場、将来の地政学的な火種になる可能性のある市場に過度に依存することへの懸念が高まっている。 一方、HSBCのエルワン・ランブール氏によれば、コロナ禍を経て欧州高級ブランドが地元の顧客に関心を払うようになったことで、19年ほどチャイナリスクに対して脆弱でなくなる可能性があるという。 「25年前は日本、コロナ禍前は中国が中心だったこのセクターが、今や一つの国だけでなく世界の富を対象とするようになった。非常に健全なことだ」と指摘。「ただし、中国と米国における富の創造と、後者におけるラグジュアリーへの文化的目覚めを踏まえると、この二つの市場が引き続き成長の大部分を占めることに間違いない」と述べた。 (Casey Hall記者、Mimosa Spencer記者) :UNQTE

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