米国のニュースはフリン前大統領補佐官の証言が変わったことで、トランプ大統領のロシアゲート疑惑が見えてくるかも知れない と連日大ニュースとなっています。
ABC の記者が フリン氏と駐米ロシア大使との会合は米大統領選中のことと 間違った（実際は選挙後の昨年の12月）報道を出して 4 か月の停職になったり、トランプ大統領が、フリン氏は嘘をついたから首にした と後先を混乱してる？ ようなツイッターを出したりして 更にニュースを盛り上げています。
フリン氏は FBI に 駐米ロシア大使（今は違う大使に交代している）と会ったのはロシアによる米国への制裁の件ではない と断言していたのを撤回し、トランプ大統領の政権移行チームの指示（誰の指示だったのかが今後の焦点でしょう）で オバマ大統領が科したロシアへの経済制裁への仕返しをやめるようにお願いした と 12月1日に裁判所で証言しました。ずいぶん都合がいいお願いですね。やはりこの裏には密約などもあるのでは？
この証言の撤回は モラー特別検索官らの捜査に 司法取引（禁固 5年 +科料 2.8千万円 → 禁固 6か月 +科料 0.1千万円）に応じ 真実を話すことにしたようです。真実って高いものなのですね。
ロシアゲートとは ロシアによる米大統領選の介入とトランプ陣営の関与、大統領選での協力と対ロシア経済制裁緩和の密約、FBI への捜査妨害 などをさしているものです。ロシアによるクリントン候補者への選挙妨害を トランプ氏は知っていたか？協力していたか？利用していたか？ トランプ氏のロシアとの 表には出せない 密約はあるのか？ それはなんだったのか？ FBI のロシアがらみの捜査に トランプ氏らは違法な妨害工作/行為をしていたか？ などが その焦点でしょう…
早く全容が 解明されるといいですね…
個人的には トランプ大統領には5050かなー
米国大統領としての個人的な資質については 正義、人権、共生、環境などお金に換算しづらい問題についてもっと突っ込んだ政策を出してもらいたい と思っています。
一方 行き過ぎた自由や平等もあるように思います。また 表層的な自由や平等だけで世の中よくなるものではないでしょう。この意味でトランプ氏（ex.白人至上主義的・力への崇拝・古老/自由経済/治安重視など）の出現は ある意味では 行き過ぎた/テンポの速すぎた自由平等化への 歴史的なアンチテーゼだったのかもしれません。
多分にトランプ効果もあり 株価も NYダウは 22％ 日経平均は 19％ 年初より上がっていますので、退場するにしても、ソフトランディングで 株価の暴落なしに 是非お願いしたいものです。
