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カンボジア経済

カンボジアの経済について、お堅い数字の話から、グルメ情報といったやわらかい話まで、ビジネス関係の方にお役に立つブログです

開発三角地帯 その7 カンボジア・ベトナム国境

2009年06月12日 | 経済
 国道78号線でカンボジア・ラタナキリ州とベトナム・ザーライ州が結ばれています。カンボジア側の道路は、舗装・改良中です。
 国境線の確定には様々な苦労があったようですが、現在、国境には両国の入国管理事務所や税関の事務所が建設済みです。ベトナム側は立派なワンストップ事務所(写真上)で、やはり国力の差を感じさせられます。
 国境の通過手続きは、通常通りですが、ベトナム側ではこんなにたくさんの外国人が一辺にやってくることはほとんど無いらしく、係員総出でマニュアル対応してくれましたが、結構な時間がかかってしまいました。まだ、改善の余地はあるようです。
 国境には、今後ショッピングセンターや、工業団地が計画されているとのことでした。


カンボジア側の出入国管理事務所


ベトナム側から見た国境

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開発三角地帯 その6 ラタナキリ (カンボジア)

2009年06月11日 | 経済
 ラタナキリ州は、カンボジアの東北の角にある州で、ラオス、ベトナムと国境を接しています。カンボジアとしては、山岳地帯なのですが、山らしい山は無くて、日本人から見ると高原丘陵地帯といった趣です。
 最も貧困な地域と言われていましたが、最近は、ゴムやカシューナッツの大プランテーションが広がり、経済的な盛り上がりを感じさせてくれます。これまでそんなに現金収入の無かった少数民族の村にもカシューナッツやゴムの栽培でお金が回るようになってきたようです。今回は、ゴムの加工工場を訪問しました(写真上)。
 現在、中国とベトナムの支援を受けて、国道78号線を舗装・改良中です。これが完成すると、更に発展が予想されます。特に、ベトナムとの連携によって経済が発展する可能性を秘めていると感じさせてくれます。現在でもラタナキリで生産・集荷されたカシューナッツは、ベトナムに運ばれて加工・輸出されています。このような国際連携が更に進むことが期待されます。
 また、観光も、州政府として振興しているそうで、湖や滝、少数民族の村等は、外国人の興味も惹くのでは無いかと期待されます。


ラタナキリについては、このブログの2009年4月の「ラタナキリへの道(その1~6)」もぜひご覧ください。
「ラタナキリへの道」
その1 国道7号線
http://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/fcecf5a18c9b231b57911fb94561aafb

その2 国道78号線
http://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/79f1513f1ecf6023f149facc88f6d894

その3 カシューナッツ経済
http://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/228dd400f9dbb0fb062545bcc921cc63

その4 火山湖「Yeak Laom Lake」
http://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/afef3f8066a9013c3973c26225875a28

その5 素敵なホテル
http://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/af94f6ebe0e223b5af7d49d6ec388d94

その6 ラタナキリの特産品
http://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/8ef6f6ae8669336ed3fa15f09d9fb39d




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開発三角地帯 その5 ストゥントレン(カンボジア)

2009年06月10日 | 経済
 ストゥントレン州はカンボジアの北東部、ラオスと国境を接し、国道7号線とメコン河が流れる州です。
 国道7号線と、ストゥントレンにかかるセコン橋は、中国の支援で最近完成しています。主要な産業は農業で、ゴムや木材、カシューナッツ等のプランテーションが広がっています。
 州都ストゥントレンの街は、のんびりとした静かな町です。セコン川の船着場も良い感じです。夕方には、ローカルなお酒を飲ませてくれる屋台が川沿いにたくさん出ています。

乾季で川の水位が低いため、フェリーまで川の浅瀬を渡って乗り込みます。


新しいセコン橋が完成しています。


どこまでも続くプランテーションが広がっています。これは桐の木だそうです。


夕暮れの船着場では、水浴びしていたり、バイクを洗ったり、子供が泳いでいたり。二人組みで簡単な網を使った漁もやっていました。


漁の成果。川エビや小魚がたっぷりです。


夕暮れの川原の屋台。ローカルなお酒(ちょっときつそう)を量り売りしています。


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カンボジア事業所調査

2009年06月09日 | 経済
 カンボジア国家統計院(NIS)では、日本の国際協力機構(JICA)の支援を得て、今年2月にカンボジア全国で事業所調査を実施しました。6月9日に、国家統計院で計画大臣をお迎えして、第一次結果が公表されました(詳細な結果は12月に公表予定とのことです)
 調査によりますと、カンボジアの事業所(会社等)の総数は、375,095となっています。日本は590万事業所、インドネシアは2270万事業所、ラオスは、20.9万事業所とのことです。人口比で見ますと、カンボジアは、1000人当たりの事業所数が、28.0です。日本は46.3、インドネシアは102.3、ラオスは37.4となっていますので、カンボジアはまだまだ少ないと言うことができるようです。
 カンボジアの各州で比較してみると、もちろんプノンペンが最も多くて55,802事業所ですが、2位はコンポンチャム(43,787)、3位カンダール(38,791)、4位タケオ(27,431)、5位プレイヴェン(26,563)と続きます。シェムリアップ(6位)、シアヌークビル(16位)、バッタンバン(7位)等の順位が予想したより低いので、ちょっと意外でした。
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日本人会 球技大会

2009年06月08日 | 生活環境
 カンボジア日本人会では、様々なイベントを開催しています。6月7日(日)は、球技大会でした。ノースブリッジ私立学校のグラウンドを借用して、ソフトボール、バレーボール、ドッジボールが行われました。老若男女、100名以上が参加して、楽しく行われました。お昼は、ダンミートのソーセージ等の大バーベキューで、青空の下、芝生の上で楽しいピクニックランチでした。このようなイベントは、本当に楽しいものです(なお、ちょっと頑張りすぎた小生は、今日は筋肉痛です・・・)。

カンボジア日本人会
http://www.jacam.cc/

たくさんの日本人が集まりました。まずは準備体操です。


ダンミートのケータリングによるバーベキュー。ここのソーセージはやっぱり美味しい!


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ベトナム料理レストラン Magnolia

2009年06月07日 | 生活環境
プノンペンに新しくできたベトナム料理レストランです。店名の「Magnolia」は、木蓮の意味です。
プノンペン中心部の大邸宅を利用したようで、室内も落ち着いたシンプルなインテリアです。外のテラスもパラソルが並んで良い感じです。
 料理は、写真の「バインセオ」(ベトナム風巨大タコス)やおなじみの生春巻き、空芯菜の炒めもの等があります。バインセオは、巨大なもので、直径40センチ以上はあります。ベトナム風スープもニョクマム風味で、ホーチミンの本物の味を思い出させてくれます。
 雰囲気も良く、はやっているようですので、ぜひ一度お出かけください。

Magnolia
55, St. 51, Corner 242
TEL 012 52 99 77
016 52 99 77

巨大なバインセオです。


2階のベランダ席です。シンプルながら落ち着きのあるインテリアです。


お庭のテラス席も素敵です(写真がブレていて恐縮です)。

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カンボジアの電力セクターの概況

2009年06月06日 | 経済
 カンボジアの鉱工業エネルギー省に派遣されていたJICA専門家の鷲沢氏が取りまとめられた、カンボジア電力セクターを概観したレポートです。110枚ものスライドを使用したパワーポイントで作成されています。
 内容は、電力セクターの現状、今後の発電・送電の計画、電力価格の詳細と国際比較、再生可能エネルギー関係等、幅広く、大量のデータ、図表、地図を駆使して、分かりやすくまとめられています。和文と英文があります。

 部数に限りがあるようですが、JICAカンボジア事務所にて入手可能と伺っています。
http://www.jica.go.jp/cambodia/office/about/index.html

カンボジアの電化地域。まだまだです。

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証券取引所ビルの建設計画決定

2009年06月05日 | 経済
 新聞報道によりますと証券取引所ビルの建設計画が決定したとのことです。総工費約6億円、4階建てのビルで、プノンペン市北側のカムコシティに建設されるとのことです。着工予定は今年11月で、完工まで約1年かかる見込みです。
 証券市場はこれまでの予定では、本年12月に開設される予定でしたが、世界的な証券市場の低迷もあって、現在では2010年にずれ込むものと見られています。
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4月の物価指数は3.9%の下落

2009年06月04日 | 経済
 先週発表された4月の物価上昇率(対前年同期比)は、3月(マイナス0.7%)より更に下がってマイナス3.9%となりました。米は、マイナス18%、ガソリンはマイナス24%となっています。昨年の5月、6月が物価上昇のピークだったことを考えると、このマイナス傾向は更に数ヶ月続くものと予想されています。
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開発三角地帯 その4 パクセーとボロヴェン高原(ラオス)

2009年06月03日 | 経済
 ラオス南部の主要都市パクセーは、日本のODAで建設されたメコンを渡る橋(写真上)により、タイとの結びつきを活用し一気に発展しています。道路、ホテル、ショッピングセンター等が整備されつつあり、昔を知る人にはびっくりといったところです。空港もありますので、開発三角地帯にとっても重要なゲートウェイとなるものと期待されます。
 パクセーの西、約50キロ、標高約1000メートルのボロヴェン高原は、野菜、コーヒー等の商品作物を生産するとともに、涼しい気候のリゾートとしても開発されています。私たちは有名な「DAO」ブランドのコーヒー農場を訪問しました。この農場のコーヒーは、パクセー近郊の工場でインスタントコーヒーに加工されて輸出されるものも多いそうです。

パクセーのページ
http://www.ne.jp/asahi/eden/kanata/laos/guide/pakse.html

ボロヴェン高原
http://www.ne.jp/asahi/eden/kanata/laos/guide/bolaven.html
 
ボロヴェン高原にあるどこまでも続く広大なコーヒー園です。


もうコーヒーの青い実が実っていました。秋には赤くなって収穫とのことです。


製品のインスタントコーヒーです。パクセー郊外に大きな工場がありました。


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開発三角地帯 その3 コーン島(ラオス)

2009年06月02日 | 社会・風土
 気に入りました。コーンパペンの滝から更に北に30キロほどのところにあるメコン河の中州です。中州と言っても南北は28キロもある大きな島です。何も無いところなのですが、静かなリゾート地として人気もあるようです。山小屋風(一部スイス風)の素敵なホテルも何件かあります。素晴らしいのは、メコンの流れです。今回は乾季の終わりでしたが、ゆったりとした流れの中に緑の小島が多数浮かび、その間をゆったりと小船が通り過ぎて行きます。川原のテラスで夕暮れのメコンを眺めながら飲むビアラオ(ラオスのビール)は最高でした。

コーンは川の中洲にあるので船着場からフェリーで渡ります。


こんな素敵なホテルもありました。


のんびりした風景の中をお坊さんがやってきます。

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開発三角地帯 その2 コーンパペンの滝(ラオス)

2009年06月01日 | 社会・風土
 ドンカロー国境を通過して北へ約30キロのところに、コーンパペンの滝があります。メコン本流が怒涛の流れとなって流れており、落差はそれほどでは無いものの、水量が凄いので迫力満点です。展望台から見るもよし、展望台からちょっと下って川原から眺めるもよし、一度は訪れる価値のある「ラオスのナイアガラ」です。
 なお、メコン河もこの滝のためにカンボジアからラオスには、水運が繋がっていません。第二次大戦前、フランスはこの滝の部分を繋ぐ軽便鉄道を建設し、滝の下(カンボジア側)と滝の上(ラオス側)を結んでいたそうです。現在も、廃線跡が若干残っているとのことです。


こちらのページ「Laos 山河のラオス」もご覧ください。写真も多数です。
http://www.ne.jp/asahi/eden/kanata/laos/guide/khong.html

川原からの眺めです。怖いくらいの迫力の水量です。

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