
4月21日、カンボジアの中央銀行であるカンボジア国立銀行(NBC)と日本のキャッシュレス推進協議会は、カンボジアと日本の決済用統一QRコードの相互運用に向けて協力覚書を締結したと発表しました。この覚書の締結により、カンボジアの統一規格であるKHQRと日本の統一規格であるJPQRの相互連携実現に向けた活動が促進されるとしています。
今回の覚書では、相互連携に向けた両国の体制整備、マネーロンダリング対策を始めとする法規制への準拠、利用促進に関する役割分担等が定められています。相互運用の開始に向け、カンボジアはACLEDA銀行とサタパナ銀行をカンボジア側の提携銀行として指定しました。日本側はQRコードの決済オペレーターにネットスターズを指定しました。
カンボジア国立銀行と日本の経済産業省は、2023年12月18日に「統一QRコード決済分野における協力に関する日本国経済産業省とカンボジア国立銀行との間の協力覚書を締結していました。
覚書に基づき、第1段階では、カンボジアからの訪日客によるJPQRを利用した決済が可能となります。第2段階では、日本人がカンボジアにおいてKHQRを利用して電子支払が可能となるとしています。第1段階は、大阪で開催中の万博期間中の今年上半期中にも実現したいとしています。
QRコードを利用した国際決済は、アジア各国では早いスピードで進展しています。カンボジアはいち早く国内すべてのQRコード支払を相互運用するKHQRの導入に成功しています。他方。日本政府主導のJPQRは、必ずしも関係会社(ペイペイ等)の足並みがそろっていないと言われています。ITやフィンテックでは、カンボジアが日本を追い越している分野もあり、日本側のデジタル化努力が期待されます。
(写真は、プノンペンのローカルレストラン。様々なQRコードがありましたが、KHQRによりどのQRを使っても自分の口座から引き落とされるようになっています)
カンボジア国立銀行の発表(英文です)
https://www.nbc.gov.kh/english/news_and_events/press_releases_info.php?id=218
一般社団法人キャッシュレス推進協議会の発表
https://paymentsjapan.or.jp/announcement/20250421_jpqrglobal-khjp-mou/
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今回の覚書では、相互連携に向けた両国の体制整備、マネーロンダリング対策を始めとする法規制への準拠、利用促進に関する役割分担等が定められています。相互運用の開始に向け、カンボジアはACLEDA銀行とサタパナ銀行をカンボジア側の提携銀行として指定しました。日本側はQRコードの決済オペレーターにネットスターズを指定しました。
カンボジア国立銀行と日本の経済産業省は、2023年12月18日に「統一QRコード決済分野における協力に関する日本国経済産業省とカンボジア国立銀行との間の協力覚書を締結していました。
覚書に基づき、第1段階では、カンボジアからの訪日客によるJPQRを利用した決済が可能となります。第2段階では、日本人がカンボジアにおいてKHQRを利用して電子支払が可能となるとしています。第1段階は、大阪で開催中の万博期間中の今年上半期中にも実現したいとしています。
QRコードを利用した国際決済は、アジア各国では早いスピードで進展しています。カンボジアはいち早く国内すべてのQRコード支払を相互運用するKHQRの導入に成功しています。他方。日本政府主導のJPQRは、必ずしも関係会社(ペイペイ等)の足並みがそろっていないと言われています。ITやフィンテックでは、カンボジアが日本を追い越している分野もあり、日本側のデジタル化努力が期待されます。
(写真は、プノンペンのローカルレストラン。様々なQRコードがありましたが、KHQRによりどのQRを使っても自分の口座から引き落とされるようになっています)
カンボジア国立銀行の発表(英文です)
https://www.nbc.gov.kh/english/news_and_events/press_releases_info.php?id=218
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