カンボジア経済

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旧プノンペン港跡地 大規模再開発へ

2018年05月21日 | 経済
 プノンペン北部のトンレサップ川沿いの国有地で、中国企業による大規模開発が開始される模様です。開発対象となるのは、チュロイチョンバー橋(日本橋)とナイトマーケット間の9.25ヘクタールの土地で、主に、旧プノンペン港として使用されていたところです。旧プノンペン港は、日本の支援により建設され、新プノンペン港が開港するまで、プノンペンの物流に重要な役割を果たしていましたが、最近はその役割を新プノンペン港コンテナターミナルに譲っていました。
 開発は、上海証券取引所に上場している不動産開発企業、広州粤泰(ユエタイ)集団により、実施される予定です。計画では、コンドミニアムや商業施設等24棟の高層ビルを建設するとしています。また、トンレサップ川沿いには専用のマリーナも建設するとしています。
 まだ、マスタープラン等の詳細は明らかになっていないと見られますが、既に旧プノンペン港あたりでは、土地の囲い込みが始まっています。プノンペン中心部での中国企業による大規模開発事業は、カンボジアにおける中国の影響力をさらに強める可能性があるものと懸念されます。
(写真は、旧プノンペン港。2012年1月撮影)

ユエタイ集団の予想図


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