カンボジア経済

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国際金融情報センター カンボジアにおけるマイクロファイナンスの現状

2020年02月12日 | 経済
 国際金融情報センターが発行する「国際金融」1328 号(2020. 1. 1)に、「カンボジアにおけるマイクロファイナンスの現状」~拡大する市場規模、そして課題と展望~」と題するレポートが掲載されました。著者は、国際金融情報センター アジア第2部の赤尾陽太研究員です。
 レポートでは、急成長するカンボジアの金融セクター、マイクロファイナンス市場の現状、外資系企業の進出、規制強化とマイクロファイナンス機関への影響、今後の展望等について分析されています。
 カンボジアのマイクロファイナンス機関については、機関数の増加が著しく、機関数は5年間で39社から81社に大きく増加しました。それに応じて、2018年末の総資産は26.6兆リエル(約66 億ドル、前年比+31.9%)、預金額は11.3兆リエル(約28億ドル、前年比+37.6%)、貸出額は21.8兆リエル(約54億ドル、同+27.1%)と飛躍的に増加しました。
 レポートは、「マイクロファイナンス機関は、地方農村部にもネットワークを有することや、担保や連帯保証人の条件が緩いなど、借り手の利便性は高い。都市部だけでなく、地方の農村の個人や小規模事業主には欠かせない存在である。経済成長が著しいカンボジアでは、金融サービスを受ける層の広がりが見込まれることや、所得の向上とともに自動車ローンなどの新たな需要が伸びると思われることから、マイクロファイナンス市場は今後も成長が見込まれる有望な市場であろう。」と結ばれています。
(写真は、マイクロファイナンスにも強いACLEDA銀行)

国際金融情報センターのサイト
https://www.jcif.or.jp/report/2020/KHM202002025793.html



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