カンボジア経済財政省の関税消費税総局の発表によりますと、2023年第1~第3四半期(1月~9月)のカンボジアからの輸出は、対前年同期比0.8%減の169億4580万ドル(約2兆5249億円)でした。輸入は、5.9%減の182億1664万ドル(約2兆7143億円)でした。
輸出先を国別にみると、1位は米国で対前年同期比2.1%減の68億9796万ドル(約1兆278億円)で、全体の40.7%を占めています。2位はベトナムで30.7%増の20億3852万ドル(シェア12.0%)、3位中国18.3%増10億5910万ドル(シェア6.2%)、4位日本1.3%減8億8574万ドル(シェア5.2%)、5位タイ0.5%減6億5209万ドル(シェア3.8%)となっています。輸入は、第1位は中国で対前年同期比1.8%増の80億4026万ドル(シェア44.1%)、2位ベトナム11.0%減27億3578万ドル(シェア15.0%)、3位タイ22.0%減21億6804万ドル(シェア11.9%)、4位インドネシア17.7%増7億7095万ドル(シェア4.2%)、5位シンガポール14.7%減6億9004万ドル(シェア3.8%)となっています。
品目別輸出では、縫製品が第1位で対前年比17.4%減の59億2951万ドル(シェア35.0%)、2位電気部品93.5%増24億7668万ドル(シェア14.6%)、3位旅行用品13.4%減12億8109万ドル(シェア7.6%)、4位穀物48.9%増11億8463万ドル(シェア7.0%)、5位履物25.1%減9億9177万ドル(シェア5.9%)等となっています。品目別輸入は、1位石油製品10.8%減25億8109万ドル(シェア14.0%)、2位縫製原料16.4%減19億9019万ドル(シェア10.9%)、3位電気機器11.1%増11億4255万ドル(シェア6.3%)、4位自動車40.5%減10億7305万ドル(シェア5.9%)等です。品目別輸出で、縫製品・履物・旅行用品の不振が続いていること、日系企業等が製造・輸出している電気部品が大きく伸びていることが注目されます。また、品目別輸入では、原油価格が安定していることから輸入金額が減少に転じていること、縫製品の発注減少のため縫製原料の輸入も減少していること等が注目されます。
カンボジアの輸出産業は、新型コロナの影響から予想よりも早く回復してきました。しかし、主要輸出先の米国・欧州の景気減速等の影響で、今年は逆風を受けることが懸念されています。
(写真は、日本が支援して整備が進められてきたシアヌークビル港)
関税消費税総局の統計のサイト(英文です)
https://stats.customs.gov.kh/en
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輸出先を国別にみると、1位は米国で対前年同期比2.1%減の68億9796万ドル(約1兆278億円)で、全体の40.7%を占めています。2位はベトナムで30.7%増の20億3852万ドル(シェア12.0%)、3位中国18.3%増10億5910万ドル(シェア6.2%)、4位日本1.3%減8億8574万ドル(シェア5.2%)、5位タイ0.5%減6億5209万ドル(シェア3.8%)となっています。輸入は、第1位は中国で対前年同期比1.8%増の80億4026万ドル(シェア44.1%)、2位ベトナム11.0%減27億3578万ドル(シェア15.0%)、3位タイ22.0%減21億6804万ドル(シェア11.9%)、4位インドネシア17.7%増7億7095万ドル(シェア4.2%)、5位シンガポール14.7%減6億9004万ドル(シェア3.8%)となっています。
品目別輸出では、縫製品が第1位で対前年比17.4%減の59億2951万ドル(シェア35.0%)、2位電気部品93.5%増24億7668万ドル(シェア14.6%)、3位旅行用品13.4%減12億8109万ドル(シェア7.6%)、4位穀物48.9%増11億8463万ドル(シェア7.0%)、5位履物25.1%減9億9177万ドル(シェア5.9%)等となっています。品目別輸入は、1位石油製品10.8%減25億8109万ドル(シェア14.0%)、2位縫製原料16.4%減19億9019万ドル(シェア10.9%)、3位電気機器11.1%増11億4255万ドル(シェア6.3%)、4位自動車40.5%減10億7305万ドル(シェア5.9%)等です。品目別輸出で、縫製品・履物・旅行用品の不振が続いていること、日系企業等が製造・輸出している電気部品が大きく伸びていることが注目されます。また、品目別輸入では、原油価格が安定していることから輸入金額が減少に転じていること、縫製品の発注減少のため縫製原料の輸入も減少していること等が注目されます。
カンボジアの輸出産業は、新型コロナの影響から予想よりも早く回復してきました。しかし、主要輸出先の米国・欧州の景気減速等の影響で、今年は逆風を受けることが懸念されています。
(写真は、日本が支援して整備が進められてきたシアヌークビル港)
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