6月7日、カンボジア政府は、中国の中国路橋工程(CRBC)と、カンボジア第3の高速道路となるプノンペン~シェムリアップ~ポイペト高速道路について、枠組協定を調印しました。今後、フィージビリティ調査が実施される予定です。
プノンペン~シェムリアップ~ポイペト高速道路は、プノンペンとアンコールワットを有するシェムリアップ、更にタイ国境のポイペトまでを結ぶ高速道路となります。第1期はシェムリアップまでの約250キロメートル、第2期はシェムリアップからポイペトまでの約150キロメートルを建設する計画です。総工費は40億ドル(約5600億円)を見込みますが、第1、第2の高速道路と同様、中国の中国路橋工程がBOT方式で請け負い、カンボジア政府は債務を負わない形で実施されるものと見られます。
カンボジアの基幹インフラである高速道路が、中国企業の手によって次々と建設され、運営も握られるということは、安全保障上の懸念が無いとは言えません。また、多額の建設コストが必要な高速道路の収益性についても、疑問を抱く見方が出ています。カンボジア政府としては、債務負担を負うことなく、インフラの整備ができる点を評価しているものと見られます。今後の管理・運営や収益状況について、カンボジア政府がしっかりと監視・監督していくことが望まれます。
(写真は、公共事業道路賞のフェイスブックより)
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プノンペン~シェムリアップ~ポイペト高速道路は、プノンペンとアンコールワットを有するシェムリアップ、更にタイ国境のポイペトまでを結ぶ高速道路となります。第1期はシェムリアップまでの約250キロメートル、第2期はシェムリアップからポイペトまでの約150キロメートルを建設する計画です。総工費は40億ドル(約5600億円)を見込みますが、第1、第2の高速道路と同様、中国の中国路橋工程がBOT方式で請け負い、カンボジア政府は債務を負わない形で実施されるものと見られます。
カンボジアの基幹インフラである高速道路が、中国企業の手によって次々と建設され、運営も握られるということは、安全保障上の懸念が無いとは言えません。また、多額の建設コストが必要な高速道路の収益性についても、疑問を抱く見方が出ています。カンボジア政府としては、債務負担を負うことなく、インフラの整備ができる点を評価しているものと見られます。今後の管理・運営や収益状況について、カンボジア政府がしっかりと監視・監督していくことが望まれます。
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