6月7日、カンボジアにとって第2の高速道路となるプノンペンとベトナム国境のバベットを繋ぐ高速道路の起工式が開催されました。プノンペン~バベット高速道路は全長135.1キロメートル、片側2車線で、5つのインターチェンジを有する計画です。工期は48カ月で2027年の完成を目指すとしています。建設・運営・管理は、期間50年のBOT(建設・運営・譲渡)方式で行われる予定で、第1の高速道路であるプノンペン~シアヌークビル高速道路と同様に、中国交通建設集団(CCCC)傘下の道路・鉄道建設大手、中国路橋工程(CRBC)が請け負うとのことです。なお、カンボジア政府は債務を負わない形になっているものと見られます。
また、高速道路のプノンペン側の起点は、メコン河の北岸となるため、プノンペン環状3号線と国道1号線の交差点からメコン河を渡る橋梁も建設される予定です。橋の全長は1600メートルの計画です。
ベトナム国境のバベットからは、ベトナム側がホーチミンまでを結ぶ高速道路を建設する予定です。国境での通関手続等の簡素化やワンストップ化も今後の課題になるものと見られます。
カンボジアの基幹インフラである高速道路が、中国企業の手によって次々と建設され、運営も握られるということは、安全保障上の懸念が無いとは言えません。また、多額の建設コストが必要な高速道路の収益性についても、疑問を抱く見方が出ています。カンボジア政府としては、債務負担を負うことなく、インフラの整備ができる点を評価しているものと見られます。今後の管理・運営や収益状況について、カンボジア政府がしっかりと監視・監督していくことが望まれます。
(写真は、公共事業道路賞のフェイスブックより)
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また、高速道路のプノンペン側の起点は、メコン河の北岸となるため、プノンペン環状3号線と国道1号線の交差点からメコン河を渡る橋梁も建設される予定です。橋の全長は1600メートルの計画です。
ベトナム国境のバベットからは、ベトナム側がホーチミンまでを結ぶ高速道路を建設する予定です。国境での通関手続等の簡素化やワンストップ化も今後の課題になるものと見られます。
カンボジアの基幹インフラである高速道路が、中国企業の手によって次々と建設され、運営も握られるということは、安全保障上の懸念が無いとは言えません。また、多額の建設コストが必要な高速道路の収益性についても、疑問を抱く見方が出ています。カンボジア政府としては、債務負担を負うことなく、インフラの整備ができる点を評価しているものと見られます。今後の管理・運営や収益状況について、カンボジア政府がしっかりと監視・監督していくことが望まれます。
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