今週発表された統計によると、2008年12月の消費者物価上昇率(対前年同期比)は、13.46%となりました。6月には22%にまで上昇した物価上昇率は、石油等の国際価格の急低下、景気の減速等により、予想を上回る速度で終息しつつあります。2008年12月の消費者物価指数は、2008年11月に比べると、1ヶ月で1.47%低下(!)しています。上昇が激しかった食料品も11月から12月にかけては、2.23%の低下となっています。動きの激しいガソリン価格は、既に3000リエル/リットルの大台を切り、2900リエル前後となっています。これは2008年6月のピーク時の半値以下の水準です。
昨年前半は、カンボジア経済にとって最も大きなリスクが高インフレであったことを思うと隔世の感があり、経済の動きの速さには、いつもながら驚かされます。
昨年前半は、カンボジア経済にとって最も大きなリスクが高インフレであったことを思うと隔世の感があり、経済の動きの速さには、いつもながら驚かされます。