カンボジア経済

カンボジアの経済について、お堅い数字の話から、グルメ情報といったやわらかい話まで、ビジネス関係の方にお役に立つブログです

円借款理解促進セミナー

2009年01月26日 | 経済
 日本政府の政府開発援助(ODA)の大きな柱は、低利・超長期の円借款です。カンボジアに対しては、金利は0.01%/年、償還期間は40年だそうです。1月20日に、プノンペンでこの円借款についてのセミナー「Seminar on Japanese ODA Loans – Sharing Asian Experiences for the Effective and Efficient Development of Cambodia」がありました。カンボジア政府関係者を中心に60名ほどが出席し、熱心な議論がなされました。講師は、ベトナム計画投資省の元局長で、長年各国の援助を活用してきたウン博士でした。博士は日本の円借款をベトナムでは外国投資を誘致するために必要なインフラに集中投資した経験をお話くださり、大変素晴らしいプレゼンでした。また、シアヌークビル港湾庁のローキムチュン総裁も、シアヌークビル港の開発に円借款を活用された経験を話してくださいました。
 一人当たりのGDPも2008年には700ドルを突破したと思われるカンボジアでは、外国投資を誘致するためにも大規模インフラの建設が待ったなしで必要であり、日本からの支援、特に円借款の増額が期待されるところです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする