goo blog サービス終了のお知らせ 

カンボジア経済

カンボジアの経済について、お堅い数字の話から、グルメ情報といったやわらかい話まで、ビジネス関係の方にお役に立つブログです

カンボジアの著名建築家 ヴァン・モリヴァン氏死去 独立記念塔も設計

2017年10月04日 | 社会・風土
 9月28日、カンボジアの建築家ヴァン・モリヴァン氏が、亡くなられました。91歳でした。ヴァン・モリヴァン氏は、独立後のカンボジア建築に東洋と西洋を融合した新たなスタイルをもたらした建築家として有名です。
 ヴァン・モリヴァン氏は、1926年、カンボジア南部のカンポット州生まれで、1946年にパリへ留学、1956年の帰国後は建築家としての活動に加え、芸術・教育を振興する役割も担いました。内戦により1971年にスイスに亡命した後は、国連人間居住計画(ハビタット)の上級技術顧問として活動されていました。20年以上経った内戦終結後にようやく帰国することができ、シアヌーク前国王に請われて政府の国務大臣に就くと、アンコール遺跡の保存・修復と、そのための人材育成に全力をあげられました。
 1950年代から60年代、シアヌーク前国王のもと、フランスから独立したばかりのカンボジアは、新国家建設にふさわしい建築物や都市計画を求めていました。国家建築物の主任建築家と都市計画・住宅整備局長に抜てきされた30歳のモリヴァン氏は、新しいアイデアの建物を次々に生み出しました。アンコール時代の装飾と現代建築の要素を両立させた独立記念塔(写真上)。扇形の外観が特徴的なチャトモック国際会議場。「コルビジェ建築」に通じるピロティや日よけを備えた外語大学校舎。後に「ニュー・クメール建築」と呼ばれるジャンルを築いたモリヴァン氏が設計した作品は80カ所以上、当時の公共建築の約8割を占めたといわれます。
 なお、ヴァン・モリヴァン氏は、2013年に第18回日経アジア賞(文化部門)を受賞されています。日本でも業績を認められたヴァン・モリヴァン氏に心より哀悼の意を表します。


↓にほんブログ村のランキングに参加しています。よろしければクリックしてください↓
にほんブログ村 海外生活ブログ カンボジア情報へにほんブログ村


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雨季の豪雨

2017年09月30日 | 社会・風土
 カンボジアは5月~10月が雨季です。この間には「バケツをひっくり返したような」スコールに襲われることもたびたびあります。特に、9月後半~10月はプノンペンも集中豪雨に見舞われます。傘も全く役に立たないような激しさです。そんな時はちょっと雨宿りするしかありません。プノンペンでも町のあちこちはすぐ水たまりと化します(日本政府が支援している排水事業で洪水被害は減少しているようです)。バイクに乗っている人たちの中には、ビニールポンチョをかぶって走っていく元気な人たちもいます。トゥクトゥクは、雨除けのカバーを出して走ります。プノンペンの街中は、洪水で通行できなくなるところも出て、道路は大渋滞となります。
 しかし、この時期の雨は、農家には本当に大切な恵みの雨でもあります。
 なお、プノンペン等の都市の洪水の際は、下水やごみ等が混入している可能性も高く、思わぬ病気の原因ともなりますので、なるべく洪水(水たまり)に入らない・触らない等の注意が必要です。


↓にほんブログ村のランキングに参加しています。よろしければクリックしてください↓
にほんブログ村 海外生活ブログ カンボジア情報へ
にほんブログ村

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

プチュンバン2017

2017年09月17日 | 社会・風土
 プチュンバンはカンボジアのお盆です。今年は9月19日から9月21日までプチュンバンの連休です。多くの人々が田舎に帰って家族で集まります。一方、プノンペンは閑散とします。お店もお休みのところが多くなります。
 プチュンバンは、仏教徒のカンボジア人にとっては、重要な宗教行事で、日本のお盆ととても似ています。お祭りは15日間続きます。この間、人々は地元のお寺だけではなく、遠くのお寺まで出かけて、お布施をします。先祖の魂と再会するために、少なくとも7か所のお寺を回らなければならないとされています。先祖の魂は、プチュンバンの15日間の間だけは自由に動き回ることを許されると言われ、食べ物等を供えてお迎えします。


↓日本ブログ村のランキングに参加しています。良かったらクリックしてください↓
にほんブログ村 海外生活ブログ カンボジア情報へにほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ミス・カンボジア2017

2017年09月09日 | 社会・風土
 9月1日、プノンペンのナガワールドで、2017年のミス・カンボジアの最終選考会が開催されました。ミス・カンボジアには、コンポンチャム州出身のレーンシー・ナットさん(21歳、Miss. Rern Si Nat)が選ばれました。最終選考会では、20名のファイナリストたちが、民族衣装やクメール伝統様式のシルクガウン等を纏って、選考に臨みました。
 カンボジアでもこうしたイベントが行われるようになったことは、本当に喜ばしいことだと思います。
(写真は クメールタイムズより)

ミス・カンボジア公式サイト(英文です)
https://misscambodia.org/

クメール伝統様式のシルクガウンを纏ったファイナリスト。ナットさんは左から二人目です。



↓にほんブログ村のランキングに参加しています。よろしければクリックしてください↓
にほんブログ村 海外生活ブログ カンボジア情報へ
にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

サッカーAFC U-23選手権予選 カンボジアで開催 日本代表とも対戦

2017年07月29日 | 社会・風土
7月19日~23日に、サッカーAFC U-23選手権予選がカンボジアで開催されました。カンボジアでは、カンボジア、日本、フィリピン、中国が参加するグループJの6試合が行われました。
 カンボジアは、初戦は強敵の中国との雨中の試合でしたが、耐えに耐えて0対0で引き分けに持ち込みました(写真上)。第2戦は、格上の日本代表を相当に苦しめたものの、2対0で敗れました。第3戦は、フィリピンとの試合で、ペナルティキックが決まらない等の不運がありましたが、1対0で勝利しました。カンボジア代表が出る試合には、プノンペンのオリンピックスタジアムに数万人の観客が集まり、カンボジア代表への応援も他チームを圧倒するものがありました。
 日本代表は、東京オリンピックに備えるという観点から、あえて20歳以下のメンバーで勝負しました。初戦のフィリピンには8対0、カンボジアに2対0と勝ち進みましたが、最終戦は引き分けでも良いとの考えが頭に浮かんだのか消極的なゲーム運びとなってしまい、中国に1対2で敗れました。グループJで2位となったものの、何とか本選出場に結びつきました。
 カンボジア代表は、1勝1敗1引き分けで、3位となり本選進出はかないませんでした。体格や技術でまだまだのところもありますが、やる気溢れる溌溂としたプレーで、今後の育成が期待されます。また、中国等と異なり、礼儀正しく、ルールやマナーをきちんと守る点も高く評価されます。また、こうした国際試合がカンボジアで開催可能となってきたことも、素晴らしいことだと思います。

日本サッカー協会の日本代表のサイト
http://www.jfa.jp/national_team/news/00014323/


↓にほんブログ村のランキングに参加しています。よろしければクリックしてください↓
にほんブログ村 海外生活ブログ カンボジア情報へ
にほんブログ村

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

プノンペンで七夕まつり

2017年07月16日 | 社会・風土
 7月9日、プノンペンのカンボジア日本人材開発センター(CJCC)にて、「七夕まつり」が開催されました。会場には、カンボジアの若者が多数来場し、日本の文化を楽しんでいました。浴衣姿で来場したカンボジアの若者も多く見かけました。会場では、竹に願い事を書いた短冊を付けるコーナーや、縁日風の出店もありました。折り紙や切り紙といった伝統文化に加え、ネイルやメイクアップといった新しい日本文化も紹介され、人気を集めていました。流しそうめんやたこ焼きといった、カンボジアではまだあまり知られていない日本食も提供されていました。
 カンボジアはアジアでも最も親日的な国でもあり、日本の文化やクールジャパンも素直に取り入れてくれています。ちょっと見に行くだけでも大変楽しいイベントでした。

CJCCの七夕まつりのサイト
http://www.cjcc.edu.kh/site/index.php/en/upcoming-events/271-tanabata-festival-2017

こんな日本語の願い事も。



↓にほんブログ村のランキングに参加しています。よろしければクリックしてください↓
にほんブログ村 海外生活ブログ カンボジア情報へにほんブログ村

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カンボジアのサンボー・プレイ・クック寺院地区が世界遺産に

2017年07月15日 | 社会・風土
 7月8日、国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界遺産委員会は、ポーランドのクラクフで開催された第41回会合で、カンボジアの「古代イシャナプラの考古遺跡サンボー・プレイ・クックの寺院地区」を世界遺産に登録することを決定しました。カンボジアでは1992年にアンコール・ワット、2008年にプレアヴィヒア寺院が世界遺産に登録されており、サンボー・プレイ・クック遺跡群はカンボジアで第三の世界遺産となります。なお、今回の会合では、日本の「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」(福岡県)の登録も決定されています。
 サンボー・プレイ・クックは、カンボジア中部のコンポントム州にあり、州都のコンポントムから北に約30キロに位置します。この遺跡群は、アンコール王朝の成立に先立つ7世紀に当時の真臘(イシャナプラ)と呼ばれた国の王都として栄えていた古代都市の遺跡となります。東南アジアでも最初期(7世紀)の宗教建築が、上部構造まで良く残存し、まとまって寺院群を形成していることや、それらの文化的起源であるインド亜大陸にも同時期の恒久的な組積造建造物が現存せず類いまれな事例であることが評価されました。なお、遺跡郡の補修工事の一部は、日本の早稲田大学が協力しているとのことです。
 今回の登録決定について、フン・セン首相もフェイスブック上で「歓迎すべき日」と投稿し、政府関係者や国民に「歴史的な日を祝おう」と呼び掛けたとのことです。カンボジア経済にとって、観光は重要なエンジンの一つであり、アンコールワットに加えて新たな世界遺産が認められたことにより、今後の更なる発展が期待されます

ユネスコ世界遺産委員会のサイト
http://whc.unesco.org/en/sessions/41COM



↓にほんブログ村のランキングに参加しています。よろしければクリックしてください↓
にほんブログ村 海外生活ブログ カンボジア情報へ
にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ポル・ポト裁判 結審

2017年06月29日 | 社会・風土
 6月23日、カンボジアの旧ポル・ポト政権による大虐殺を裁く特別法廷で、少数民族虐殺などの罪に問われた元最高幹部のキュー・サムファン元国家幹部会議長(85歳)とヌオン・チア元人民代表議会議長(90歳)の2被告の公判の第一審が結審しました。キュー・サムファン被告は、最終意見陳述で「私は殺人者ではない」と述べ、責任を否定しました。判決は来年前半にも言い渡される見通しです。特別法廷は、少数民族虐殺などの罪と都市住民の強制移住を巡る罪を分離して審理してきており、強制移住を巡る審理では、昨年11月の二審判決で2被告の終身刑が確定済みです(カンボジアには死刑はありません)。
 キュー・サムファン被告は最終意見陳述で、少数民族の虐殺やポト派政権下での強制結婚などについて「そのことを知ったのは政権崩壊後だ」と関与を否定しました。多数の国民を飢えに追いやった極端な共産主義政策に関しては、「経済を早急に再生させる必要があった」と正当化しました。
 1975年から1979年初頭までカンボジアを支配したポル・ポト政権は、中国の毛沢東思想を信奉し、自国民200万人以上を虐殺しました。その影響は今も根深く残っており、裁判を通じて真実が明らかになることが期待されます。


↓にほんブログ村のランキングに参加しています。よろしければクリックしてください↓
にほんブログ村 海外生活ブログ カンボジア情報へ
にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

選挙監視員活動2017

2017年06月03日 | 社会・風土
 国際的NGOの「自由な選挙のためのアジアネットワーク(Asian Network for Free Elections: ANFREL)による国際選挙監視団に登録して、今回の地方選挙の「選挙監視員」となりました。まずは、選挙監視員「三種の神器」を頂きました。選挙監視員証、選挙監視員ベスト、選挙監視員マニュアルです(写真上)。また、ANFREL主催の選挙監視に関する会議も、5月28日に開催されました。
なお、日本語では「監視」という強い言葉ですが、実際の活動では問題を発見したとしても、その場で指導・助言することは選挙への介入・干渉となりかねないことから、指導・助言は原則として行わず、事後報告のみ行うこととしていますので、英語の「Observer」の方がぴったりします。
 日本人の一人として、カンボジアの人々のために、このような活動に参加できることは、とてもうれしいことです。この活動には、日本人の若い方からお歳を召された方まで、多くの女性を含めて、様々な方が参加されています。また、フンラス、スリランカ、タイ、インドネシア、フィリピン、ミャンマー等の各国からも監視員が参加しています。
 地方選挙は、明日6月4日に投票、即日開票されます。2018年7月に予定される総選挙への影響もあるものと見られ、結果が注目されます。なお、日本大使館では「カンボジアに渡航・滞在される方は、場合によっては支持者間の衝突等、不測の事態が発生するおそれもありますので、集会やデモが行われている場所に近づかない等、慎重に行動することを心がけ、十分注意してください。」との「注意喚起」を発出しています。

在カンボジア日本大使館の安全情報サイト
http://www.kh.emb-japan.go.jp/consular/oshirase/20170523.pdf


↓日本ブログ村のランキングに参加しています。良かったらクリックしてください↓
にほんブログ村 海外生活ブログ カンボジア情報へ
にほんブログ村

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

王室始耕祭2017

2017年05月20日 | 社会・風土
 5月12日に「王室始耕祭(Royal Plowing Ceremony)」の式典が行われました。今年は、プレイベン州の Kamchay Mearで開催されました。例年通り、シハモニ国王もご臨席されました。
 式典では、王室の2頭の聖牛が広場を耕す儀式をします。この後、7種類の食べ物(コメ、トウモロコシ、豆、ゴマ、草、水、酒)を銀器に並べたところに、聖牛を連れて行き、何を食べるかでその年の農業の吉凶を占います。今年は、コメ、豆、トウモロコシをそれぞれ食べたため、これらの作物のちょっと良い収穫が期待されるとのご託宣です(なお、草は「牛疫」、酒を飲んだときは「戦乱」、水は「洪水」の凶兆と言われているそうです)。今年も、この明るいニュースで農家の方々に元気を与えることが期待されます。


にほんブログ村 海外生活ブログ カンボジア情報へにほんブログ村

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最後のチャンス? 夢の切符 ジャパンレイルパス

2017年05月06日 | 社会・風土
 日本に一時帰国するのに合わせて、鉄道ファンにとって夢の切符「ジャパンレイルパス」を購入しました。このジャパンレイルパスは、日本全国のJRに乗り放題のパスですが、原則として外国人しか購入できません。日本人でも、海外永住者は購入することができた(厳しい条件あり)のですが、今年の3月31日で日本人向けは販売を一旦終了しました。
 今回は、桜を追いかけて東北を旅しました。鉄道は、山形新幹線、秋田新幹線、秋田内陸縦貫鉄道、弘南鉄道、津軽鉄道、五能線のリゾートしらかみ号等を堪能しました。また、桜が有名な鶴岡、角館、弘前と回りました。鶴岡は半分散っており、角館は3分咲きでしたが、弘前(写真上)は満開で最高でした。
 今回の使用が最後のチャンスになると思っておりましたが、日本人向けの販売停止には様々なご批判が寄せられたようで、JRでは、条件を厳しく見直したうえで、6月1日から販売を再開する模様です。新たな条件は、日本国の旅券及び「在留期間が 10 年以上であることを確認できる書類で、在外公館で取得 したもの等」を有する方となっていますが、詳細は5月下旬に発表されるとのことです。
 カンボジアから一時帰国して日本を鉄道で旅行すると、日本の美しさに感動します。できれば、このパスでまた日本を再発見する旅に出たいと思います。

JRグループの発表
http://www.jreast.co.jp/press/2016/20170321.pdf

秋田内陸縦貫鉄道。阿仁マタギ駅付近。残雪がまだ残っています。



↓日本ブログ村のランキングに参加しています。良かったらクリックしてください↓
にほんブログ村 海外生活ブログ カンボジア情報へ
にほんブログ村

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カンボジアフェスティバル2017 東京で開催

2017年05月03日 | 社会・風土
 本日5月3日(水)と4日(木)、東京・代々木公園ケヤキ並木でカンボジアフェスティバル2017が、開催されます。NPO法人在日カンボジアコミュニティの主催で、在日本カンボジア王国大使館、在日カンボジア留学生協会などとの共催です。時間は、10時から19時です。本格的なカンボジアのフェスティバルであり、例年多くのお客さんで賑わっています。
 会場には、クラタペッパーやニョニュムショップ等の多くの展示ブースが出展されるとのことです。カンボジアカレー、アモックのせご飯やカボチャプリンといったカンボジア料理も味わうことができます。また、イベントステージでは、カンボジア王立舞踊団による伝統舞踊等が行われます。
 日本の方々にカンボジアを知っていただく良い機会になるものと期待されます。東京においでの方はぜひ足をお運びください。
(写真はフェスティバルのサイトより)

カンボジアフェスティバルのサイト
http://www.cambodiafestival.com/



↓日本ブログ村のランキングに参加しています。良かったらクリックしてください↓
にほんブログ村 海外生活ブログ カンボジア情報へ
にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

クメール正月2017

2017年04月15日 | 社会・風土
 カンボジアではお正月が3回あります。1月1日の「インターナショナルニューイヤー」、2月の「中国正月」(旧正月)、そして、4月のクメール正月です。クメール正月が一番大きなイベントです。今年は、4月14日から16日が3連休ですが、お役所や工場では前後あわせて実質2週間ほど開店休業となるところも多いようです。地方出身者は田舎に帰る人が多いので、例年、クメール正月の間は、プノンペンも大変静かになります。
 日本のお正月ですと、午前0時を越えると新年を迎えますが、カンボジアでは、毎年時間が変わります。今年は4月14日午前3時12分に新年となりました。7人姉妹の女神のうちの一人が降りてくるとされています。今年の元旦は金曜日ですので、女神ケミリア(Ke Mi Rea)が降臨したとのことです。
 お正月を間近に控えた時期には、近所で仏教の行事も盛んに行われます。たくさんのお坊さんを呼んでお経を唱えていただき、その後、お坊さんたちにご飯やお金やお土産をお渡しします。また、オフィス等では、楽団を呼んでお正月を祝う踊りを披露してもらうところも見かけます。
 クメール語での「あけましておめでとう」は「スオスダイ、チュナムタマイ」です(これはカタカナ読みでも結構通じます。)。
(写真は、お正月を祝う踊り)


↓にほんブログ村のランキングに参加しています。よろしければクリックしてください↓
にほんブログ村 海外生活ブログ カンボジア情報へにほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

サッカーAFC U23選手権の予選組み合わせが決定 カンボジア代表は日本代表と同組に

2017年03月25日 | 社会・風土
 3月17日、マレーシア・クアラルンプールにて、サッカーアジアチャンピオンシップ(23歳以下)2018年中国大会の予選組合せ抽選会が開催されました。カンボジアは、グループJに入り、日本、中国、フィリピンと同組となりました。カンボジア代表チームは、サッカーワールドカップ2018年ロシア大会の予選で日本と対戦し、善戦しています。
 今回の予選には、開催国の中国を含む40カ国が出場します。4カ国ずつ10グループに分かれて予選が行われ、各グループの1位及び2位チーム中の上位5カ国が本大会への出場権を獲得します。予選は今年7月19日~23に試合が行われる予定です。グループJの各試合は、中国で行われる予定です。
 カンボジア代表チームは、実力を上げてきており、活躍を期待したいと思います。

AFCのサイト(英文です)
http://www.the-afc.com/afc-u-23-championship-2018-afc-u-23-championship-2016/afc-u-23-championship-2018-hopefuls-learn


↓にほんブログ村のランキングに参加しています。よろしければクリックしてください↓
にほんブログ村 海外生活ブログ カンボジア情報へ
にほんブログ村

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

加藤登紀子さんがカンボジア訪問

2017年03月05日 | 社会・風土
 歌手の加藤登紀子さんがカンボジアを訪問し、コンサート等、様々な活動をしてくださいました。加藤さんは、カンボジア内戦終結直後の1992年にもカンボジアを訪問されたことがあるそうです。今回は、絆フェスティバルでのコンサートや、アンコールワット訪問等、すっかり変わったカンボジアを訪ねる4泊5日の旅でした。
 ご自身のブログでは、「平均年齢24歳の国!人口1500万人、そのうち200万人がプノンペンに住んでいる。東京に比べたら、決して多いわけじゃないはずなのに、町中に人が溢れていて、もう発奮しまくっている!「うわーッ」と思わず叫びそうになる私。」、「国という物が生命体だとすれば、やはり、若い国と成熟した国との違いは大きいな、と実感。日本にいてなんとなく「やり切れなさ」を感じている若い人たちに、是非、日本を飛び出して、いろんな国で生きる可能性を知ってほしい、と思った。」と書かれています。
 ぜひまたおいでいただき、歌声を聞かせていただきたいと思います。

加藤登紀子さんオフィシャルブログ
http://ameblo.jp/tokiko-kato/entry-12251750650.html



↓にほんブログ村のランキングに参加しています。よろしければクリックしてください↓
にほんブログ村 海外生活ブログ カンボジア情報へにほんブログ村

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする