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カンボジア経済

カンボジアの経済について、お堅い数字の話から、グルメ情報といったやわらかい話まで、ビジネス関係の方にお役に立つブログです

ラタナキリ 高原の街の2軒のスカイバー

2018年12月09日 | 社会・風土
 ラタナキリ州の州都バンルンは、高原の街で、のどかな感じです。この街にも2軒のスカイバーができていました。1軒は、最近できた高級ホテルのヤクロムホテルの屋上にあります(写真上)。周りに高いビルがあまりなく、広々とした高原を見渡すことができます。夜は、夜景が楽しめますが、まだまだ暗い街です。メニューは、インターナショナルですが、クメール料理も楽しめます。
 もう1軒は、セトラビルの屋上です。セトラは、バンルンでは手広くビジネスを展開していて、このビルの1階はスーパーやカフェ、3階にはゲームセンター等もあります。屋上のスカイバーからは、夜景も良く見えます。訪問した日が独立記念日だったので、花火もばっちり楽しめました。メニューは中華もあるインターナショナルです。この日は、地元のお客さんで満員でした。
 田舎ののんびりした街と思っていたバンルンにもこうした新しいレストランやバーができてきていて、カンボジアの高度成長を感じます。

ヤクロムホテル
https://yeakloamhotel.com/page/3

セトラ・スーパーマーケット
https://web.facebook.com/SetraSupermarket/

ヤクオムホテルのスカイバーからの夜景。ちょっと暗いです。


セトラのスカイバー


セトラから見た独立記念日の花火。ばっちりでした。
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ラタナキリ ゆったりとした雰囲気のホテル Terres Rouges Lodge

2018年12月08日 | 社会・風土
 ラタナキリ州の州都バンルンにあるゆったりとした雰囲気のリゾートホテル「Terres Rouges Lodge」です。ホテル名は「赤土」という意味のフランス語だそうです。市街中心部から車で5分ですが、湖に面したホテルは、広大な敷地に昔ながらの木造建築がいくつも並ぶ、ゆったりとした造りです。近代的なホテルではないので、ちょっと不便なところもありますが、大きな芝生の広場や、奥まった雰囲気のプール等、ゆったりとした気分にさせてくれます。レストランは木造のメインビルディングの2階にあり、高原の風を感じながら、朝食を食べたり、夕方にビールを一杯やったりするのに最適です。夜は、芝生広場から満天の星も楽しめました。お客さんは、西洋系の方がたくさん泊まっていました。ラタナキリ州を訪問された際は、ぜひお試しください。

Terres Rouges Lodge
https://ratanakiri-lodge.com/ja/homu/

芝生の広場。夜は満天の星です。


高原の風が心地よい木造のレストラン・バー。夕方のビールは最高です。


奥の方にひっそりとあるプール。静かです。



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カンボジアの舞踊ラコーン・コル 世界遺産に

2018年12月04日 | 社会・風土
 11月28日、国連教育科学文化機関(UNESCO)は、カンボジアの伝統舞踊ラコーン・コル(男性の仮面ダンス: Lkhon Khol)を世界遺産(無形文化遺産)に登録することを決定しました。同じ会議で、日本の「男鹿(おが)のナマハゲ」(秋田県)など8県の10行事で構成される「来訪神(らいほうしん) 仮面・仮装の神々」も登録が決定して大きく報道されています。
 ラコーン・コルは、9世紀、アンコール時代に始められたものと見られており、アンコールワットの壁画等にも描かれています。独特の仮面をつけた男性がラーマーヤナの物語等をダンスで伝えます。
 フン・セン首相もこの登録を評価し、お得意のフェイスブックで「今回の決定は、大きな国家的な誇りである」とコメントしています。
 カンボジアの世界遺産と言えば、アンコールワット、プレアビヒア、サンボ―プレイクック等の遺跡がメインですが、今回のラコーン・コルのような無形文化遺産も登録が決定したことは、大変喜ばしいことだと思います。
(写真は、クメールタイムズ紙より)


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モンドルキリ州の見どころ

2018年12月02日 | 社会・風土
 モンドルキリ州は、とても風光明媚なところで、「カンボジアのスイス」とも呼ばれます。天然の牧場のような風景や、まるでゴルフ場のようななだらかな丘陵が続きます。観光の見どころもたくさんあります。まず、第一のお勧めは、森の海(Sea of Forest)です。州都のセン・モノロム中心部から車で15分ほどの高台です。高い木が少ないこともあり、素晴らしい眺望です。カンボジアの中でも私が最も好きな場所の一つです。次は、滝です。市内から近いモノロム滝は、落差は10メートルほどですが、木立に囲まれて涼しげな雰囲気です。市内から30キロ以上離れているブースラ滝は、2段となっている大きな滝で、今や大観光地となっています。ブースラ滝に向かう途中には観光農園もあって、ドリアン等の果物やコーヒー、胡椒等が栽培されています。カンボジアいても実際に果物等がなっている木を見ることは少ないので、ちょっと楽しめます。また、リースナブルな値段で果物やモンドルキリコーヒーを購入することもできます。モンドルキリは、プノンペンから車で7時間ほどかかりますが、行く価値のあるところだと思っています。機会がありましたら、ぜひ訪問してみてください。

森の海。ともかく遠くまで良く見えます。こういうだだっ広さや空の広さを味わえるところはなかなかないと思っています。


森の海を2年ぶりに訪問したところ、見晴台にカフェと・お土産屋さんができていました。


セン・モノロム市内を見おろす展望台です。市内を一望できます。市街地の真ん中に飛行場(跡地)があります。


ブースラ滝に行く途中にある観光農場です。いろいろな果物やモンドルキリコーヒーがあります。実際に木になっているところが見れるのが興味深いです。


ブースラ滝(上段)の周りは、観光客の憩いの場となっています。筵(1枚で2畳ほど)は、貸しスペースで、賃料は1ドルほどとのことです。


ブースラ滝の下段。50~100メートルくらいあります。上段から流されたら大変です。



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モンドルキリのリゾートホテル Mayura Hill Resort

2018年12月01日 | 社会・風土
 モンドルキリ州の州都セン・モノロムにあるリゾートホテル「Mayura Hill Resort」です。セン・モノロムの中心部からちょっと離れた山あいにあります。谷を望む斜面に面していて、景色も素敵です。部屋は、コテージタイプとなっています。プールやお子さんの遊び場もあります。街中から離れていることもあって、本当に静かなホテルで、夜は逆に怖いくらいです。フランス人のマダムがマネージャーとして切り盛りされていて、センスの良さが感じられます。レストランでは、美味しい朝ごはんを食べることもできました。モンドルキリに行かれた際には、ぜひお試しください。

Mayura Hill Resort
http://www.mayurahillresort.com/

プールもあります。


室内は、ロッジ風です。写っていませんが、手前にダイニングもあり、相当に広いです。



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水祭り2018

2018年11月24日 | 社会・風土
 11月21日から23日までは「水祭り」の3連休です。プチュンバン(お盆)とは逆で、地方からたくさんの人たちがプノンペンに集まります。2010年の水祭りの最終日の晩に将棋倒し事故で300名以上が死亡したことや、シアヌーク前国王陛下御逝去等も重なって、2011年以降はイベントが行われませんでした。2014年は4年ぶりに様々なイベントが行われましたが、2015年は干ばつの影響で、プノンペンではまたボートレースは中止となりました。しかし、2016年、2017年とボートレースが開催され再び活況を示しています。
 今年も、伝統のボートレースが大々的に行われて、多くの観客を集めました。ボートは細長いもので、座って漕ぐタイプや、立って漕ぐタイプ等があります。この時期のトンレサップ川は、結構速い流れで、ボートは気持ち良いスピードで進んでいました。
 リバーサイドには、出店や物売りが集まり、楽しい雰囲気です。芝生にゴザを敷いて楽しむグループや家族連れも見られます。王宮前には、外国人観光客が無料で入れる特別席も設けられていました。夜になるとリバーサイドは多くの人出で、華やかなエレクトリカル船や花火、王宮のライトアップ等で盛り上がりました。

トンレサップ川の堤防まで人が一杯でした。


王宮前の芝生も満員です。


夜になっても人並みは途絶えません。


夜のイベントは、花火とエレクトリカル船です。


政府の各省のマークを模ったエレクトリカル船が何艘も集まってトンレサップ川を照らします。



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プノンペンで猫カフェ チュマーカフェ

2018年11月18日 | 社会・風土
 プノンペン中心部、国立博物館近くの猫カフェ「チュマーカフェ」です。店外からも、猫ちゃんたちが良く見えます。店内は、キャットウォークが壁から天井まで続いています。靴を脱いで入り、座布団に座る感じです。猫ちゃんたちは、色々な種類が10匹以上います。子猫もいて、可愛らしさを振りまいていました。飲み物を注文し、入場料(1.25ドル)を払って、手をアルコール消毒してから店内に入ります。猫じゃらしや、猫のエサ(0.75ドル)もあって、猫と戯れることもできます。お客さんは、西洋系の方が多いようでした。結構楽しいです。お勧めです。

Chhma Café
https://web.facebook.com/chhmacatfe/

店内では、あちこちで猫がゴロンゴロンしています。


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カンボジア 安全対策基礎データ

2018年11月05日 | 社会・風土
 10月30日、日本の外務省は、カンボジアの「安全対策基礎データ」の改訂版を発表しました。外務省の海外安全ホームページに掲載されています。
 犯罪発生状況については、「邦人に対する一般犯罪としては、殆どが金品目的のひったくり、いかさま賭博詐欺、スリや住居侵入事案です。カンボジア国内には、依然としてけん銃等の武器が出回っていることから、銃器を使用した凶悪犯罪につき、注意する必要があります。」としています。
 交通事故については、「カンボジアでは、交通ルールの遵守意識が低いことや、車両の増加により、交通事故が多発しています。反対車線の走行、車線のはみ出し、信号無視、脇見運転、3~4人乗りや蛇行運転等が多く見受けられますので、歩行中または車の運転中は細心の注意を払う必要があります。」と注意を促しています。
 医療については、海外旅行傷害保険への加入を推奨するとともに、「高温多湿な気候のため、旅行中に体調をくずす方も少なくありません。水分やミネラルの十分な補給を心がけるとともに、疲労を感じたときは無理をせず休息をとるようにしてください。」としています。
 カンボジアは、アジアの他の国と比べてテロもほとんどなく、一般犯罪もたくさん起きているわけではありません。しかし、海外で犯罪や事故に巻き込まれないための一般的注意事項はきちんと守っていく必要がありますので、くれぐれもご留意ください。また、日本大使館に在留届を行いますと、大使館から安全対策関係の情報がメールで配信されます。出張者の方は、外務省の「たびレジ」に登録しますと、同じ情報が配信されます。ぜひご活用ください。

外務省 カンボジアの安全対策基礎データ
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure_004.html

外務省のサイト 「たびレジ」と「オンライン在留届」
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/index.html


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カンボジア日本映画祭2018

2018年11月04日 | 社会・風土
 11月8日から11日までプノンペンで、11月16日から18日までシェムリアップで、国際交流基金主催の「カンボジア日本映画祭」が開催されます。プノンペンはイオンモール(1号店)のMajor Cineplex及びトゥール・コークのレジェンドシネマの2会場、シェムリアップはMajor Cineplexにおいて、クメール語及び英語字幕付で上映するとのことです。無料です(先着順)。
 上映作品には、アニメの「未来のミライ」や「夜明け告げるルーのうた」、人気の「ちはやふる」「焼肉ドラゴン」も含まれています。また、今年話題となったミニシアター系の「カメラを止めるな!」もあります。
 なお、詳細は下記サイトをご参照下さい。

スケジュール等(英文です)
http://kh.japanesefilmfest.org/screening-schedule/




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プチュンバン お寺にお参り

2018年10月07日 | 社会・風土
 プチュンバンはカンボジアのお盆です。今年は10月8日から10月10日までプチュンバンの連休です。多くの人々が田舎に帰って家族で集まるので、セントラルマーケット近くのミニバス乗り場も稼ぎ時で、お土産を抱えて地方に戻る人たちで賑わいます。一方、プノンペンは閑散とします。お店もお休みのところが多くなります。
 プチュンバンは、仏教徒のカンボジア人にとっては、重要な宗教行事で、日本のお盆ととても似ています。お祭りは15日間続きます。この間、人々は地元のお寺だけではなく、遠くのお寺まで出かけて、お布施をします。先祖の魂と再会するために、少なくとも7か所のお寺を回らなければならないとされています。先祖の魂は、プチュンバンの15日間の間だけは自由に動き回ることを許されると言われ、食べ物等を供えてお迎えします。
 9月30日に、アプサラ会(カンボジア在住の日本関係の女性の集まりです)の主催で、日本・カンボジア友好65周年事業の一つとして、プチュンバンにお寺にお参りする「カンボジアお盆体験会」がありました。場所は、独立記念塔近くのワット・ランカーです。日本に留学していたJAC会員の方も3名来ていただき、お参りの仕方やプチュンバンの由来等を説明してくれました。男女ともに白いシャツを着て、お寺に入り、まずご本尊に蓮の花とお線香を差し上げてお祈りします。その後、お坊様にお経をあげていただきます。また、ご先祖に捧げる食べ物は、お坊様に食べていただくことでご先祖様に届くということで、ご飯とおかずをお渡しします。お寺の中には、多くのごちそうがずらりと並びます(写真上)。ご飯は、外に並べてあるたくさんのツボに少しずつ分けて入れます。最後に、砂で山を作ります。これは、パゴダを作ることを意味しているとのことでした。お参りの仕方や由来を聞きながら、お参りさせていただき、大変興味深いものがありました。関係者の方には、ご飯やお花の準備もしていただき、感謝したいと思います。ぜひ来年以降も続けていただければと思います。

アプサラ会のフェイスブック
https://www.facebook.com/APSARAPhnomPenhCambodia/

ご飯を沢山のツボに少しずつ入れていきます。


パゴダの代わりに砂で山を作っていきます。5つの山はアンコールワットと同じように須弥山を意味するそうです。


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カンボジアで初のオペラ カヴァレリア・ルスティカーナ

2018年10月06日 | 社会・風土
 9月29日、プノンペンのソフィテルホテルで、日本カンボジア友好65周年記念事業カンボジアオペラプロジェクト「カヴァレリア・ルスティカーナ」の公演がありました。カンボジアオペラプロジェクトとは、カンボジア在住のオペラ歌手の岩崎愛さんをはじめとした日本人の方々により始められたプロジェクトで、カンボジア日本人会も後援しています。
 「カヴァレリア・ルスティカーナ」は、イタリアの小説家、ジョヴァンニ・ヴェルガによる小説を基に、ピエトロ・マスカーニが作曲したオペラです。題名は「田舎の騎士道」の意味だそうです。シチリアの山間部を舞台として、三角関係のもつれから起きる決闘の悲劇を描いたものです。
 カンボジアで、オペラの公演が行われるのは今回が初めてで、会場にはおよそ600人が訪れ、満席となりました。オーケストラの演奏とともに情感たっぷりにうたい上げられると、訪れた人たちは大きな拍手を送り、最後はスタンディング・オベージョンの大盛況でした。
 出演された方々は、初のオペラ公演で、練習に練習を重ねたとのことで、大変素晴らしい舞台となりました。また、関係者の方々も様々なご苦労があったものと思います。私も大変に感動しました。出演者の方々や関係者の方々にお礼を申し上げたいと思います。次の公演が楽しみです。
(写真上は、主演のサントゥッツァ役の岩崎愛さんとトゥリッドゥ役のKhuon Sethisakさん。カンボジアオペラプロジェクト提供)

カンボジアオペラプロジェクトのフェイスブック
https://web.facebook.com/cambodiaoperaproject/


合唱のメンバーの方々も素晴らしい歌声でした。



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在カンボジア医療者勉強会 カンボジアのお産と赤ちゃんの話し

2018年09月29日 | 社会・風土
 カンボジアには、様々な医療関係者の方々(お医者さんや看護師さん等)が日本から援助の事業や、NGO、民間事業等のお仕事で来られています。これらの方々が集まって勉強会を開催しています。
 9月22日に開催された勉強会では、国立国際医療研究センターの岩本あづさ先生から「カンボジアのお産と赤ちゃんの話し」について報告されました。日本政府は、日本の支援で建設されたプノンペンの国立母子保健センターやコンポンチャム州病院等で、お母さんと赤ちゃんの健康のための事業を展開してきました。こうした様々な努力の結果、新生児死亡率は出生1000当たり、2000年の37から2014年には18に大幅減少しました。また、妊婦死亡率も出生10万当たり、2000年の437から2014年には170へと激減しています。継続的な事業実施で大きな成果をあげたものと、高く評価されます。他方、まだまだ解決・改善すべき課題も多く見られており、今後の活動も期待されます。
 勉強会では、参加者から様々な質問やコメントが提起され、中身の濃い議論がありました。こうした勉強会はぜひ続けていっていただきたいと思っています。


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雨季の豪雨

2018年09月23日 | 社会・風土
 カンボジアは5月~10月が雨季です。この間には「バケツをひっくり返したような」スコールに襲われることもたびたびあります。特に、8月後半~10月はプノンペンも集中豪雨に見舞われます。傘も全く役に立たないような激しさです。そんな時はちょっと雨宿りするしかありません。通常、豪雨は30分から1時間ほどで終わります。プノンペンでも町のあちこちはすぐ水たまりと化します(日本政府が支援している排水事業で洪水被害は大幅に減少しているようです)。バイクに乗っている人たちの中には、ビニールポンチョをかぶって走っていく元気な人たちもいます。トゥクトゥクは、雨除けのカバーを出して走ります。プノンペンの街中は、洪水で通行できなくなるところも出て、道路は大渋滞となります。最近は、元は湿地や遊水地だったところが次々に埋め立てられていて、思わぬところが洪水被害にあうこともあるとのことです。
 しかし、この時期の雨は、農家には本当に大切な恵みの雨でもあります。
 なお、プノンペン等の都市の洪水の際は、下水やごみ等が混入している可能性も高く、思わぬ病気の原因ともなりますので、なるべく洪水(水たまり)に入らない・触らない等の注意が必要です。


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カンボジア アジア大会で金メダル

2018年09月09日 | 社会・風土
 8月24日、インドネシアで開催されているアジア競技大会2018の柔術女子49キロ級で、カンボジアのジェサ・カーン選手(Ms. Jessa Khan)が、金メダルを獲得しました。決勝では、アラブ首長国連邦のMahra Alhinaai選手に、極め技でサブミッション・ホールド勝ちを収めました。柔術は、今大会から正式競技となりました。
 また、8月25日には、サリー・オゥ・モート選手(Mr. Saly Ou Moeut)が、ジェットスキーのSki Modified競技で金メダルを獲得しました。同選手は、ジェットスキーのrunabout 1100 stock競技でも銅メダルを獲得しています。ジェットスキーも今大会からの正式種目です。
 今回のアジア大会でカンボジアが金メダルを獲得することは、かなり難しいものと見られていましたが、金メダル2、銅メダル1の合計3メダルを獲得しました。大変喜ばしいことと思います。

アジア大会の公式サイト(英文です)
https://en.asiangames2018.id/
https://en.asiangames2018.id/medals/noc/CAM


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雨期のカンボジア 空から見ると

2018年09月02日 | 社会・風土
 雨期のカンボジアを空から見る機会がありました。飛行機でプノンペンに近づくと、水に覆われた田畑が見えます。カンボジアは5月~10月が雨季です。この間には「バケツをひっくり返したような」スコールに襲われることもたびたびあります。メコン河やトンレサップ川、バサック川の周辺は、プノンペン等の都市や堤防沿いに作られた街を除き、田畑はほとんど水没します。国土の30%が水没すると言われています。
 しかし、この洪水は、ナイル川の洪水と同じで、田畑に様々な養分を毎年運んでくれる重要な役割も果たしています。また、カンボジアの水田は、灌漑が不十分なため、この洪水を利用した洪水農法もあります。洪水に覆われた水田から少しずつ水が引いていくのに合わせて、田植えを行い、稲を育てるというものです。また、コルマタージュと呼ばれる水路システムで、洪水を人工的に田畑に導いたり、貯水したりして、洪水の水を活用することも行われています。 
 5月以降じわじわと水位が上がり、10月以降はじわじわと水位が下がっていくという大きな自然の営みが毎年繰り返されています。プノンペンの目の前でも、乾季と雨期では水位が9メートルも上下します。洪水による被害も毎年起きていますが、その一方で農業に恵みももたらしてくれる洪水と毎年つきあっていくカンボジアのたくましさを感じます。
(写真は、プノンペンとコンポンチュナンの間のトンレサップ川流域。堤防の形で川が2本流れているのが分かりますが、その周辺も全て水没しています。)

プノンペンのチョロイチョンバー上流。メコン河とトンレサップ川に挟まれたこの地域は、元々は遊水地であり、水没しやすい地域でした。様々な開発で埋め立てられたところだけが水没していませんが、水は他の地域に押し寄せることとなります。


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