愛好家なら誰でも知ってる名著でありますが、久しぶりにながめているとどこかホッとする。
最近の豪華派手派手系の写真を見過ぎて、感覚が麻痺しているのかもしれない。
出版が1988年12月と書いてあるので、かれこれ25年になるわけだ。
この本が出版された頃は、交配、実生が始まった頃ではないかと推測されるので、ここに紹介されてある写真の花のほぼすべてが野生から選抜されたものだろうと思う。
記事によれば、
「最近になって三段咲の雄しべからも、稀に花粉を生ずることが分かりました」
と書いてあって、このことを見つけた方はなかなかエライもんだなあと今更ながら感心している。
岩渕さんの本の「交配例7」で、「山で発見された原種の「寒月」は絶種しましたが、、、」と書かれてるが、これがその原種なのだろうか? とか想像しながら見ているのも楽しい。中心部が緑色できれいだ。
千重咲では、
「雪割草の千重咲は現在50個体をはるかに超え、尚発見が続いている・・・」
と、25年前はこんな状態だったことがわかる。
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