奄美ロングステイ

奄美の自然の中でロングステイのできるペンションを作りました。毎日のできごとを紹介していきます。

若者達が奄美の海の幸BBQを楽しむ

2011-08-26 20:03:13 | あーりーばーど滞在者の生活
東京から来た若者トリオの3日目はサーフィン。
一緒に行かなかったのでどんなんだったかはわからない。
今回初心者の彼らにサーフィンを指導してくれたマコトさんは奄美でもかなり有名なサーファーなのだ
そうだが、本職は漁師だ。
サーフィンのレッスンと一緒に新鮮なバーベキューの材料の調達もお願いしておいた。






当日サザエ、夜光貝、エラブチ(ブダイ)など獲れたての魚介類をたくさん持ってきてくれた








サザエは大鍋でぐらぐら煮る
なるほど!そうか、まずはゆでるのか・・
今まで生のサザエをいきなり網の上にのっけて焼いていたが、何度も焦がしてしまっていた
こうすれば焦がさずに焼くことができる








夜光貝は殻を開けて刺身に
自分ではなかなかうまく殻を開けることができないのだが、さすがは漁師マコトさんは簡単に刺身を
作っていた
この貝は酢味噌で食べるのがおいしいのだそうだが、これまた漁師の作る酢味噌は絶品だった







網に載せる前にゆでたサザエはあらかじめフタをとってあるので、フタがとれずに結局は中味が
真っ黒に焦げてしまうというバーベキューでありがちな悲劇が起こらないのである
とっても柔らかくおいしく頂きました









写真では何だかわからないと思うが、テーブルにはエラブチやエビの唐揚げ・島の魚で作った海鮮サラダ・
ゴーヤチャンプルなどが並ぶ
奄美ならではの海鮮コース










そして席にはマコトさんだけではなく、いつものシマのおじさんたちが彼らに会いに駆けつけた
去年も一緒にここで酒を飲み、再会を約束していたのだ
最初から奄美弁全開での交流の場であったが、果たして若者たちはどこまで理解していたのやら


遊び・食べ物・シマッチュとの交流と4日間にわたって奄美を満喫した若者達は、翌日帰っていった
東京では、また上司先輩に怒られながら、慣れない仕事に精を出す日々が待っているのだろう
がんばれ、新入社員たち
そしてまた来年も奄美に息抜きに来ておくれ、待っているよ。




若者たちが奄美ではじめてのダイビングをする

2011-08-25 19:53:33 | あーりーばーど滞在者の生活
奄美に遊びに来ている3人組、昨日は風が強すぎてパラグライダーを楽しむことが出来なかったが
今日は絶好のダイビング日和。
(別にどんな天気でもダイビングはできるのだろうけど・・。)
ジョナサンたちが教えてくれる体験ダイビングに出かけた。
あまりにも天気がいいので彼らと一緒に潜ってみることにした。









場所は倉崎海岸
我が家から車で20分ちょっと
奄美でもきれいなことで有名なビーチだ








今日教えてくれるのはマユミとインストラクター修行中のハナコ
ハナコからダイビングをするにあたっての注意事項を説明される
さすがに真剣な表情で聞き入っている









レンタルのウエットスーツをつけていざ海の中へ
呼吸のできない海の中へ初めて入っていくというのに、あまり緊張はしていないみたいだ









何の問題もなく海の中へと潜っていく
みんなとても初めてとは思えないほどリラックスして水中の散歩を楽しんでいた










それほど深く潜らなくてもいろんな生き物に出会える
初心者にはいいスポットなのかもしれない
ダイビングを経験した人がまず最初にじっくり見るさかな、クマノミ
ハナビラクマノミ(だったと思う)










海底の所々に散在するサンゴにはたくさんの小魚が群れていた
クロスズメダイ(だったっけかな・・)
とにかく方言でヒキというさかな
最近はさかなの名前は方言で覚えるようになってきたし、そもそも自分の中で、魚が海の中で眺める
ものから磯で釣って食べる対象へと変わってきている










とにかく40分ほどの海中散歩を終えて無事、陸地へと戻ってくる
みんな余裕をもってダイビングを楽しむことができたようだ
最後に一人ひとりに終了証が手渡される
この先ライセンス取得の講習を受けた際に、今日のダイビングをレッスンの一部としてカウント
してくれるのだそうだ
彼らは東京に返ったら、向こうでライセンスを取りたくなるのだろうか
是非取ってまた奄美の海に潜りにきて欲しいものだ






若者が楽しむ奄美の夏

2011-08-24 20:20:07 | あーりーばーど滞在者の生活
去年に引き続き、今年も若者があーりーばーどに遊びに来てくれた。
去年は学生だった彼らも無事就職を果たし、今年は社会人として夏休みをとって奄美を再訪してくれたのだ。










メンバーは去年も来たチエとタクヤ、そして今回初めて奄美を訪れたカオルの3名だ
皆ようやく新人研修が終わり配属されたばかりで、右も左も分からないほかほかのフレッシュマンたちなのだ
でも、なにか学生時代より表情にりりしさが増してきているような気がする








今日の夕食のメインは奄美の海で獲れたイセエビの鬼瓦焼きと、エビの風味がたっぷりの味噌汁
そして圧力鍋でじっくりと煮込んだ柔らかプルプルの豚軟骨煮
若者のように節約しながら他にもいろんな事を楽しみたいという滞在の場合、いかに安い費用で奄美らしい
ものを食べてもらうか、頭の使いどころだ







彼らは奄美での3泊4日の滞在の間に、パラグライダー・ダイビング・サーフィンを楽しむ予定である
しかし初日から風が強く、到着してすぐ楽しむ予定だったパラグライダーが中止になってしまった
そんなときは自転車で3分も下れば浜に着いてしまうあーりーばーどは非常に便利だ
とにかく奄美のきれいな海に入ってしまえば、時間が経つのを忘れて遊ぶことができる






我が農園のスイカたちの近況

2011-08-23 19:30:25 | 
今我が農園ではほとんどの野菜が台風の塩害で枯れてしまい、生き残っている作物はほとんどない。
その数少ない生き残りのひとつがスイカだ。
台風で12本植えていた苗が8本に減ってしまったが、それでもまだ何個かついていた実は無事に残っている
つるが地べたを這っていたのが幸いしたようだ





スイカそのものは1ヶ月以上前から実をつけだしていた
しかしそれは小さくてなかなか大きくなってくれない








実を大きくするには魚粉がいいと聞き、魚の骨は捨てずに外に置いて日光で乾燥させておいた
問題はこの骨をどうやって粉にするかだった
2週間も強烈な奄美の太陽にさらせばぼろぼろくずれてくるのかと思っていたが、甘かった
金槌でたたいても全く形がくずれることはなかった
しょうがないので手で細かくして、そのまま根元に蒔いておいた
雨水が溶かしてくれるだろう








よく考えるとこの時期、奄美では全く雨が降らないのであった
したがって、せっかく天日干しした魚の骨がスイカをどんどん成長させることはなかった









それでも毎日のようにスイカのチェックは続けた
作物が全部かれてしまって、他に見るものがないからだ
今日も小さなままのスイカを愛おしく両手にとる







ガーン!
大きなひび割れができてしまっていた
せっかくここまで育ってきているのに
ショックだった
このままにしていても、もう食べられない
また別の実がなることを期待して摘み取るしかない

その後も同じようにひび割れした実がひとつ見つかった
今日現在で苗が6本生き残っていて、そのうち3本に実がついている
何故実がひび割れてしまうのかわからない
理屈からいえば成長が早すぎて、表面の皮がそのスピードに付いていけずに割れてしまうということなのだろうが
実は全然大きくなっていないのだ
とにかく少しでもたくさんのスイカが実をつけてくれることを祈って毎日畑で水やりをするのみだ





奄美で生まれてはじめての脱穀をする

2011-08-22 19:32:56 | イベント・行事
脱穀のための道具を配置し終わり、稲もそばに山ほど積んだ。
いよいよ脱穀の作業に入る
実は生まれてこのかた、脱穀なるものは経験したことがなかった。
初めての経験である。







まずは全員集合して、校長先生から今日の作業の内容についての説明を受ける
ほとんどの児童は昨年以前にも経験している








早速脱稿の作業に入る
みんな稲穂の束をもって、足踏みのローラーを回転させながら稲穂を押し付けて米粒を落としていく
うまいものだ









米粒には細かなワラがたくさん混じっていて、そのままでは精米できない
それを、この道具で米粒とゴミによりわけるのだ
上から脱穀したものを入れると、反対側で子供が一所懸命回しているハンドルとつながっている
羽が軽いワラなどを吹き飛ばしてくれるので、米粒だけが下に落ちてくるという寸法だ
よくできている
しかし如何せん時間がかかりすぎる








ということで、隣には電動の脱穀機が用意されていた
さすがこれだとどんどん脱穀できていく
しかしこの機械すら時代遅れもいいところとのこと
今はコンバインで刈取り・脱穀・袋詰めまで一度に行なってしまう時代なのだそうだ
しかし機械ってのすごいもんだね









子供たちが一生懸命手伝う
奄美の子供たちは素直だし明るいし、礼儀正しいし本当にかわいい
いつも思うのだけど、こんなかわいい子供たちがどうして大人になると、あんなひねた酒飲みばかり
になってしまうのだろうか・・








この日の小学生の体験学習には、集落の大人たちが10人近くサポートのため駆けつけていた
こうしてワラを束ねるのに使う縄をなうやり方を教えてあげるのも彼らの役目だ








実に手際よくきれいに縄を編んでいく
それでもシマの長老たちにはかなわないそうだ
昔は集落の運動会で縄編み競争という種目があったそうだが、年寄りがあまりにも早く作ってしまうので
勝負にならず、今では行なわれなくなったそうだ
田んぼがほとんどなくなってしまった今、その差はもっと広がっているのだろう








自分もやり方を教わって作ってみた
なかなか難しい
特にワラを何度も継ぎ足して長い縄をなうのだが、そのワラを差し込んでばらけないようにするのが
厄介なのだ
それでも慣れてくるとそれなりに縄らしくなってきた

なんだかんだで5時間も作業するとコメ袋にして10袋近くの玄米を脱穀できた
いつかこれでついたお餅を、お相伴にあずかりにおじゃましよう

この日の夜は屋外での映写大会が予定されていた
演目はピーターパン
今時屋外で映写機からスクリーンに映して映画を鑑賞するなんて、なんともレトロなイベントだ
是非参加したかったが、残念ながら用事があって帰ってきた
ここでは数十年前の光景が、今でも何の違和感もなしに再現されている
手作業での農作業、屋外映写大会
なにか子供時代にタイムスリップしてしまったような気にさせてくれる楽しいところだ
また来年も参加しようと思う