奄美ロングステイ

奄美の自然の中でロングステイのできるペンションを作りました。毎日のできごとを紹介していきます。

今年も八月踊りの季節がきた

2015-09-29 15:07:37 | イベント・行事
夏も終わりに近づいてくると集落の行事で忙しくなってくる。
まずは八月踊り。



昔コメの収穫が終って一息つけるようになった頃、今年の恵みへの感謝五穀豊穣への祈りをこめて
住民が集落の家々をまわって踊りを踊るところから始まったとのこと
最初に公民館に集まってまずは踊りのウォーミングアップ




初日は何種類かある踊りを忘れてしまっていて、思い出すのに時間がかかる




練習が終ってさあ本番
今日は3軒の家を回って踊りを踊る




訪れた家の庭でみんなで輪になって踊る
最初に長老が唄いだしそれに合わせて手拍子を打ちながらやがて踊りが始まる




この八月踊りは集落の1年間の活動資金となる寄付金を集める大切な行事でもある
会場となった各家々の班のメンバーが寄付をして、その場で寄付金の報告がされると感謝の踊り
「六調」が太鼓や三味線のにぎやかな音に合わせて踊られる

八月踊りには踊る人はもちろんだが、踊りながら島唄を唄う人太鼓をたたく人三味線をひく人と
いろんな奏者が必要になる
島の方言を話せる人が減ってきていて島唄を唄える人材がいなくなってきている
各家々で料理を作って訪れた人たちに振る舞うのも高齢化が進む中では大きな負担になってきている
このような伝統的な行事をいつまでも続けるのもなかなか大変ば時代になってきている





最近の奄美の風景

2015-09-18 20:00:25 | 暮らし
さすがに南国奄美でも9月半ばを過ぎると夏の景色は少しずつなくなっていく。
このところ最高気温が30度にとどかない日がぼちぼち出始めた。




日中はまだまだ夏の日差しが照りつけているのだが明け方は冷気が押し寄せる
夜横になるときはまだ暑くて汗ばむのだがそのまま窓を開けっ放しで寝てしまうと明け方に今度は
寒さで目が覚めてしまう
そんなことを繰り返しているうちに風邪をひいてしまう
このところ風邪をひきっぱなしの状態が続いている




土盛海岸もめっきり訪れる人が減ってきた
天候はこの時期安定していて台風もあまりこないし、なによりじりじりと照りつけていた太陽が
ずいぶんとやさしくなるので遊びに来るにはとてもいい季節なのだが・・




浜へ行く途中のアスファルトの上でヘビが干からびていた
ハブかと思いよく見てみると毒のないマッタブであった
ヘビにとってもこれからは過ごしやすいいい季節になってくる

洗濯物干場のパパイヤの木

2015-09-17 20:00:28 | 暮らし
南国奄美ではフルーツの木バナナ、グアバ、パパイヤなどは放っておいても勝手に育ってくれるという
ありがたい所である。



我が家の洗濯物干場にもパパイヤの木がたくさん生えている
パパイヤの木はある程度大きくなるまでが結構大変で大抵は苗のうちに台風で枯らされてしまう
だから無事に育っているのは干場の中の風のあたらないところばかりだ




幹が育ちさえすればあとはどんどん成長して葉を茂らすので洗濯物のじゃまになる
そのため頻繁に切って背が高くならないようにしているのだが一番外側にある木は屋根の外側に伸びて
いくように枝を残した




するとその後も大きくなり続けている
特に肥料をあたえているわけでもないのに不思議だ




このままどこまで伸びるのだろか
巨木になるのではないだろうか
それにしても生えているパパイヤの木すべてがオスの木で、実がひとつもならないというのがくやしい

ウミガメはどこへ行った

2015-09-16 20:00:57 | ウミガメ観察
今年はウミガメの土盛海岸での産卵上陸数が例年に比べて非常に少なかった。
毎朝浜を回って観察しているウミガメ監視員のNさんに最近会っていないので数字を聞けていないのだが
いつもの半分ひょっとすると三分の一くらいしか産卵していないような気がする。




産卵はもちろん孵化のシーズンがほとんど終ってしまった今でも頻繁に土盛海岸に出かけては
子ガメの姿を探している




この日は東海地方を襲った台風の影響で海は荒れていた
浜には誰もいない




いつもはおだやかな子守岩のあたりにも波が打ち寄せている




こうして岩が削られていくのだろう
この奇岩もあと何年この姿を残していられるだろうか




数少ない産卵跡をチェックしてまわるが孵化した形跡はみられない
もうとっくの間に孵化してしまったかもしれない
そろそろ今年のウミガメ観察も終わりにしよう


我が家のヤギは元気

2015-09-15 20:00:41 | 暮らし
昨日紹介したヤギ汁のヤギは今我が家に逗留中のうるるではありません。念のため。
彼女は元気に畑の雑草駆除に協力してくれている。
しかし最近はどうもぜいたくになってしまい自分の好きな葉っぱしか食べなくなり期待しているほど
雑草を退治してくれていない




今、北の畑では名前を忘れてしまったが白い花を咲かせる雑草があたり一面にはびこっている
普通であれば耕運機で掘り起こしてしまっているのだがヤギに食べさせるためにそのままにして
おいたら花を咲かせてしまった




これらの花が種を落とす前に刈ってしまわないと来年大変なことになる
うるるを連れてきて食べさせようとするが見向きもしない
飽きないように毎日草を食べる場所を変えて敷地内を遊牧してあるいているのだが、やさしさが
あだになって贅沢になってしまったようだ




彼女の一番好きな食事はパパイヤの葉っぱ




それとガジュマルやテイチギの葉
草より葉っぱのほうを好む
しかし同じものを食べ続けると飽きてしまう




心を鬼にしてこの場所に2日間つなぎ続けたところあきらめて食べ始めた
やればできるではないか
3日たって雑草がまだ残っていたらヤギ汁にしてしまうときつく申し渡したのが効いたのかも
しれない