奄美ロングステイ

奄美の自然の中でロングステイのできるペンションを作りました。毎日のできごとを紹介していきます。

自家製堆肥を畑にいれる

2011-09-30 20:12:52 | 
半年前から畑の隅に箱を作って自家製堆肥を作ってきた。
箱の中に刈り取った雑草・牛ふん・米ぬか・緑肥植物そして生ごみなどあらゆるものを放り込んで熟成させてきた。
そろそろ堆肥として生まれ変わっているころである。
秋野菜の種まきにそなえて畑に堆肥を入れなくてはならないので、いよいよ使ってみることにした。





側板をはずしてみる
上の部分はまだ最近入れた草が分解しきらずにそのままの形で残っているが、下のほうはかなり発酵が
進んで土になっているように見える








上の草を取り除いてみると・・
おお、ちゃんと堆肥になっている








いろんな葉っぱや卵の殻などの生ごみも全く形がなくなっていて、ただの土へと変わっている
においも全くしないということは、まずまず成功したということか








カブトムシの幼虫(だと思うのだけど)にとっても居心地のいい土らしく、やたらいっぱいいた









板を全部はずして、堆肥を一輪車で畑まで運ぶ
思ったよりきつい作業だった
そして写真奥のほうに積んであるヤシの幹の皮のように、半年たってもまったく腐っていないものも
あり、それらを取り除きながらの作業はものすごく時間がかかった
最後にまだ発酵していない枯れ草をかぶせて、次の堆肥作りの準備








出来上がった堆肥は畑にばら撒く








そしてその上を耕運機ですきこんでいく
これを何度も繰り返しながら有機栽培の土を作っていくのだ






北の畑を耕す

2011-09-29 20:15:45 | 
ある日畑で黙々と雑草取りをしていたら、裏の畑でエンジンの音がし始めた。
見に行ってみると、近所のヤマグチさんがトラクターを入れて耕してくれていた。





1ヶ月ほど前にトラクターで耕してくれていたのだが、雑草が芽を出し始めたのを見て再び耕しに
きてくれたのだ
耕す部分の刃を替えたばかりとのことで、畑の土が素晴らしく調子よく掘り起こされていく
やはりトラクターの威力はすごい










耕された後は土がふかふかになっている
南の畑と土の質がずいぶん違うような気がする
数十メートルしか離れていないのに不思議なものだ
地元の人に言わせると南の畑もいい土だとのことなのだが










北の畑は果樹園にしてパッションフルーツ・たんかん・スイカ・マンゴーなどを植えていこうと考えて
いたのだが、いつのことになるやらわからないのでとりあえず半分は野菜を植えることにした
そうしないとまた畑一面雑草だらけになってしまう
まずは端から端まで25メートルの畝を2本作ってダイコンの種を蒔く
肥料は鶏ふんと米ぬかをたっぷり与える









その横にも小さめの畝をたててホウレンソウ・ニンジン・チンゲンサイなどを蒔いた
去年は一度に種を蒔いて一度に収穫を迎えてしまったので、今年は少しずつ時期をずらしていろんな
種類の種を蒔いていこうと思っている






畑はタコノキの葉っぱだらけ

2011-09-28 19:43:54 | 
最近頻繁に台風が奄美を襲っている。
そのたびに我が家の畑は強い雨と風にみまわれる。




強い風と雨は北の畑の風除けに植えられているタコノキの葉っぱを落としていく
落ちた葉が畑の表面を覆う






この葉っぱは非常に硬くてなかなか腐らない
いつまでも分解せずに畑に残っている
じゃまなので燃やすしかない
ここまでは先日紹介した





その1週間後、台風がきてまた葉を落としていった
せっかくきれいにした畑がまた葉っぱで覆われてしまった






再度葉をかき集めて火をつける
葉を燃やした黒い跡がどんどん増えていく
畑中に散らばった葉を集める作業は結構な重労働なのだが、しょうがない
誰に文句を言えるわけでもない










しかしそのまた1週間後に来た台風で、今度は2倍くらいの葉が畑に撒き散らされているのを見たときは
頭に血がのぼって、思わず下品な言葉でタコノキを罵っていた
本気でこれらの木に火をつけてやろうかと思ったほどだ







タコノキに火をつけても問題は解決しないので(ひょっとするといいアイデアなのかもしれないが・・)
またあわてて、レーキで葉をかき集めてまわる
すごい量になった
昔雪国に住んでいた頃、冬になると毎日雪かきをした
苦労して家の玄関の前の雪をどけても、翌朝にはまた同じように雪が積もっている
実に非生産的な作業だと思いながらやっていたが、奄美に来てまでこんな意味のないバカらしい労働を
するとは思ってなかった









なぜあわてて葉をかき集めなければならなかったかと言うと、近所のヤマグチさんが突然トラクターを
運転してきて我が家の北の畑を耕し始めてくれたのだ
この葉っぱは非常に丈夫で切れにくく、トラクターの刃に絡まるとエンジンが止まってしまうので
あせって葉をどけなくてはならなかった
奄美に来てからいろんな事を学んできたが、中でもタコノキを畑の縁に植えてはならない、ということは
自信をもって声を大にして言いたい





近所で見かける植物

2011-09-27 20:02:25 | 奄美の自然
家のまわりを歩いているといろんな花を見かける。
奄美はきれいな植物の宝庫でもある。






北の畑の防風林の中で今年もストレリチアが花を咲かせていた
別名ゴクラクチョウカ(極楽鳥花)
実にわかり易くて一発で覚えられる名前だ






我が家の正面玄関で育っているこのオーガスタと親戚なのだそうだ
このオーガスタは白い花が咲くとのことだが、もっと大きくならないと無理のようだ









近所の防風林で咲いていた花
何という植物だろう
誰かに聞こうと思っているのだが、この花の前で誰とも行き会うことができない
早く聞かなければ花が枯れてしまう







我が家の南の畑の防風林で咲いているハイビスカス
この花は奄美ではいつでも見ることができる
南国ムードいっぱいだ








これも奄美らしい風景、アダンの実
これを見ると、どうしても田中一村の絵を思い出す
ここ土盛ではたくさん自生しているが、他の地区ではもう見られなくなってしまっているらしい









はじめて知ったのだがビロウの葉はこうやって一度上に伸びてから、ラジオ体操の最後の深呼吸よろしく、上げた両手をおろすように葉を広げるのだ
扇子そっくりだ








昨日の奄美集中豪雨はすごかった

2011-09-26 20:06:11 | 奄美の自然
奄美では昨晩非常に強い雨が降った。
風はそれほどでもなかったのだが、とにかく雨の降り方がすごく、軒先には雨だれが文字通り滝のように
流れ落ちていた。
落雷もひんぱんにあり、1時間で3回も停電した。
その1時間の間に120ミリ以上の激しい雨が降ったのだそうだ。
あーりーばーどは高台に建っているので浸水などの心配はしなくてもいいのだが、これで2,3日前まで
吹いていた強い風がセットだったら、えらい目にあっていただろう。
低いところにある集落は軒並み水に浸かってしまっている。
国道も崩れて通行止めになっているとのこと。
まだ去年の豪雨被害の爪あとが残っているというのに、またもや被害がでてしまっている。
奄美のまわりの気候が狂ってきているのだろうか。

それでも夜があけてからは雨は小降りになり午後にはほとんどやんでいる。
(と、書いている最中にまた降りだしてきた)
少し前までの真夏の気配が一気に消し飛んだ感じだ。
これから先も雨や曇りの日が続くようだ。
最高気温予想もほとんど30度を下回っている。
奄美の夏はもう終わってしまったのだろうか。







去り行く夏の日を惜しんで、ちょっと前の海岸の様子を紹介する
この夏、土盛の浜には毎日ライフガードが来てくれていた
毎朝サーフボードを2台屋根にくくりつけた小型バンが我が家の前を通って海岸のほうへ走っていくのを
見て、最初は熱心なサーファーだなあ、と思っていたのだが実はレスキューの道具だったのだ
土盛海岸はきれいな砂浜ではあるが、潮の流れがきつい場所でもあるのだ








何年かに1度は潮に流されてしまう人がいるそうだ
しかしこうして見守っている人がいてくれると心強い
どのあたりで泳げばクマノミが見られるかなどという情報も教えてくれる
毎日同じメンバーではないが、さすがに女性も含め皆真っ黒に日焼けしている
海水浴客が少ない日はひたすらゴミひろいをしている







日が暮れるころにはたくさんゴミが集まっている
おかげで今年の土盛の浜は非常にきれいだ
安心して泳げる上に、浜がきれいになる
じつに有り難いことである