奄美ロングステイ

奄美の自然の中でロングステイのできるペンションを作りました。毎日のできごとを紹介していきます。

奄美のマコモを収穫する

2011-10-31 19:30:08 | イベント・行事
田んぼの手伝いに行ってきた。
今日の作業はマコモの収穫。
一年ぶりの作業だ。







マコモダケ
別にキノコではない
イネ科の植物で根曲がり竹とグリーンアスパラを足して2で割ったような味がする野菜である
イネ科だから田んぼで作られる







一見食べ物には見えない
ただの葦のような外見だ
背丈ほどの高さまで大きくなっている
その中を食べられるまでに成熟したマコモを探して歩く
熟しているかどうかの見分け方を教わって探すのだが、なかなか説明するのが難しい






とにかく見つけたら鎌で根元から切る
探すのも刈るのも中腰で行なうのでかなりきつい作業だ







皮をむいて根元のふくらんだ部分を残して切ってしまう
さらにこの皮を2,3枚はがすと白くてやわらかな筍のような部分が姿を現す
そこを食べるのだ








Uさんと2人で4時間ほど作業してこれくらい収穫できた
マコモはあまりポピュラーな野菜ではないが、低カロリーで高血圧をはじめとして様々な症状に効果が
期待される健康食品であり、何より非常においしいので知っている人には人気の高い野菜なのだ
この収穫したマコモも出荷するとすぐに売れてしまうそうである
機会があれば是非このマコモを味わってほしい
なかなかおいしい隠れた名産品なのだ





サツマイモの茎を食す

2011-10-30 20:05:34 | 食べ物
この夏、ジョナサン家の台所の隅に転がっていた芽の出たさつまいもを奥さんのマユミが畑に植えてから
どんどん葉が広がり、今では畝からはみ出るまでに茂っている。








島の人たちはこのさつまいもの茎をよく料理して食べる
実際何度か集落のお宅でご馳走になったことがあるが、なかなかおいしいものだ
せっかくたくさん茂っているのだから、自分でも料理して食べてみることにした
取り方・下ごしらえの仕方については今回も近所のチカコさんにご指導をお願いした
彼女もいもの茎が大好きである









葉っぱと茎はこんな感じである
素人にはこれを食べようという発想はあまりおこらないだろう
普通なら捨ててしまう部分だ
これを炒めたり煮物にしたりする
ツワブキにようなしゃきしゃき感のある食感だ









葉を取り茎の皮をむき、短く折る
いくらでもあるのですぐにボールに山ほど採れる









いっしょに採ったのはオウナ(シマの人はそう言っているように聞こえるのだがひょっとするとオオナ
なのかもしれない)
裏の畑に勝手に生えてくる
去年これをいれた雑草鍋を作ってブログで紹介したら、マズそうだと多数からひんしゅくをかった
ほぼ雑草である










どちらも湯がいたのちあく抜きをする
特にいもの茎は一昼夜置いてじっくり待つ











あく抜きもおわり、さあ料理しようと思ったら他に何も材料がないことに気がついた
しょうがないのでいもの茎には奄美沖縄の味、スパムの缶詰をあけめんつゆを入れて炒めてみた
オウナのほうもシンプルに酢味噌あえ
結果は共にイマイチ
どちらもシンプルすぎ
もう少し手間をかける必要がありそうだ










早速次の日に再トライ
いも茎は豚バラと油あげと一緒に醤油・酒・みりん・砂糖で味付けして最後に、削り節をたっぷりかける
オウナは、本当は魚釣りのえさに買ったこうなごと油あげ・しめじで炒め卵とじにする
今度は雑草とは思えない、なかなかのお味でありました

畑で作物が不作でも、こうしてその辺の草をとってきて食べることができる
ここに住んでいる限り飢え死にすることはまずないのではないだろうか
奄美はいいところだ・・






奄美のマンゴーはこうやって育てられている

2011-10-29 20:19:32 | 暮らし
奄美ではマンゴーの栽培がさかんだ。
手間はかかるし育て方も難しくて収穫量を増やすのも簡単にはいかないのだそうだが、何といっても
単価が高い高級フルーツである。
うまく実がなれば収入も大きい。
最近になってマンゴーを育てる農家がどんどん増えてきたそうだ。






近所のマサさんの農場に遊びに行ってきた
彼も最近になってマンゴー栽培を始めたひとりである








マンゴーは花が咲かす頃、雨に濡れると実がつかないのだそうだ
だから南国奄美とはいえ、ビニールハウスが必須である
台風対策の面からも頑丈なハウスが必要になってくる








前回の台風で壊れて現在修復中のハウスの中にもマンゴーの若木がずらーっと並んでいた
これらに一個何千円もする高級マンゴーがいくつも実るのだ
お札のなる木である
是非何本か分けて頂きたいものだ








接ぎ木で増やす
はじめて接ぎ木の仕方を見た
ビニールのようなもので表面を覆って固定していた
こんな風にして作るものだったのか











ハウスの中ではマンゴーの他に、たんかんなどいろんな果物の苗も育てていた
皆立派に育っていた
やっぱりハウスで育てると生育がいい
我が農園にもいつかは建ててみたいものだ









外の畑でもたくさんの種類の野菜を作っていた
生姜が収穫時期を迎えている
我が家のしょぼくれ生姜よりはるかに大きい
いったい何が違うと言うのだろう




我が家のまわりの植物たち

2011-10-28 19:42:41 | 奄美の自然
我が家の庭のまわりには花の他にもいろんな植物が植えられている。
そしてそれらは季節によってその姿を刻々と変えていく。








ソテツの花
これは雌花でる
これを見ると若き日に映画館で見た「エイリアン」を思い出す
真ん中の丸い卵からかえったエイリアンの子供が、覗きこんだ捜索隊の顔めがけて突然飛びかかるのだ
だからこの花にはあまり顔を近づけたくない






表面を覆う柔らかな葉のようなものをはがすと、中にはエイリアンのかわりに種が入っていた
昔の食べ物のない時代にはこれを食べていたという
ちょっと見には果物のようだ
しかしこのままでは毒があり、粉にしてから何度も水にさらし毒を薄めてからでないと食べられ
なかったそうである
そして、とてもおいしいとはいえない味だそうだ








近所のNさんからヤシの苗をもらった
たぶんアレカヤシだと思う
こちらでよく家の庭に植えているアレカヤシは非常に背が高い
5,6メートルはあるのではないだろうか
ひょろんとしていててっぺんのところに少し葉が茂っているだけである
だからあまり風除け&目隠しにはならないと思われる










でもせっかくもらったのだし、大きくなるとなかなか見ごたえのある木なので植えることにした
今までいろんなものを植えてきたけどさっぱり育たない県道沿いに半分、畑の縁に半分植えてみた
これが大きくなるには何年かかるのだろう
そして植えた10本のうち何本が無事に育ってくれるだろうか



家のまわりでいろんな花が咲いている

2011-10-27 20:28:31 | 奄美の自然
最近家の周りをぶらぶら歩いているといろんな植物が花を咲かせているのに気がつく。
奄美は一年中花が咲いている平和な島だ。







我が家の周りで咲く花の中で一番気に入っているのがこの花
青空に映える黄色が実に鮮やかだ
名前は聞いたのかもしれないが忘れた
葉っぱが丸くてマメ科の植物だと思う
夏になる前に剪定をしたのだが、切り方がまずかったのか花のつき方がいまひとつきれいでない
花がおわったらもう一度枝を切りそろえなくてはならない








奄美といばハイビスカス
この花を目にすると南国に住んでいるなあという実感がわく
島中どこでも、そしていつの季節でも見られる
我が家の道路端に挿し木をしてもっと増やそうとしているのだが、なかなか増えてくれない











たしかふそうの花だったと思う
去年は違う色の花が咲いていたような気がするのだが
つぼみをたくさんつけているので、もう少ししたらこのあたりは花いっぱいになるだろう













我が家ではないのだが、先日近所の海岸に遊びに行ったときに見かけた花
何人かに名前を聞いたのだが、みんな知らなかった

日本は四季がはっきりしていると言われるが、それは雪国での話であって関東以西では秋と冬の境目が
ないと常々感じていた
しかしそれにも増して、奄美では季節は2つしかない
夏と夏以外だ
花は一年中見られる
ここにいると、何も季節が必ずしも4つなくてもいいじゃないかという気になってくる