奄美ロングステイ

奄美の自然の中でロングステイのできるペンションを作りました。毎日のできごとを紹介していきます。

8月の奄美の海

2010-08-31 20:30:34 | 奄美の自然
8月ももう終わりだが奄美の海はまだまだ夏が続く。







この日は久しぶりに静かな夜明けだった







モンガラカワハギが浜辺に打ち上げられていた
海の中で見ると非常にきれいな魚だ





ここよりもっと南の島から流れ着いたのであろうヤシの実にムラサキオカヤドカリが群がっていた
様々な色・形の貝を身に付けている
が、ひとつだけ他とは違うヤドカリがいる





プラスチックのキャップを家に選んだヤドカリ
最新の技術を駆使した住居である
いかにも軽そうで、貝より住み心地がよさそうに見えるのだが、実際はどうなのだろう・・







海ガメ産卵のその後2

2010-08-30 19:31:13 | ウミガメ観察
海ガメの孵化を早起きして浜辺まで探しにいく日が続いている。
以前に産卵の跡を確認した場所に目印を付けておいて、そのあたりを中心に探しているので見つかる可能性
は高いはずだ。
しかし初めて産卵を確認した日からから2ヶ月以上経っているが、全く見つけられていない。
今年もまた孵化を見られないのではという不安が高まってきている。







毎日(正確には我が家で朝を迎えた二日酔いではない日)海岸まで行って何も見つけられずに帰ってくる
のも結構疲れるし、今年はいつやめようか考えはじめていた
そして砂浜にたくさんの足跡(たぶんヤドカリだと思うけど)を見つけてこれを無理やり海ガメの孵化時の
足跡だと納得してそろそろ今年の見納めにしてしまおうかという怠け心も頭をもたげてきた








そんな事を考えながら浜辺を先に行くと何ともう終わったはずの(自分が勝手に終わらせただけだけど)産卵の跡を
見つけた
8月の末になってもまだあきらめずに子孫を残そうと頑張っている姿は感動ものだ(姿は見てないけど)







海に向かって帰っていく足跡も何かどっしりして力強さを感じさせる
これだけ元気な海ガメならしっかりと卵を産んでくれた事であろう
これで10月の末までは朝の浜辺のパトロールは止められなくなってしまった






ウミガメ産卵のその後

2010-08-29 19:32:57 | ウミガメ観察
ウミガメの産卵のシーズンがほぼ終わり今は孵化を見るために、朝起きると海岸まで散歩する毎日が続く。
今年最初に産卵跡を見つけたのが6月8日、次に見たのが6月25日だった。
だいたい産卵から2ヶ月すると孵化すると言われているので、ちょうど今頃が盛りのはずだ。
しかし全くその痕跡が見あたらない。






砂浜にわりと大きめの穴があった
でもここから子ガメが這い出たようには見えない





ためしに穴を掘り下げてみても何もでてこない
孵化した跡であれば卵の殻が残っているはずだ
カニかヤドカリの巣なんだろう





別の場所で足跡を見つけた
ヤドカリの歩いた跡にしては両足の幅が少し広すぎるような気がする
でも足跡が1本しか残っていない
もしウミガメだったら足跡は無数に残っているはずだ
やはりヤドカリとしか考えられない






この足跡はどうだろう?
たくさんの生き物が海に向かって歩いている
しかし、これがウミガメだとしたら彼らが這い出てきた穴近くにがあるはすだ
それが見あたらないのだ

よくわからない
本当にこの海岸でウミガメは孵化しているのだろうか?






奄美で米作り2

2010-08-28 20:03:49 | 
稲刈りが終わり、その次にやる事は刈り取ったあとを耕す作業である。
普通稲刈りの時点では田んぼから水はひいてしまっていて、乾燥しているものなのだが、ここでは諸事情から
水を張ったまま稲刈りや耕作をする。






したがって作業もこのような胸まである長靴で完全防備のうえ行われるのだ
はっきり言ってこの靴はムレる、そしてなによりも靴擦れをおこしてしまう
そしてこの靴擦れが痛いし、すぐかさぶたをひっかけてはがしてしまうので全然治らない
ひどい目にあった





とにかく準備が完了し耕運機が動き出した








田んぼの中を耕すのは生まれて初めての経験だ
順調に耕運機は進む







1時間弱で耕作完了
非常に丁寧に耕したので次はたくさん稲が実るだろう
収穫高倍増!






続いてお隣の田んぼも耕作開始
こちらも同じくらいの時間で終了
収穫期にこのあたりが黄金色の稲穂で埋めつくされる光景を想像しうっとりとする







そのまま勢いに乗って3枚目の田んぼに突入
しかし雑草の根がしっかりと張っていて耕運機に負荷がかかり過ぎて動かなくなってしまった
なんとか動かそうと試みたがウンともスンとも言わない
せめて田んぼから出そうとしてもみたが耕運機が重くて全く動かない
田んぼの中での作業の難しさを身をもって感じた
後で来た修理やさんにみてもらったらクラッチが焼きついてしまっていた
この日の作業はここで終わってしまった







奄美で米作り

2010-08-27 19:33:30 | 
田んぼでの米作りの手伝いはその後もまじめに続けている。
我が家から車で30分以上かかる場所にあるのだが、初めての米作りがおもしろく、せっせと通っている







先日刈ったもち米に続いてうるち米の刈り取りを行う
もち米は小学生たちの餅つきのために育てていたので彼らが手伝ってくれたが、これは誰も手伝ってくれない
刈った穂を一輪車で運び乾かす






田んぼを管理しているUさんも自分の通常の仕事の合間に作業をしているので、毎日少しずつしかはかどらない
でも前日刈り取った穂は乾燥してきれいな黄金色になっていた





小学生達が稲を刈り取った田んぼ
1週間ちょっとしかたっていないのに、もう緑の茎が生えてきている
ものすごい生命力だ
このままにしておけば、二期作ができるのだろう
どこまで育つか注目だ






稲刈りが終了したら、その後をきれいに整えておく必要がある
そこで登場するのが耕運機である
(後編へ続く)