奄美ロングステイ

奄美の自然の中でロングステイのできるペンションを作りました。毎日のできごとを紹介していきます。

我が農園の土壌改良計画

2012-09-30 20:00:55 | 
今、北海道からM田さん夫妻が来てあーりーばーどに滞在している。
M田さんはこのあーりーばーどを始めるときから農業についてのアドバイスをもらっている。
今回の滞在のなかでも畑の土壌改善などについてご教授いただいているところである。





まずは南の畑にはびこっている雑草を耕運機で退治する
2ヶ月前に耕したのだが、あっという間に広がってしまっている




今回の農業指導のなかで一番力が入っている土を柔らかく細かくする作業のためにM田さんが
わざわざ取り寄せた新兵器、「アルキメデスハガネ」である




この土壌改良作戦のためにまたトラック1杯分の堆肥を配達してもらった





文字通り山のように積まれた堆肥をたっぷりと土に混ぜ込んで柔らかな土に変えていくのだ





その前に夏の強烈な日差しでかちかちに固まってしまっている土を掘り起こして細かく砕く作業が
必要になってくる
ここで新兵器が登場するのである





掘り起こした土くれを耕運機で何度も何度も耕して細かくしていく
そこに堆肥をたっぷり混ぜてまた耕す





すると細かなさらさらの土に生まれ変わる・・というように簡単に話は進まない
今は細かくなっているが、これが雨に降られた後はまた固まってしまうのである
まさに雨降って地固まる、である
しかしこれを何回も繰り返しているうちに少しずつ土壌も変わっていくのだろう




第2の新兵器、雑草の根切り
これも取り寄せ品である
しかしこの華奢な道具を使うにはまだまだ畑の土を柔らかくする必要がある
ここの土は内地の土よりはるかに固いのかもしれない
アルキメデスなんとかはたった1回の使用で刃先がぐんにゃりと曲がってしまっていた


パパイヤの新しい食べ方

2012-09-29 20:00:55 | 食べ物
奄美ではパパイヤはそこらじゅうでなっている。
だから珍しくもなんともない。
実は熟すると結構甘くて南国風情を感じさせてくれるのだが、こちらの人はそのあたりにこの実が
なっていても見向きもしない。
よろこんで採って食べているのは鳥とiターン者くらいなものである。
それでも島の人たちは青いパパイヤは食べる。
漬物や炒め物そして刺身のツマにするのである。





熟したパパイヤを食べるには、普通は木になっている実が黄色くなるまで待ってそれをとって食べる
のだがこれは鳥に先を越されるおそれがある、というか大体は先に鳥に食べられてしまう
鳥は食べ頃を毎日チェックしていて、熟するとすぐについばみにくるのだ
先を越されないためには青いうちにとってきてそれを熟させるしかないのだが、この方法はイマイチ
おいしくない





それがいやなら島の人がやるように青いパパイヤを食べることである
近所のお宅からもらってきた漬物
醤油と砂糖と酢でつけてある
食べるとおいしいのだが、自分で漬けるまでにはならない





ある日近所のKさんの庭にある木になっていた大きな実が台風で落ちてしまった





それをもらって帰ってきたが、どうやって料理しようかはたと考えた
初めての青いパパイヤ料理である





考えた末、豚の軟骨と干した大根といっしょに煮込んでみた
なかなかおいしい
パパイヤを煮るという発想はいままでおきなかった
フルーツの甘さがあるのかと思っていたが、甘さはほとんどなく冬瓜のような食感だった
これからは青いパパイヤもどんどん料理してみようと思う


奄美のイセエビを楽しむ

2012-09-28 20:00:22 | 食べ物
奄美では8月中旬からイセエビ漁が解禁になり、店頭でもその姿を目にするようになってきた。
お客さんのリクエストでそのイセエビを夕食にだすことになった。
ほんとはセミエビが食べたいとのことだったのだけど、以前テレビ番組の中でで奄美のセミエビが
「まぼろしの絶品エビ」とかなんとか大げさに紹介されて以来すっかり高値になってしまい、
このあたりでは流通しなくなってしまっているそうだ。
テレビの影響は本当にすごいものだ。
あーりーばーども「まぼろしの絶品宿」とかなんとか取り上げてもらえないものだろうか。





生きたイエエビがほしかったので、知り合いに事前に電話をしてもらったうえで近所の漁協へと
買いにいく






正式な名前はしらないけどここでは赤エビと青エビがあり、赤エビのほうがおいしいとされ値段も
赤のほうが少し高い
元気で肉付きのいい赤エビを選んで買ってくる






いっしょにサザエも買ってシーフードBBQで食べることにした






こうして新鮮なイセエビを見ていると刺身も食べたくなってくる
何人かの島の人に聞いたイセエビの食べ方のおすすめは1位味噌汁、2位BBQそして3位が刺身
という結果であった





ということで半身はBBQ、残りの半身を味噌汁にした
刺身はまた次の機会に
他にもBBQの食材を用意したのだが、エビとサザエがあれば十分といった感じであった
是非奄美に来たらイセエビをご賞味あれ
他よりは安く食べられると思います


タコノキの葉のブレスレット(作製編)

2012-09-27 20:00:41 | 奄美を楽しむ
奄美のタコノキの葉で作るブレスレット、材料が揃っていよいよ実際に編んでいく。
講習会の始まり
先生に生徒男2名




基本的には、ブレスレットの輪となる部分・縦糸となる葉・横糸となる葉の3種類があれば作る
ことができる




まずは手首の太さにあわせて輪を作る




輪ができたら、端っこに縦の葉をくっつける





縦の葉というのはこんな感じのもので、ブレスレットの幅にそろえた葉を根元を残して6つに切れ目
を入れる






その6枚に分かれた葉を1枚おきに横の葉を上下させて通していく





文章で書くと自分でも何をいっているのか分からなくなるが、要はこんな感じで編みこんでいく
訳である
読んで理解するより実際にやってみたほうが、ずっと簡単だと思う
それほど難しい作業ではない




やがてブレスレットらしくみえてくる
初めてでこんなに上手にできるなんて、ひょっとして自分は才能があるのではとひそかに思って
いたが、較べてみるとリュウジさんのほうがうまく作っていたし、レイコ先生はそれよりはるか
にきれいな出来栄えだった(ひとつひとつの目のしまい具合だとが輪の内側の葉の並び方などが
全然違う)





ともあれできあがった作品(昨日も出したけど)
輪が大きすぎたけど、初めての作ということで非常に愛着を感じる
これからいくつも作ってもっと上手にならなくてはならない




タコノキの葉っぱでブレスレットを作る(準備編)

2012-09-26 20:00:20 | 奄美を楽しむ
先日滞在した横浜のレイコさんはなかなか素晴らしい趣味というか特技をもったお客さんだった。
タコノキの葉を使ってブレスレットや帽子などをきれいに編んでしまうのだ。





我が家の北の畑の周りに立っているタコノキ
この葉っぱが枯れると硬くてちぎれにくく畑に落ちると耕運機の刃に絡まってしまい、大変難儀を
するやっかいな存在だ
強い風が吹いた後には畑に落ちていて、いつもこれを手で集めて火をつけて燃やしている
非常にじゃまな存在で、我が家にとってはゴミ、いやゴミよりもまだやっかいものという存在だ
こんなものが何かの役に立つなど想像もしていなかった
ところがレイコさんはこのしょうもないものをきれいでおしゃれな小物に変身させてしまうのだ





ブレスレットの作り方を教わりながら自分で作ってみた
出来栄えについてはちょっと横に置いておくとして、それでもちゃんと出来上がった
ブレスレットなど身につけたことなかったしなかなかうれしいものだ
しかもそれが我が家の畑の縁に生えている見慣れたタコノキからできるなんて素晴らしい




これはしっかり覚えてあーりーばーどに滞在するお客さんに紹介しなくてはと、真剣に習うこと
にした
長期滞在しているリュウジさんと一緒に、材料の準備から手伝う
まずはきれいな葉っぱ探し




普通は乾燥した葉を木から落として使うのだそうだが、あいにく台風15号で枯れかけている葉は
すべて吹き飛ばされてしまっていて、残っているのは青い若い葉ばかりだった
しょうがないので青い葉をとって日光で乾燥させて使う事にする







葉っぱを乾燥させながら同時に表面を平らにしていく
この作業をしっかりやることがあとで楽になる秘訣





丸い棒でくるくると葉を巻いていく
しかし今改めて写真を見るとレイコ先生のブレスレットは非常によくできている
さすが上手なもんだ





あまり量はなかったが乾燥した葉っぱも確保した
枯れすぎていない、しみのついていないきれいな葉っぱでなければならない





これも同じようにくるくる巻いて平らにする





材料がたくさんできた
これでだいたい準備は完了
実際に作っていく工程はまた明日