奄美ロングステイ

奄美の自然の中でロングステイのできるペンションを作りました。毎日のできごとを紹介していきます。

ご近所の日曜大工

2011-03-31 19:33:36 | 暮らし
日曜大工が趣味の近所のKさんは最近テレビ台の製作に取り掛かっている。
とても元公務員とは思えないほど職人気質のKさんは道具にも材料にも作り方にも
すべてにおいて細かなこだわりを持っている。
我が家のテラスにあるテーブルもKさんの指導によるものである。
と言うか半分以上はKさんが作ったのだが・・










住まいの1階に作った、どう考えても趣味の日曜大工の域を超えているいろんな工具を揃えた
立派な工作室で黙々と作業にいそしむKさん








今回の材料はヒトツバ
奄美の方言で、共通語で言えばイヌマキのことだそうだ
硬くてシロアリにも強く、こちらでは高級な建築材として使われているようだ
表面にやすりをかけると光沢がでて非常にきれいに見える木材だ












やはり難しいのは引き出し作りか
自分でも小さな衣装ダンスを作りたいと計画しているので、その時に備えて横でじっくりと
観察して作り方を研究する












次に面倒なのが戸袋の蝶番付け
戸の高さがまっすぐになるように、そしてスムーズに戸が閉まるようにと細かく調整していく












大体の形ができた
なかなかの出来栄えになりそうだ
ちなみにこの台にのせる薄型テレビはまだ買っていない
思い通りの進み具合に、この夜焼酎を飲みながら木工作業についてのうんちくを語るKさんの機嫌は
すこぶるよかった









ポットで苗を育てる

2011-03-30 20:13:58 | 
奄美では春がそこまで来ているのが見えているのに、焦らすかのように足踏みを
続けていてさっぱり近付いてこない。
集落の老人会長をしているヤマグチさんが「こんなに寒さが続く年は、生まれて
初めてだ。」としみじみ言ってたから、異常な寒さなのだろう。
でもいくらなんでもそろそろ暖かくなってもらわないと困る。
気温が20度を超えると発芽や成長のスピードがぐんと違ってくる。
その時のために今の時期、せっせと苗をポット植えして芽を出させている。
ちなみに今日と明日の最高気温は19度だ。









この日蒔いた種はキュウリ・トマト・ナス・スイカ・パッションフルーツ・コスモスそして向日葵
頭の中では、早くも太陽ギラギラの炎天下で汗をかきながらの真夏の収穫







でもその前にまずは芽を出してもらわないと困る
南に向いた窓のそばにポットを大事に大事にならべる
部屋の中はすっかり野菜のビニールハウス状態








こちらは10日前にセルに種を蒔いた野菜たち
順調に大きくなっている










ポットに蒔いた種も発芽して育っている
キュウリが一番元気がいいようだ
去年は大量に一度だけしか野菜の種を蒔かなったので、実がなった時は多すぎて一部しか
食べられず、またすぐ実がならなくなってしまったので食べられる期間が短かった
今年は少しずつ何度も種蒔きをして、無駄なく長い間食べ続けられるよう工夫しなくては
ならない







我が農園の防風対策

2011-03-29 19:44:22 | 
最近の奄美の天気がぱっとしない。
何週間も曇りの日が続いていて気温も20度を超えられない状態ずっとで推移している。
そして毎日風が吹きまくっている。
でも東北で被災した人たちが氷点下の中での避難生活を余儀なくされていることを考えれば
夢のような気候なのかもしれない。
奄美に一時避難したいという被災者の方がいれば、できるだけの事をしたいと思っている。
新鮮でおいしい、そして安心して食べられる野菜を提供することもそのひとつだろう。
ということで今我が畑では野菜のための風対策を一生懸命しているところだ。







まずは防風ネット
芽を出したクロマメの風上に立ててみた
風はほとんど弱まらず、これはあまり効果が期待できそうにもない






最も期待できる方法といえばこれだろう
支柱を立ててまわりを筒状になったビニールで囲んでしまう
風がどんなに吹いても暖かく、トマトの苗も居心地がよさそうだ







お手軽さでいけばこれ
ペットボトルをちょん切ってかぶせて出来上がり
しかし苗が大きくなるとはみ出してしまい、使えなくなる
これは大葉なのでこれからどんどん背が高くなっていく







小さな苗には小型のペットボトル+木材で風よけ
ピーマンも結構大きくなるはずなので、すぐ使えなくなってしまうだろう









新しく挑んでいるのがこれ
背が高くなる防風林用の草
大きくなった後は倒して土にすき込んでしまえばそのまま肥料になるというすぐれもの
畑のあらゆる所に種を蒔いておいたがその後雨が降らず、さっぱり芽が出てこない
雨が降る季節が近づいてきたらまた蒔こう









田植えに向けて苗を育てる

2011-03-28 20:16:03 | 
田んぼを耕すかたわら、田植えのために苗代の準備は着々と進みつつある。
田植えの日は近い。









まず籾を水につける
ぶくぶく泡がでていた
これがおよそ1ヶ月前の写真








それを箱に蒔いて育てていたのがここまで育った
何かかぼそく頼りなさげだ









しかし近くでよく見ると1本1本は随分力強くなってきている
実のところ、稲の苗を見るのはこれが初めての経験だ
来月には第1回目の田植えができそうだ







今日も田んぼでの作業は続く

2011-03-27 20:19:27 | 
休耕地の田んぼをよみがえらせて米やマコモなどの作物をできるようにする作業を
続けているUさんを時々手伝いに行っている。
今までは雑草刈りばかりだったが最近は違う仕事も出てきて、田んぼを作っているんだ
という実感がわくようになってきている。







田んぼの水を抜くことができないため、いつも水がはってある
その中を耕運機で耕していくのだが、こんなきれいな田んぼになるには何度も何度も
繰り返し耕運機を入れなくてはならない









最初のうちは田んぼはこんな状態なのだ
刈った雑草は燃やした後でもこんなにたくさん泥の中に残ってしまっている
それを耕運機ですき込んでいくのである
泥に足をとられながら耕運機のあとからよろよろと押して歩く
はねた泥が顔にかかり口にも入ってくる
この作業を1枚の田んぼにつき10回はやらないときれいな田んぼにはならないそうだ
また竹などは腐らないのですき込んでも時間が経つと水の表面に浮いてきてしまう
それをまた手で拾い集めなければならないなど、やるべき作業は山ほどある
田んぼを開墾するということは想像以上に大変なことだ










ジャンボタニシもだんだん大きくなってきている
これは米にとっては敵なのだが、非常に繁殖力が強くそこら中にうようよいる
天敵もなく、食べてもおいしくないとのことで人間も採らないので、数が一向に減らない
米作りににとってはありがたくない存在だ