奄美ロングステイ

奄美の自然の中でロングステイのできるペンションを作りました。毎日のできごとを紹介していきます。

7月の奄美を楽しむ

2011-07-31 19:41:18 | あーりーばーど滞在者の生活
北海道から来て長期滞在を楽しんでいるM田さん夫妻もそろそろ帰郷の時が近づいてきている。
あーりーばーどにいるといろんな人が毎日のように入れ替わり立ち代り訪ねてくるので退屈はしない
ようだったが、考えてみると奄美らしい名所や催しにはほとんど足を運んでいなかった。
ということで、遅ればせながらちょっと出かけてみることにした。










とは言っても高齢の夫妻のこと、あまり疲れることは好まない
まずは足慣らしに近所の神社で開催された「六月燈」を短時間と決めて見に行った
これは集落の手作り感あふれるお祭りである
最後が盛り上がるだろうと終わる20分前に行ったのだが、お楽しみ抽選会に突入しまっており、延々と
他人に賞品が当たるのを眺めていた
かろうじて、最後にみんなで六調を踊ってお開きだったので、M田さんたちにはちょっとだけ奄美らしさを
感じてもらえただろうか










翌日はもう少し足をのばして龍郷の花火大会へ
これも花火大会があるとしか聞いていなかったのだが、実は朝から行なわれていた地域の夏祭りだったの
である
昼間は舟こぎレースや島唄・八月踊りなどの様々な余興があったようだ
こちらは前日の集落のお祭りとは違い、会場はだだっ広く露店もかなり出ていて大盛況だった
それと奄美にはこんなに若者がいたのか、と驚くほどの若人(だけじゃないけど)が会場いっぱいに
詰めかけていた
普段土盛で年寄りしか目にしていない者にとって、ある種まばゆさを感じる光景だった
まぶしすぎたからという訳でもないのだが、会場の写真を撮り忘れてた












何を考えたのか、撮ったのはこのしょうもない花火の写真だけだった
花火が始まったのは8時半を過ぎた頃だった
こちらは日が暮れるのが遅いため、花火を打ち上げ始める時間も結構遅いのだ
花火が始まるまで1時間待って、15分だけ見て帰ってきた
おかげで道路がすいているうちに帰ってこられた
おそらく花火が終了した後の道路はひどい混雑だっただろう
奄美ではなかなかない事だから、みんなはそんなに気にしないみたいだ










そしてまたまた次の日はマングローブの森へと出かける
海水と淡水が交じり合う湿地帯にうっそうとマングローブの原生林が広がる










普通は川をカヌーでこいで見てまわるのだが、老夫婦にカヌーを漕ぐのはちょっと荷が重い
そんな時は遊覧船がある
遊覧船といっても10人くらいが乗れる舟で船頭が漕ぎながら案内をしていくというものだ
満潮の時刻を目指していったので、奥のほうまで入ることができた
なかなか神秘的な光景だ













このあたりは昨年10月の豪雨の際、非常に大きな被害に見舞われたところだが、もうすっかり落ち着いて
いるように見えた
去年の夏の最盛期にはこのあたりの水面いっぱいにカヌーがごちゃごちゃと動き回っていて、ひどい混雑振り
であったが今年はどうだろうか
M田さんたちも、あまり疲れることなく奄美の自然を満喫でき、満足してくれたようだった

このように夏になると奄美では様々な催しやアクティビティが楽しめるようになる
やはり夏を楽しむ島だと実感する

だから奄美に遊びに来るなら、どんな過ごし方をしたいのか事前に知らせてください。
あーりーばーどが充実した滞在をお手伝いします。












土盛海岸の清掃に参加する

2011-07-30 19:52:11 | イベント・行事
土盛集落の夏の恒例行事に海岸の清掃作業がある。
これから本格的に始まる観光シーズンを前にして(かどうかは知らないが)地域の老若男女が参加して
土盛の海岸のゴミを拾ってきれいな浜に戻すのである。







本当はもっと早い時期に予定されていたのだが、台風6号の襲来が予想されたので延期になっていた
いくらきれいにしても1度台風に見舞われたら元の木阿弥になってしまう
作業をするのは高齢者が多い
60代70代はバリバリの現役として普通に活躍する
50代などはガキ扱いである
40代以下はお子様・・










いろいろなゴミが流れ着く
いろんな国の言葉のパッケージの生活用品、ペットボトル・化粧品のビン
サンダル・スニーカー
魚網に使う浮き・漁船で使われていたであろう電球
注射器なんてこわいものもあった











燃えないゴミは袋に入れ、木片や木の枝などは燃やしてしまうと、きれいな浜が再び甦る












作業終了後、冷たい飲み物で疲れを癒す
実際この4倍くらいの人数が清掃に参加している
こうして海を眺めながら、シマの方言でいろんなことについて話をするのだ
ほんわかとした雰囲気だ
何についてしゃべっているのかわからない時すらあるが・・











燃えないゴミの一部
去年はこれが軽トラックに積みきれないほどあった記憶があるが、今年は少なかった
今年これまでに奄美に来た台風が少ないということか













きれいになって気のせいか砂浜の足跡が以前よりかなり多くなったような気もするが、やはり早朝の
海岸には誰もいない


皆さん
奄美は朝、こんなきれいな砂浜を独り占めできます。
遊びに来てください。

それと年寄りが一生懸命きれいに掃除してます。
浜を汚さないで下さい。









我が農園の土壌は中性だった

2011-07-29 19:36:30 | 
我が農園の土は粘土質である。
雨の降らない日が続くと表面はかちかちになる。
長期滞在して農業指導していてくれているM田さんに言わせると有機農業をするのにスコップも
入っていかないような土などありえないという事なのだが、地元の人たちからすれば
「晴れた日が続いて、土が乾けば硬くなるのは当たり前。ここ奄美でサラサラの土などありはしない」と
いうことなのだそうだ。
どちらが正しいのかまだわからない。
たぶん事実は双方の主張の中間に位置するのではないだろうか。
これから時間をかけて確認していきたい。











土のペーハー度を測ると畑の中でも場所によって多少の差はあるものの、大体は中性に近い
中性をはさんであるところでは弱酸性、あるところでは弱アルカリ性であるという結果が出た
この傾向は以前から変わっていない









だから基本的にはたいていの野菜は問題なく育つはずだ
しかし最近はキュウリ・ナス以外の野菜の生育がいまひとつよくないのだ
特にトマトがさっぱり大きくなってくれない
何週間も前から同じ大きさだ
暑さのせいだろうか









とうもろこしも最初のうちはどんどん大きくなっていたが、最近その伸びがぴたっと止まってしまったような
気がしてならない
後から植えたソルゴーに追い越されてしまいそうだ









これもかなり前に植えたしょうが
マイペースなのだろうか
どのくらいの速さで大きくなるのか知らないので、なんとも言えない









こちらは確かヘチマだったはす
ゴーヤやらヘチマやらいろんな種を蒔いて芽が出ないと、すぐ違うものを蒔いていたので結局何が育って
いるのかわからなくなってしまっている
つるはどんどん伸びているのだが実をつける兆候はまだ見えない







我が菜園の野菜たちの近況

2011-07-28 20:28:58 | 
暑い日が続いている。
太陽の光がきつくて日中は外に出たくない。
この強烈な日光で野菜たちの成長も最近はいまいちである。
ただそんな中でも、少しずつ実をつけはじめた野菜もあらわれている。











台風2号の塩害で野菜が全滅した後、植え直した苗はこのあたりである
キュウリ・ナス・トマト・ピーマン・ヘチマ・ダイコン・ニンジン・スィートコーンといったところ
その後、台風6号の来襲なども心配されたが今のところ順調に育ってきている












一番元気なのが地這いキュウリ
支柱につるを巻きつけるキュウリと比べて引力の抵抗が少ないからであろうか、かなりの勢いで
横に広がっている










実も付きだした
ただ地這いだと実がなっても見つけにくい
収穫する前に大きくなりすぎてしまうのではと心配している








普通に支柱に巻きつくキュウリは、その前に実がなるかどうかの心配をしなくてはならないかもしれない










やたら葉っぱが虫に食われている
ニジュウヤホシテントウがやたら目につく
こいつが葉をたべているに違いない







それでもひとつ実がなっているのを見つけた
このあと続いてたくさん実がなるだろうか
去年より1ヶ月以上生育がおくれているので心配だ




夜中の海岸にウミガメの産卵を探しに行く

2011-07-27 19:36:08 | ウミガメ観察
何度も紹介しているように、毎朝早起きしてウミガメの産卵を求めて近くの土盛海岸までランニング
している。
しかし産卵は夜中に行なわれるため、いくら毎朝早起きしても見ることはできない。
かといって真夜中の真っ暗な海岸をひとりでほっつき歩くほど研究熱心でもない。
ということでもんもんとしていたのだが、ある日物好きなジョナサン夫妻が遊びに来たときに夜中の産卵
見学ツアーに誘ってみたところ、二つ返事で行くとの返事が返ってきた。
ようやく真夜中に海岸をふらつく同志が見つかった喜びと長年の夢だったウミガメ産卵を目にできるかもしれない
期待とで胸は高鳴るのであった。






この日は我が家でビアパーティー
ジョーン・マユミ・カイトのジョナサン一家と近所の有志で乾杯








ちなみに我が家での料理は地元奄美の食材の他に、北海道から送られてくるイクラやジンギスカンそして
本場宇都宮から送ってもらっているギョーザがあーりーばーど名物として供される
いづれもなかなか好評である







この日もカイトは機嫌がいい








しかし宴会が終わり懐中電灯とビールを手にウミガメ産卵見学ツアーに出発する時、すでに寝てしまっていた
カイトを起こして連れ出したのである










寝起きでぐずる事を心配したが、全く変わらず機嫌はいいままだった
この機嫌の良さは英国人の血がそうさせるのだろうか










写真では真っ暗なのだが、ちょうどこの夜は満月
懐中電灯が必要ないくらい浜辺は明るかった
輝く月の下で白い砂浜に打ち寄せる波がはっきりと見えて、幻想的な風景だった










しかし肝心のウミガメはさっぱり現れなかった
結局午前2時過ぎまでビール片手に粘ったが、見ることはできなかった
見られたのは打ち上げられた熱帯魚に群がる大勢のムラサキオカヤドカリたちだけだった
残念
満月の夜は明るすぎてカメは海から上がってくるのを警戒するのだろうか
奄美でウミガメの産卵を見てみたい人、一緒に夜中の海岸に行きましょう