奄美ロングステイ

奄美の自然の中でロングステイのできるペンションを作りました。毎日のできごとを紹介していきます。

堆肥作りは続く

2011-01-31 20:18:58 | 
我があーりーばーどでは有機栽培を目指して化学肥料は使わない方針である。
化学肥料を使わないためにも堆肥が必要なのだが、まず畑の土つくりに上質な堆肥が必要
とのことで、日々堆肥作りに精進している今日この頃である。








畑の菜の花はすっかり姿を消してしまったが、葉や茎や花は堆肥箱の中にすべて投げ入れられている
そして良質な堆肥になる日を待ち続けているのである









刈り取った時にはには箱からあふれ出そうなほどだった菜の花も・・











1週間すると随分縮んでしまっていた
本を読むと上に乗って足で踏んづけて圧縮すると書いてあったが、そこまですると
箱が壊れてしまわないかと心配でそのままにしていた









これにもらってきた米ぬかを混ぜる
他にも木屑や鶏ふん、ぼかしやらいろいろなものを混ぜ合わせる
水も最初は必要らしいがどれくらいが適当なのかよくわからない
まずはアドバイスされた米のとぎ汁を都度上からかけている
まだ温度は上がっていないので発酵は進んでいないようだ
これから試行錯誤でいいやり方を探していくしかない
うまくいきそうだったらまた紹介したい








畑の菜の花をトラクターで掘り返す

2011-01-30 20:10:24 | 
先日南の畑の菜の花を刈り取ったが、それを見ていた近所のYさんがその後をきれいに耕して
くれた。









ある日畑でエンジンの音がするので出てみると、そこにはたっぷりと年季の入ったトラクラー
を操るりりしいYさんの姿があった
そういえば数日前に刈り取った雑草を堆肥箱にせっせと投げ込んでいるのを見て「あとでウチの
トラクターで耕してやるよ」と言ってくれていたのである








ちょっと外観はくたびれているがエンジンは快調そのもの
どんどん張り巡らされている雑草の根を掘り起こしていく









端の部分にウコンを植えていたことを忘れてしまっていた
気がついたときはトラクターが通り過ぎてしまっていたが、まあたいした問題ではない








やはりトラクターの威力はすごい
普通であればこれを耕運機と鍬で掘り起こすのだが、たっぷり1日仕事だ
くわえて耕運機で耕すより2倍は深く土をおこしてくれる
それをものの1時間ほどで済ませたYさんは余裕の表情で引き上げていった
思わずその背中に向かって拝んでしまった
我が農園にもいつかはトラクターがほしいものだ







1週間ちょっと前の同じ場所から見た畑の様子
随分すっきりしたものだ
このようなきれいな状態がどれくらい続くものやら
同じく近所のIさんにトラクターを入れてもらったのが去年の10月初旬のことだから
冬でさえ3ヶ月で草ぼうぼうになるということだ
毎回ご近所さんがトラクターで乗りつけて耕してくれる
ありがたいことである
自然と自分もこの集落のために何かしなければという気持ちになる







冬の葉っぱを食す

2011-01-29 20:21:13 | 食べ物
奄美は寒いなりに畑では野菜が収穫できている。
せっかく育った野菜を無駄にしたくはないので毎日野菜ばかり食べることになる。
最近はだんだん草食系人類の顔というかウサギ顔になってきている。










最近我が農園で収穫できているのはチンゲンサイ・ホウレンソウ・ダイコン
それぞれの葉っぱを畑から引っこ抜いてくる







それらをスパゲティをゆでるときに最後のほうで鍋に放り込む







葉っぱが茹で上がったら前の日に大量に作ってあまっているシチューにあえたスパゲティーの
上にのせて、野菜クリームスパゲティーの出来上がり
このシチューもカブ・ダイコン他野菜がたっぷりはいっている野菜チキンクリームシチューなのだ
はっきりいってこの写真ではそのおいしさがよく伝わらないと思う











しょうがないので、また「まずそうな料理の写真をのせるな」という非難が多数くることを
覚悟の上で、翌日作った野菜クリームうどんを紹介したい
うまいんだから これが・・

なお、まだ残っているシチューを使ってそのまた翌日に作ったチーズ野菜クリームマカロニグラタン
はオーブンから取り出す際に皿をひっくり返しでしまい、残念ながら写真はない





風にふるえる畑の野菜たち

2011-01-28 19:38:28 | 
1月も末になるにつれてこころなしか奄美も寒さが弱まってきているような気がしないでもないが
まだ冷たい風が吹きつける日は多い。
気温はあまり変わらなくても雨が降って風が吹くと、もう心が萎えてくる。
しかしここ最近の最高気温が15度、最低気温が11度くらいなのだから他の地方のことを考えれば
文句は言えないのだろう。
でも奄美に慣れきった身体にはこの程度の寒さでもこたえる。
畑の野菜たちもこごえている。






さっぱり大きくならない(この時期に大きくなれというほうが無理?)トマトの苗
これは前にも書いたが10月の集中豪雨で一度枯れてしまったのが再び持ち直して
きている生命力の強い苗なのだ
そんなトマトも寒さには苦戦しているようなので、ビニールで風除けをしてあげた
これで2月になって気温が上がればまた元気に成長し始めてくれるだろうか








夏の間は次から次へと出来ていたブロッコリーもなかなか収穫できない
夏にはそのまま放置して随分無駄にしたが、この時期はすべておいしく頂いている










なぜかカブの畝にぽつんとひとつエンドウが芽を出していた
風に飛ばされてきたのだろうか










いくつか違った種類のダイコンを蒔いていた
当たり前だが違ったダイコンができている
少なくとも葉を食べるなら右側の畝の黄緑がかった葉の方が柔らかくておいしい
何という種類なのかは・・今になってはどれがどれなのかもうわからない







あーりーばーどの看板を手作りする

2011-01-27 20:09:46 | イベント・行事
我があーりーばーどは奄美空港から北へ3km、空港の前の大きな道をあやまる岬に向かって
5分ほど走ったさとうきび畑の真ん中にある。
なだらかな丘を登りきってあたりに右手に白い家がぽつんと見えてきたら、それが我が家なのだ。
非常にわかりやすいロケーションである。
それだけに看板も何も掲げていない白い建物は地元の人たちにとって興味をそそる存在だったようだ。
しばしば通りがかりの人に「何をやっている店なの?」と聞かれる。
知り合いの人たちからは「看板出さなきゃだめだよ」とも言われている。
その通りだと思う。
道路から目立つところに看板を出さなくっちゃならない。
ということで構想を練ること1年と6ヶ月、いよいよ看板作成に着手した。








看板にする板は頂き物である琉球松の立派なもの
ただし表には今まで使っていた別のお店の名前がでかでかと書かれている
したがってあーりーばーどの名前は裏側に書かれることになる








まずは看板に字を彫ってその後色をつける事にした
道具はというと昔小学生の時、図工工作の時間に使ったような彫刻刀とホームセンターで
買ってきた丸い刃ののみ
これで硬い松の板を掘ることができるのか、いささか心もとない







構想段階ではいろいろと凝った字体も考えたのではあるが、板が硬いのであまり複雑なものは
やめてごくシンプルにすることにした
おととしの皆既日食の時ここでカレーライス屋をやったのだが、そのために15分で作った看板
が小学生並みの出来栄えであったことを思い出す
二度とあの轍は踏んではならない










という集中力も最初の1文字を彫り終えた頃から徐々にしぼんでいった
のみを使うコツが少しずつのみこめてくるにしたがって文字を彫るスピードも増してくる
ここまで彫ったところで今日の作業は終了
次は1週間後
なぜなら調子に乗って彫っているうちに、のみの柄があたる手のひらの真ん中の皮が大きく
むけてしまったのだ
ちなみに心なしか字がばらばらに見えるのは、決して彫るのが面倒なフシの部分を避けたため
ではなく、あくまでも芸術的なセンスからの配置であることをご理解頂きたい