奄美ロングステイ

奄美の自然の中でロングステイのできるペンションを作りました。毎日のできごとを紹介していきます。

北の畑に再びトラクターが入る

2011-08-31 20:06:40 | 
先日北の果樹畑(の予定)にトラクターを入れて耕してもらったが耕す部分の刃が欠けていて中途半端に
雑草が残された状態になっていた。
今回は近所のヤマグチさんがトラクターを入れてくれた。
ありがたいことである。
ある家での飲み会に参加した折、ヤマグチさんが「今、修理しているトラクターが戻ってきたら、アンタの畑耕してやるから。」と言ってくれていたのだが、その時はそのまま話が終わっていた。








ある日畑でなにやらエンジンの音がするので、外に出てみるとヤマグチさんがトラクターを畑に入れて
耕そうとしているところだった
長い間雨が降っていないので、土ぼこりがすごい
ヤマグチさんはほこりで真っ白になりながら耕してくれていた







南の畑は粘土質だが、北の畑は砂地のようだ
耕した後の土がさらさらしている
2つの畑は距離がほとんど離れていないのに質が全く違う
不思議なものだ






やっぱりトラクターってのはすごい
1時間くらいで畑は見違えるくらいきれいでさらさらの土に変わっていた
そしてヤマグチさんは来たときと同じように黙って何も言わずに帰っていった
ありがとうヤマグチさん
今度は雑草が生えないようにしっかりと作物を植えることにします
と言っても、この暑時期いったい何を植えたらいいのだろう










まずは残っていたパッションフルーツの苗を3本ポットから植え替えることにする
本当に最後の苗である
これが枯れてしまったらもう植えるものはない










春に植えた苗で生き残っているものが若干ある
このあたり一面にパッションフルーツが実をつける日は果たしてくるのだろうか
自分で育てたトケイソウ、早く食べてみたいものである












さよならジョナサン一家

2011-08-30 20:17:39 | 暮らし
いよいよジョナサン一家が奄美を発つ日が来た。
そうは長いお付き合いではなかったが彼らにはいろいろとお世話になった。
彼らのダイビングとこちらの宿泊を組み合わせた、お得なパックも作った。
(一度も予約が入らなかったけど)
よくお互いの家に遊びにいってお酒も一緒にのんだ





奥さんのマユミは貝殻やサンゴで大きなあーりーばーどの看板を作ってくれた










ジョナサンはホームページを作るのが得意で、あーりーばーどのホームページの英語版や部屋の内部の
動画を見られるボタンをつけてくれた
彼のおかげで随分便利になった 

右側にあるブックマークからホームページに入ってみて下さい。
最初のページの右上にあるイギリス国旗をクリックすると英語版に変わるし、施設紹介の料金表の下の
写真をクリックするとあーりーばーどのまわりや部屋の内部の様子が動画で見られます。









その血を受け継いでいるのか息子のカイトも2歳にしてもうi-phoneを使いこなす
パンツをはくのも忘れてなにやら画面に見入っている
彼が大きくなった時、奄美の記憶は残っているだろうか
無理だろうなあ








部屋の荷物を全部送り出した部屋で最後の記念撮影
短い奄美暮らしではあったが、いい思い出として残ってくれればと思う
それにしても引っ越しの手伝いは今月に入って2回目だ
2回とも外国の人

さよならジョナサン一家
向こうに行っても元気でね
そしてダイビングのお客さんをいっぱい連れてまた奄美に来てね。







さよならカイト、元気でね

2011-08-29 20:07:41 | 暮らし
我が家での花火を見ながらのビールパーティーは、ジョナサン一家とのお別れパーティーでもあった。
実はジョナサンとマユミは今月で奄美を引き払って東京へ戻ることを決めたのだ。
今年は奄美への観光客が少なくてダイビングの予約がなかなか入らず、今後の見通しも立てにくいこと
から一旦戻って生活設計を立て直すことにしたとのこと。
ここまで彼等がいろんな努力をしてきているのを見ていたのでとても残念だ。
やはり東日本大震災の影響は大きいのだろう。
観光地奄美は今非常につらい状況にある。
いい話はほとんど聞かない。
あーりーばーどだってさっぱりお客が来ない。
今のままでは何年か後には、この建物に違う看板が掲げられているかもしれない。
まあ、そうならないようにいろいろ努力しているところなんだけど。
とにかくたくさんの人が来て奄美を元気にしてほしいものだ。






2歳になる彼らの息子、カイトはいたずら盛りの絵に描いたような腕白坊主だ
我が家へ遊びに来るとまずホースで水撒きをする
畑だけでなく、ところかまわず水をかけまくるので、あたりはびしょぬれだ





しかられると、寝転がって駄々をこねる
その間も水は撒き続ける
彼と毎日を過ごしているジョナサン夫婦の苦労がしのばれる











ちょっと前まで日本語は「バカーっ」と「いやーっ」しか話さなかったのに、ここ最近急に日本語の
ボキャブラリーが増えてきて、単語ではなく文でしゃべるようになってきている
すごい急速な進歩だ
そしてその中に、少しだけ奄美弁のアクセントが入っているのだ
保育園でお友達に教わっているのだろう












このカイトに我があーりーばーどのイメージキャラクターになってもらおうと思っていたのに残念だ
この可愛い笑顔と会えないなんて悲しすぎる
駄々はこねるが、それ以上に愛嬌を振りまく立派なエンターティナーなのだ



我が家のテラスは花火見物特等席

2011-08-28 20:03:24 | イベント・行事
我がシマのお祭りの締めはやはり花火大会である。
花火は我が家と空港の中間にある港で打ち上げられる。
我が家はさとうきび畑の丘のてっぺんにある。
したがってまわりに視界をさえぎるものはなにもない。
まわりくどい説明になったが、我が家からは花火がきれいに見えるのである。
テラスに座ってビールを飲みながらゆっくり花火を観賞するという実に贅沢な時間を過ごせるのだ。








この日はジョナサン一家と彼のところでインストラクターになる講習を受けているハナコがダイビングを
終えてから遊びに来た
花火が始まるまでの間、あーりーばーど名物ジンギスカンとビールを楽しむ







花火が始まったのは9時近くなってからだった
この日は天の川がきれいに見える夜だったが、ちょうどそのあたりに花火が花開いていた
さとうきび畑の向こうに上がる花火、なかなかいいものだ








ここは丘の上で見晴らしがきくため、目の前の県道の道端には何台もの車が止まっていて、中から
花火見物をしている人たちがたくさんいた
来年の花火の日には、ここで一夜限りのビアガーデンを開こうかな
宿泊のお客さんがいれば、そのお客さんの貸切にしてしまうけど








この日はハナコの講習の最終日だった
ずいぶん長い間練習に打ち込んでいたようだったが、ようやく終わった
講習が終わって合格を勝ち取った夜に行なわれる儀式があるのだそうだ
シュノーケルから酒を流し込んでそれを飲み干す
プロのダイバーになった人は皆行なう恒例行事なのだとか







最初は戸惑っていたがすぐに慣れてごくごく飲み出し、あっという間に缶チューハイを飲み干していた
シュノーケルから水を飲むというのは難しくないのだろうか








実際はあまり難しくないらしい
カイトがまねをして、ジュースを簡単に飲んでいた



奄美はお祭りシーズン真っ只中

2011-08-27 19:30:37 | イベント・行事
今夏真っ盛りのこの時期、奄美では毎週末どこかでお祭りが開催されている。
やはり一番盛大なのは名瀬で行なわれるお祭りだが、シマ毎に行なわれる祭りも大いに盛り上がる。
今日はあーりーばーどがある笠利町のお祭りが開かれる日。
みんな朝から気合が入っている・・はずなのだが、ここ土盛集落はイマイチなような気がする。
何故なら奄美のお祭りでは必ず登場する競技であり、最も盛り上がる「舟漕ぎ競争」にここの集落は
出場しないからだ。








舟漕ぎ競争とは文字通り小舟に7名の選手が乗って、漁港の中でその速さを競うものだ
一般の部・集落対抗・女性の部・子供の部などあわせて50以上のチームがエントリーしていた
随分前から練習しているチームもあるようだ







それぞれの集落がずらーっとテントを建ててその中でシマの選手たちを応援する
その応援にもかなり力が入っている
でもそこに我が土盛集落のテントはなかった
練習用のボートを持っていないから参加できないのだ









一般の部だか集落対抗だかで優勝したチームのウィニングラン
我がシマのヒーロー
この栄光のためにつらい練習に耐えてきたのであろう

そういえば小学生の頃、海洋少年団というのに入っていてそこでカッター漕ぎをやってた事を突然
思い出した
重いオールを扱うのは結構きついものだった
はるか遠い昔の思い出だ







舟漕ぎの他にも、島唄・バンド演奏・八月踊りなど様々なイベントがあった
どこのお祭りもだいたい皆同じである
しかしひとつだけ、他では見たことのない看板を目にした
なんこ大会・・
なんだっけ
聞いたことがある名前だ
考えているうちに、去年の正月に知り合いの住む集落に遊びに行ったとき、正月行事のひとつとして
行なわれていた遊びであることを思い出した
確か3本の箸のうち何本かをこぶしの中に隠して持ち、その本数を当てるゲームではなかっただろうか
そして間違った場合は自分が、当てた場合は相手が杯に注がれた焼酎を一気に飲み干すというルール
だったはずだ
久しぶりに見てみたかったけれども、いつ始まるかわからないので帰ってきた
夜は花火大会だ
この花火大会を、冷たいビールを飲みながらゆったりと腰掛けて見ることのできる特等席
それは我が家である