奄美ロングステイ

奄美の自然の中でロングステイのできるペンションを作りました。毎日のできごとを紹介していきます。

奄美での有機農業への挑戦は続く

2011-08-02 19:58:09 | 
北海道からはるばる奄美を訪れ長期滞在をしていたM田さん夫妻が帰っていった。
有機農業に一家言を持つM田さんは、おいしい野菜が育たなくては有機農業ではない、そのためには
さらさらの土作りが必要、との持論に基づいて我が農園の有機栽培に向けての土壌改善の指導をしてくれた。










とにかく指導してもらって最も変わったのは畑がきれいになったこと
我が家を訪れる人が口をそろえて言うのは「最近畑がきれいになったね」である
今まで休耕地にしようと何も植えずにいた畑が草が生えてきてしまっていた
そこを土の質を変えるために掘り起こして堆肥を混ぜていった
結果表面の雑草がなくなり、畑全体がさっぱりした











区画を小さく区切り堆肥の種類・配合・量などを変えていくつかのパターンで生育具合の違いを試す
種を蒔くと芽は出るのだが、この暑い日ざしで大きくなる前に枯れていってしまう
やはり奄美では、この季節に芽を出して成長できる野菜はないのだろうか








畑と畑の間に風除けのために植えた緑肥植物のソルゴーだけは元気に成長している
エンドウマメも発芽後わりと順調に育っているように見える
真夏になる前にある程度育っていたキュウリ・ナスも問題はないようだ








春先から育てていたパッションフルーツも有機栽培用の畑に植えられている

ただ農薬や化学肥料を使わないだけでなく、他よりおいしい野菜を作ることが有機栽培なのだ、という
考えも一理あると思う
そのために良い土壌をこつこつと作っていかなくてはならない、という点も理解できる
奄美の硬い土がその有機栽培にはむいていないのか、そんな事はないのか今のところどちらとも
わからないが、とにかく時間とお金はかかってもおいしい野菜ができる有機農業を目指してしばらくは
我が農園の一部を土壌改良していこうと考えている
つまり無農薬・無化成肥料という広い意味での有機栽培をおこなう区画と、本当においしい質の高い野菜作り
を目指す区画と両方の意味の有機農業ができる畑にしていこうという事だ
明日で83歳になるM田さんは、来年もまた北海道から有機栽培の畑の出来具合をチェックしに奄美に来てくれるそうだ



奄美で安心安全でおいしい野菜を作りたいと考えている方は、是非こちらの有機栽培区画を利用してほしいと思います。
なるべく早くそれに適した畑の土にしようと日夜がんばっております。