奄美ロングステイ

奄美の自然の中でロングステイのできるペンションを作りました。毎日のできごとを紹介していきます。

畑でやきいも

2012-02-29 20:00:33 | 暮らし
正直言ってあまりサツマイモは好きではない。
でも自分で育てた畑の野菜は無駄にはできない。(育てたと言うほどの事はしていないが)
そんな中で収穫を先延ばしにしていたが、もうそろそろ食べないと土の中で腐ってしまうのでは
ないかと心配していた。





去年の夏に名瀬でダイビングショップをやっていたジョナサン一家が遊びに来た時、自分の家の
台所の隅で芽を出していたサツマイモを持ってきて畑に植えていった
それがいつの間にかこんなに広がっていた
普通サツマイモは葉っぱのような苗を土の中に埋めて育てていくのだが、当時はそんな事も知らずに
ジャガイモのように芽の出たイモをいくつかに切って、それを植えていた
よくもまあ無事に育ってくれたものである
そんないいかげんな育て方だったから、実をつけているとは思えず、しばらくほったらかし状態
であった
やがて一部の葉っぱが黄色くなりだしたのでさすがにもう収穫しないとだめだろうと思い、ためしに
掘ってみた





スコップを突き立てて土をどかせてみると、思ったより立派なイモがでてきた






採れたてのを洗ってアルミホイルで包む
何も考えずにスコップを土に突き立てたのでせっかくのイモが切断されてしまっていた
ちょっとこすっただけで皮がむけてしまう





ちょうどこの日は畑で枯れ草をもやしていたので、焚き火の中に放り込む
というか、ぼーっと火が燃えるのを見ていて突然ヤキイモをすることを思いつき、それからイモを
掘りに畑に走ったのが真実なのだ
できれば火の下に穴を掘って蒸し焼きにチャレンジしてみたかったが、準備不足で今回はパス
次回鶏肉など他の材料も用意してトライしてみよう






焼きあがったところで皮をむき、あつあつのところを早速試食
甘みがあまり強くなく食べやすかった
後で聞いたら、掘り出してから数日乾燥させると甘みが強くなってくるのだそうだ


堆肥がなかなか出来上がらない

2012-02-28 20:00:44 | 
パソコンを修理に出してヒマをもてあまし時間に余裕があった期間に、今までやらなければと思い
つつもできていなかった事をいくつか片付けたのだが、その中のひとつが堆肥の切り替えしだ。
畑の中に囲いを作って、その中に生ごみや刈った雑草などをどんどん放り込んでおくとそれが時間が
たって発酵し、堆肥が出来上がっている予定だった。
しかし今まで手抜きをして、途中で行なわなければならない作業をほとんどしていなかった。





本当は切り返しという作業を行ない下の方にある古い層と上の比較的新しい層を混ぜ合わせなければ
ならなかったのだが、これをやっていなかった
米ぬかやコメのとぎ汁、ぼかしなどをこまめに注いでいたのだが期待したほど発酵は進んで
いなかった
手抜きのせいなのだろう
とにかくかき混ぜて、その上に鶏ふん、水をたっぷりかけておく
たしか2週間ごとに切り返しをしなければならないはずだ
これからはまじめにやらなくては





北の畑にも枯れ草や落ち葉を積み重ねて置いていた
これは去年の夏に作った山だ






こちらには、生ごみやコメのとぎ汁などの発酵のもとになるような物は一切加えなかった
案の定枯れ草の山のままの状態で、堆肥に変化していく気配すら見られなかった
やっぱり草を刈って積んでおいてだけでは堆肥にはならないのだ、ということを半年かけて
ようやく悟った






このままにしておいてもどうしようもないので、焼いてしまうことにした
半年かけて乾燥させた枯れ草は驚くほど勢いよく燃えた








かなりの量の草木灰ができた
これを畑にすき込めば土つくりに役立つはずだ
と、ここまで書いてきたが面白くもなんともない内容だ
せっかく草を燃やすのだから、少しは気が紛れる事をしようと考えた




奄美の春の色

2012-02-27 20:00:45 | 奄美の自然
このところ暖かな日が多くなってきて、週のうち半分くらいは日中の気温が20度を超えるように
なってきている。
相変わらずどんよりとした曇り空が続くのだが、それでも春へ向かっていることを感じる。






そんな中でお日様が顔を出したりすると、春を通り越して一気に初夏の陽気だ
少し動くと汗ばむほどだ
空と海の青、そして木々や芝生の緑が眼にまぶしい






2ヶ月ぶりに窓を開け放ち、新鮮な外の空気を部屋の中へと入れる
本当に気持ちがいい






雨の日はかすんで見えるハイビスカスの赤も鮮やかさを際立たせる
南国の赤





お隣のさとうきび畑との境界に咲いている菜の花の黄色も一段ときれいに感じる
そういえば先日通りすがりの人に「このあたりに菜の花が一面に咲き乱れている場所があるそう
だけど、どこで咲いてますか」と尋ねられた
そのような場所は思い当たらなかった
どうも地元の新聞にきれいな菜の花が土盛で咲き乱れている写真が載ったようで、他にもその場所を
観光客に聞かれた人が数人いた
みんなも、それがどこなのかは知らなかった
そんな話をした後で、我が家の窓からふと海の方に目をやると緑の中に黄色の絵の具で太い線を
描いたような場所があるのに気がついた





早速自転車でその場所へと向かってみると、2分もかからない所にあたり一面とは言えないが
菜の花が広がっていた
ここだったのだろうか
特にきれいな場所とも思えないが、プロが撮ると一面に広がるきれいなお花畑の写真になるのかも
しれない






夕焼けの赤もだんだんきれいになってきている
暖かでのどかで、なにかほっとする春の夕暮れの風景だ



数十年ぶりの障子張替え

2012-02-26 20:00:39 | 暮らし
パソコンが壊れていて修理に出している間、それはヒマでどう過ごすか本当に悩んだ。
しかしあり余る時間は、やらなければいけない事をさぼって先延ばしにしていた事実を否が応でも
自分に思い出させた。
意を決してそれらの面倒くさい事柄を片付けることにした。





最初に手をつけたのが障子の張替え
去年お客で来た小さな子供たちがずぶずぶ指を突っ込んであけた穴がそのままになっていた
面倒くさくてそのままにしておいたのが、やっぱり非常に貧乏臭さは感じていた






障子の張替えは学生時代住んでいたボロ屋で一度やったことがあるだけで30年以上昔の話だ
その時は大家だんにコツを教わって結構うまくできた記憶がある
それを思い出しながら久しぶりの挑戦だ






障子紙の柄のつなぎ目をあわせるのを忘れていた以外はまあまあうまくいったのではないだろうか
最後に派手に霧吹きで湿らせた紙が乾くとそれなりの仕上がりに見えた
最近近くの物が見えづらいので、あえて細部に目をやろうとしていないせいかもしれないが






本はよく読んだ
パソコンを修理に出したその足で図書館へと行きなるべく厚めの本を借りてきた
最初のうちはヒマのつぶし方が思いつかず雨の日が続いたこともあり、5冊を読み終えるの1週間
かからなかった
そのうちに段々と本に頼らない生活が身についてきた




奄美の桜を見に行く

2012-02-25 20:00:12 | 奄美の自然
パソコンが壊れて間もなくなのでずいぶん前の話になってしまうが、数週間前には奄美では桜が
満開だった。
近所にあるダムが桜の名所なのだという話を聞いて初めて行ってみた。





我が家から自転車で20分くらいのところにあるダム
となりの集落だが道場所がよくわからず、道を尋ねながらたどり着いた
このダム湖のまわりを遊歩道が走っているのだが、その道に沿って、桜の木が一周ずっと植えて
いるのだ







周囲わずか1.4キロで一見小さな沼のようにも見えるのだが、やはりダムだった
このダムができる前はこのあたりの集落では始終断水していたそうで、これが完成してずいぶん
助かったそうだ







もう花は満開ですでに散り始めている木も見られた
奄美で桜と言えばヒカンザクラのことで、何故かはわからないが内地のようにソメイヨシノは
見られない






開花宣言は1月の5日だったそうだから、この時点でもう1ヶ月たっていた
花びらの色は緋色で、花も控えめに開くし散るときの花吹雪も見られない
内地の桜に較べて少しばかり華やかさに欠けるような気もするが、ハイビスカスなどど派手な花が
多い奄美ではこんなつつましい桜がいいのかもしれない







うすいピンクの花びらが咲いていたので、奄美でもソメイヨシノが植えられているんだ、と思ったら
どうもこれもヒカンザクラだったみたいだ