奄美ロングステイ

奄美の自然の中でロングステイのできるペンションを作りました。毎日のできごとを紹介していきます。

我が家のパッションが二度目の花を咲かせた

2015-08-28 20:00:13 | 
パッションフルーツという植物は年に2度花を咲かせて実をつける。
しかし我が家では今まで1回しか花が咲かなかった。




2度の台風ですっかりビニールが吹き飛ばされてもはやビニールハウスの体をなしていない我が家のハウス
パッションの収穫はとうに終わりマンゴー以外の野菜もほとんど枯れてしまい元気なのは雑草だけだ




荒れ果てた内部を整理しながら来年のパッションの苗の用意をしようと足を踏み入れたときにふと花が
一輪咲いているのが目に入った




パッションの花ではないか
今まで初夏の収穫が終わったらそのまま終ってしまっていたのだが今回初めて二度目の花が咲いた
早速筆をもってきて花粉をめしべに塗り受粉をさせる
花が小さいので大きな実はならないだろうが、とにかく秋にまたパッションを楽しめそうだ




よく見ると他にも花芽がたくさんついている
これからどんどん花をつけるだろう
と思っていたら、この数日後に台風がきて風を吹き付け塩を撒いていった
台風が去って今花が咲いてくれるかどうか注目しているところだが4日たってもまだ花が咲く兆しは
見えていない
果たして秋のパッションフルーツは食べられるだろうか

ヤギと格闘

2015-08-27 20:00:17 | 暮らし
近所に住むヤギの西田うるるが我が家に滞在するようになって1カ月以上がたつ。
滞在しながら我が家の畑の雑草を退治してもらっている。




この時期になると雑草が種を持ち始める
そのまま放っておくとまた雑草が一面に芽をだし畑が大変なことになってしまう
うるるはこの雑草の種をおいしそうに食べてくれるのだ




しかし雑草よりもっと好きなのが苦労して育てているひまわりなどの花だ
花ではなく雑草だけを食べるように何度も教え込もうとしているが分かってもらえない
食べそうになると首輪をひっぱったりしてしつけようとするのだがヤギには理解してもらうのは
難しそうだ




ちょっと目を離すとすぐに食べられてしまいもうあまり残っていない
考えてみればヤギにとって雑草も花も区別はないのだから、こちらの勝手な都合のいい要求を理解
させるのがどだい無理な話なのだろう




彼女が本領発揮するのは石ころがころがっていて草刈り機が使えないところに生えている雑草を退治
するときだ




すっきりとはいかないまでもまあまあきれいになるまで草を食べてくれる
しかしここに植えていたゼラニウムの花も全部食べられてしまっている
まあしょうがないか




ヤギは群れの中での序列が非常にはっきりしている動物なのだそうだ
角がかゆいのか自分の力を誇示するデモンストレーションなのかよくわからないが、時々このように
角を地面にこすりつけたりすることがある
そしてじゃれつきながら前脚をのばし、こちらに挑みかかってくるようなしぐさをみせる
そんなときは両手で角をしっかりとつかみ地面におさえつけ、誰がボスなのかしっかりとわからせる
3分ほどの真剣な格闘である
そうするとその後しばらくの間はかわいくて従順ないつものうるるに戻るのだ




しかしヤギもこれだけ大きくなると力も相当強い
彼女と力較べをしたあとは息が乱れる
油断をしているとズボンが角に引っかかって破れてしまうこともあるのだ
でもだからといってそこに危険を感じるわけではなく、ひょっとすると彼女はただ遊んでほしいだけ
なのかもしれない


台風の後始末

2015-08-26 20:00:00 | 暮らし
台風が去った後に残るものは風でなぎ倒された植物とそこらじゅうにべっとりとついている塩だ。
台風の後始末はこれらを何とかすることから始まる。




マンゴーの木はネットを何重にも巻いておいたので風の被害も塩の被害もなかった
まずはほっとする
ホースで水をかけ塩を洗い流す




前回の台風でビニールが吹き飛んでもうビニールハウスとは呼べなくなっていた中で塩をたっぷりと
含んだ暴風雨にさらされていたパッションフルーツの木も思った以上に耐えてくれていて枯れている
様子はなかった
こちらもたっぷりと水をかけて塩分をおとす
まだまだ枯れてもらうわけにはいかない




テラスの軒下に作ったグリーンカーテン
台風のたびにはずして家の中で保管する
これで3度目だろうか
台風が去ったらすぐに出してきてまたネットにつるをからませる
この作業がなかなか面倒くさい




何という名前だか忘れてしまったが食パンの袋についているクリップ、ふと思いついてこれを使って
ゴーヤの茎やつるをネットにひっかけてみた
非常に塩梅がよい
このクリップがパンの袋のくちを閉じる以外に役に立ったのははじめてのことである
長い間ずっとこのクリップの有効活用の方法について考えていたので、使い道が見つかって非常に
うれしい
今度からは捨てずにとっておくようにしよう


台風一過

2015-08-25 20:00:08 | 暮らし
奄美に強い雨と風をもたらした台風15号は九州方面へと去っていった。



昨日写真をアップしたあと雨が強くなりだした




風もさらに強く吹き始めた
暴風雨は一晩続いたがその移動速度は速かった




朝目覚めると風はすでにすっかりやんでいて青空が広がり始めていた




しかし今回の台風もしっかりとその爪痕を残していった
前日に塩害対策として耕運機をビニールシートでくるんでおいたのだが




朝にはそれがズタズタに引き裂かれていた
やはりあれだけ窓に打ち付けていた激しい風の音はだてじゃない




今回もかなりの本数のバナナの木が倒されてしまっていた




ひとりヤギのうるるだけが何事もなかったように草を食んでいた
さすがに寝床の干し草が雨にぬれていたので場所を移動してひなたぼっこ


今奄美を台風が襲っている

2015-08-24 16:51:42 | 奄美の自然
風邪をひいて寝込んでいた。
なぜ毎日の気温が33度の南国奄美で風邪をひくのか理解できない。
でものどが痛く頭痛もしてたんがからむ。
りっぱな風邪の症状だ。最近は夏でも風邪をひきやすくなった。情けない。
風があたると寒気がするので窓を閉め切って寝る。猛烈な暑さだ。当然滝のように汗をかく。
そのうち風邪も治る。

それはそうと今奄美は台風が押し寄せようとしている。
予報では夕方には暴風雨の圏内に入るとのことだったが、午後5時現在まだ雨は降っておらずかなり強い
風が吹きまくっているだけだ。
今回の台風はかなり影響がありそうな感じがして、しっかり対策を講じた。



今回心配しているのはマンゴーの木だけだ
去年の台風で枯れてしまったのが徐々に復活して今ようやく葉が茂ってきたところなのだ
これだけは死守しなくてはならない
他のフルーツや野菜はすでに収穫が終わったり初夏の台風で枯れてしまっているので影響は少ない
マンゴーの枝が風で折れてしまぬよう短く切りそろえ塩害にあわぬようネットでぐるぐる巻きにする




もうひとつ準備しなくてはならないのがヤギのうるるの寝床だ
いつも寝ているチンケな小屋では台風に一瞬にして吹き飛ばされてしまう恐れがある
防風林の中の比較的風のあたらない場所に場所を作る




干し草を敷き詰めふかふかの寝床にする
周りには好物のテーチギの葉が茂っている
寝ながらにして食事がとれるという夢のような寝床だ
自分がヤギだったらここでずっと暮らしたいほどだ




居心地を確かめたうるるもきわめて気にいった様子であった
このときすでにかなり強風が吹いていたが風も雨もほとんど気にならないようだった




あとは客室のシャッターをおろし台風の来襲を待ち受ける
テーブルも椅子も濡れ縁の下に押し込む




だんだん風が強くなってきた
バナナの木と葉が最敬礼の姿勢に近づいてきている




今回台風は東シナ海を通るのだがそんなときは西側の畑のさとうきびが大きく揺れる
太平洋側を通るときは東の畑のさとうきびが踊る


そして今午後6時過ぎ
風雨の激しさが急に増してきている
ググオオオッーー
風速30メートルといったところか
地の底から風の音が聞こえるようだ
明日まで無事にすごせるだろうか
うるるのことも心配だ、ちょっと様子を見て来よう
その後あまり飲みたい気分でもないが酒でも飲んで今日は早く寝てしまう