奄美ロングステイ

奄美の自然の中でロングステイのできるペンションを作りました。毎日のできごとを紹介していきます。

台風の後の畑の野菜の様子

2011-05-31 19:35:08 | 
台風2号は我が農園に深い爪あとを残して去っていった。
今まで順調に育っていた野菜がことごとく風雨と塩害で枯れてしまっている。





一番たくさん育っていたのがトマト
支柱もろとも吹き飛ばされていた








つい数日前までたくさん実をつけていた
色づき始めていて食べられるまでもう少しというところまできていたのに・・





支柱を立て直し茎を固定したが今のところ生き残りそうなのはこの1本だけだ











こちらも花が咲いて実をつけるまでもう少しだったナス









台風が去った朝には枯れていたが、実がひとつついていたし、まだ緑の葉も少し残っていた
なんとかこのまま持ち直してくれるのではと期待していた







しかしいまいましい塩害の影響はジワジワとでてくる
次の朝にはすべて枯れてしまっていた







奄美を襲った台風2号は凄まじかった

2011-05-30 19:58:27 | 奄美の自然
今日本列島を駆け抜けている台風2号。
奄美は土曜日の夜から日曜の明け方にかけて今年初の洗礼を受けた。
東シナ海を通っていったとのことで、直撃ではなかったようだがそれでも強烈な風雨であった。
奄美に来てからもっとも強い嵐だったと思う。
夜寝ていても風で屋根が飛ばされるのではと心配になるくらいの風の音で時々目がさめる。
夜中の3時くらいに外を見回ったがテラスに置いてあった農機具などは軒並み吹き飛ばされていた。
だまっていると風圧でよろけてしまうほどの強い風に、去年10月の集中豪雨以来久しぶりに奄美の自然の
脅威を肌で感じた。
部屋に戻り布団に入ってうつらうつらしているうちに夜が明けた。
その頃には雨はおさまり風も随分と弱くなっていた。





二日酔いの体にムチ打って畑に出てみた
体の中に残っていたアルコールが一瞬でどこかへ飛んで行ってしまった
えっ? 我が目をうたがった
野菜が順調に育って緑におおわれていた畑の様子が一変していた
緑の葉が見当たらず傾いた茶色の枯れ草が見えるだけだった








たった一夜であの青々とした畑がこんな荒涼とした風景に変わってしまうなんて
暴風雨ばかりが原因ではなかった
雨風が運んできた塩水がここまで緑をだめにした
塩害というやつだ
だからこの後どんどん悪化していき、かわいそうな野菜たちは2日目のほうがもっと萎れていた









背の高い植物はほとんど傾いたり折れたりしていた
支柱は根こそぎ飛ばされていてひとつも立っているものはなかった







鉢やプランターも吹き飛ばされていた
もちろん前日に飛びそうなものは片付けていた
しかしこれくらい重いプランターなら大丈夫のではと思っていた
完全に甘かった









目の前に広がるさとうきび畑も大きく育っていた茎がかなり吹き飛ばされてしまったようだ
しかし台風に強いさときびにとって、これくらいではそんなに問題はないようで、近所の人たちは
それほど気にはしていない様子であった








今年もウミガメの産卵が始まった

2011-05-29 19:47:21 | ウミガメ観察
奄美ではウミガメは5月から8月にかけて浜に上がってきて産卵をし、2ヵ月後に孵化する。
毎年この時期は海岸へ通う。
産卵は夜中にするので見ることは難しいが、孵化は早朝でも見られる可能性があるということなので
まず産卵跡をチェックして、場所と時期を覚えておいて孵化する頃再び見に行く、ということを
毎年やっている。
まだ産卵も孵化も目撃したことはない。







梅雨の中休みの日、久しぶりに浜に降りてみた
1週間前にはここで浜下れが行なわれ、集落の人たちと飲んだり歌ったりしていたが海岸は歩かなかった
だからウミガメの産卵跡チェックは半月ぶりである










するとしっかりウミガメの足跡が砂の上に残されているではないか
今年初めての発見である
去年は6月に入ってから初めて見つけたので半月も早い産卵ということになる
(携帯で閲覧している人、足跡が見えますか?)









足跡をたどっていくと産卵をしたであろう砂を浅く掘った跡があった
この場所を覚えておいて2ヵ月後の朝早くにまた見に来るのだ










ここはウミガメがお気に召さなかったらしく、海から上がってきてそのままUターンして戻っている
産卵する場所についてはいろいろ好みあり、結構条件がきびしいのだと聞いた










他にも4ヶ所ほど産卵跡を見つけることができた
足跡がかなりうすくなってしまっていることから、産卵はかなり以前に行なわれたのかもしれない
もっと早くから見回っておけばよかった
これから雨が降っていない日は早起きして浜に行こう



久々の奄美の青い海

2011-05-28 20:27:16 | 奄美の自然
奄美が梅雨入りしてから2回目の晴天の日。
もったいないので土盛海岸に行ってみた。





サイクリングロードの景色がいつもと全く違う
明るくてさわやかで、やはり奄美の海は晴れた日が一番







海の水も真っ青
数日前に雨が降る中で見た海とは大違いだ









この日の最高気温は28度
ほとんど夏だ
でもあの真夏のじりじりと太陽に焼かれる感覚はまだない
梅雨の晴れ間あたりの太陽がやさしくて1年で一番いいのかもしれない
それでも海から帰ったら少し腕が日焼けしていた







週末で観光客が遊びに来ていた
観光客だと思う
だって海に入って泳いでいた
地元の人は今頃泳がんでしょう、いくらなんでも










この魚
海の中でよく見た
黒っぽい色してひれのあたりが青くて
なんとかモンガラ、モンガラカワハギ、ゴマモンガラ、違う・・
思い出せない
すっかり魚の名前も忘れてしまった






パッションフルーツの花を初めて見た

2011-05-27 19:40:40 | 奄美の自然
田んぼ作業が終わって周辺を歩いていると様々なフルーツが花をつけだしたのに気がつく。







パッションフルーツが花と青い実をつけはじめていた






夏になって実が熟すと外皮は赤茶色になる
実は強烈に甘酸っぱく、さわやかでいい香りがあたり一面に漂う








この果物は別名をトケイソウという
「なんでトケイソウっていうの?」
「花が時計の形をしておるからっち。」
この会話は過去何度となく交わされたが、実際に時計に似ているという花を見るのは初めてだった
花びらは文字盤、おしべが数字、めしべが針
なるほど時計草だ












となりではスモモの青い実がなっていた
これも夏には濃い紫色に変わる
こちらは酸味は少なめで甘い











果物ではないがイジュの花も咲き始めている
黄色が鮮やかできれいな花だ

こうして夏に向かうにつれて、様々な花や実が奄美の里の風景をだんだんカラフルにしていくのだ