奄美ロングステイ

奄美の自然の中でロングステイのできるペンションを作りました。毎日のできごとを紹介していきます。

奄美の夏は終わった

2018-11-16 16:01:04 | 暮らし
気が付くと前回の投稿から3か月近く経とうとしている。
月日が経つのは早いものですね。
ブログはさっぱり書かなかったけど3か月何もしないで
過ごしていたのかというとそうではなく、それなりに
いろんなことはありました。
でも残念ながら写真を撮っていなかった。

みなさんのところもそうだとは思いますがもう夏は終わりました。
奄美は夏から「夏じゃない季節」に入っています。
秋と呼ぶには鮮やかな紅葉もないし特に実りの季節を感じさせる収穫が
あるわけでもない。
冬と呼ぶには雪もないし第一、道産子として中途半端な寒さが続く季節に半袖姿で
サンダルはいて歩き回っている風景を冬とは呼びたくない。
冬というのは吹雪いてあたり一面が雪に覆われて気温がマイナス20度まで下がって
もし酔って道端で寝込んでしまったら確実に凍死してしまう、それが冬だ。
(もう奄美の気候に慣れ切ってしまっていて冬の北海道では生きていけないと思うけど・・)
一年中ハイビスカスが咲いているし桜も内地とは違うので春の芽吹きもそんなに感じない。
だから夏が終わったあとに来るのは「夏じゃない季節」。
これが思いのほか長い。
今年の奄美の夏は10月後半まで続いた。
ついこの間まで最高気温が27度とかあったのだけれど、さすがに
11月に入ると25度を下回ってきている。
梅雨明けのちょっと前まで半年以上この「夏じゃない季節」が続く。
気候的には雨が多く風も強くて観光には向いていないかもしれないが
畑仕事にはとてもいい季節。
あのじりじり照り付ける悪魔のような太陽の日差しの下での作業を思えば天国だ。

と、ようやく数少ない写真に結び付けられる日差しというキーワードに
たどり着くことができた。




奄美の夏の間の日差しはすこぶる強い
布団なんか一日干しているだけで乾燥はもちろん、潜んでいる
害虫や病原菌でさえすべて殺してくれそうな気がする
だから頻繁に布団の天日干しをしている




でも奄美の布団干しには大きな問題点がひとつある
天気の急変だ
今まで雲一つない青空が広がっていたと思ったのに5分後には雨が
その空から落ちてくる
そしてまた5分後にはからっと晴れている
亜熱帯気候のスコールみたいなものだ
あとに残るのはぐしょぐしょに濡れた布団だけだ
雨がそんなに強くない場合はそのまま干しておけば、また乾いて
しまうのでそんなに問題はないのだが、雨は一度きりとは限らない
一度濡れて干してまた濡れてそれを干すを3回繰り返したときは
本当に頭に来て空に向かって石を投げて唾を吐いた
天に唾することの愚かさはわかっているが他にもどこにもぶつけようのない
怒りを奄美ではよくおぼえる




奄美では決して洗濯物や布団を干しっぱなしにして出かけてはならない
ヤギのうるるにとっては日陰ができてうれしい




そういえばヤギはあまり水を飲まないとかとおもっていたが奄美の
強烈な日差しの下では毎日ガブ飲みしていた