奄美ロングステイ

奄美の自然の中でロングステイのできるペンションを作りました。毎日のできごとを紹介していきます。

田んぼで稲がタニシに食われてる

2011-05-25 19:38:26 | イベント・行事
しばらくぶりで田んぼに手伝いに行ってきた。
Uさんは今10枚の田んぼを再生させているところだが、1枚ずつゆっくり作業を進めているので
ある田んぼは田植えが終わっていても、別の田んぼではこれから泥の底に沈んでいる雑草を取り除く
作業に取り掛かったところ、という風にそれぞれの田んぼで進み具合がばらばらなのである。







そんな中で田植えの終わった田んぼを見てみると、全体の3分の1くらいしか苗が残っていない
田んぼ一面にしっかり植えたはずなのに、一体どこへ消えてしまったのだ







犯人はこいつ
ジャンボタニシ
外来種でもともとは食用にするために持ち込まれたらしい
サザエに似た味との触れ込みだったようだが、実際は硬くて泥臭くてマズいということでさっぱり
広まらなかったようだ
これが若い茎の根元をかじって苗を倒してしまうのだ







人間も食べなきゃ、他に食べる動物もいないとくればもうタニシの天下である
どんどん卵を産んで数を増やし、どんどん稲を食べる
Uさんも毎日田んぼを見回って手で駆除をしているのだが、彼らの繁殖力には全く追いつかないそうだ






遠目には野イチゴかグミのように見えるのだが、実際はいまいましい害虫の素なのである
となりの田んぼでもかなり被害が出ている
農薬を使うわけにもいかず、くやしい思いをしながら眺めるしかないのが実情である