奄美の浜下れに参加する

今日はこのあたりの集落で浜下れの日。
「ハマオレ」という。
集落のみんなで浜に降りていって、ごちそうを食べて酒を酌み交わし唄をうたって１日を楽しむという
ビッグイベントだ。
この浜下れが１年の行事の口開けとなる大切な行事で１、ヶ月以上前から皆楽しみにしてたのだ。
始まるのは昼からだが、その前に朝８時から恒例の共同で地域の清掃作業を行なう。






今回の作業は集落を流れる小さな川の清掃
みんなが草刈機やチェーンソーを手にして集合している
ここらではほとんどの家庭で草刈機を持っているし、チェーンソーを持っている人も珍しくはない
まずは土手の上で生い茂ってしまっている木を伐採










３台もチェーンソーがあるとあっという間に枝が落とされてしまう







集落行事ではいつも中心になって働く張り切りオヤジのセイジさんが幹を切っていく
この後枝や葉、幹などを土手の上に片付けて、ついでに川底にある枯れ草などのごみを取り去り
川は流れを取り戻した
この作業には７．８人のおじさんが関わったが、きつい力仕事でとても一人でできるものではない
やはりこのような地域の行事で人が集まる時を利用して、共同で作業するというのが昔からの知恵なのだろう








対岸では、草刈部隊がぼうぼうと茂っていた土手の雑草を刈っていた
随分たくさんの人がいる
この集落でこんなに多くの人を一度に見たのは久しぶりだ
でもこのような集落の共同作業を見ていると、ここにも押し寄せている高齢化の波をひしひしと感じる
ことができる
若者が本当に少ない・・
しかしその分このあたりの年寄りはパワーがあるので、そんなに悲観しなくてもいいのかもしれない








作業が終わったら浜に降りて今日の宴会会場である、土盛海岸の一番見晴らしのいいところにある
集落所有の広場の草刈りを行う
そして会場の設営だ
(続く）