奄美ロングステイ

奄美の自然の中でロングステイのできるペンションを作りました。毎日のできごとを紹介していきます。

田んぼでの作業は筋力トレーニング

2011-05-26 20:09:32 | 
今日の作業は、田んぼの泥の中に沈んでいる刈った雑草や竹の節をすくい上げるという仕事である。









前回もやった作業なのだが時間が経ってしまっているので、せっかくきれいにしたところが元に
もどってしまっていた









荒地の雑草や竹を草刈機で刈ってそれを燃やした後、残った草がこのように泥の中に沈んでいる
それを表面の硬い泥と一緒に取り去るのである
泥を1回1回すくって田んぼの外へ放り投げるのだから、かなりきつい作業だ









本来であれば、この時期田んぼの中には水はない
しかしここは整備された田んぼではないため水を抜いたり貯めたりすることができず、年中水が張っているのだ
したがって普通ではやる必要のないきつい作業を梅雨の雨の中、黙々と続けているという事になる










2人で半日ひたすら続けてようやく田んぼ1枚の半分弱
これがあと何枚も残っている
でもこれがいい筋肉トレーニングになる
作業をした後数日間は体中が痛むが、その後は身体がしまってくるのが実感できる
昔はお金を払って毎週ジムでウエイトトレーニングをしていたのだから、今はただで運動させてもらって
いると無理やり考えるようにしている
それと体中が泥だらけになるので帰ってから風呂に入るのだが、その後のビールが非常にうまい
普段は酒はあまり飲まなくなってきているが、この時だけはおいしく飲める
おいしいビールと収穫したおいしいおコメを味わいたい人は、この田んぼ作りに参加してみませんか







田んぼで稲がタニシに食われてる

2011-05-25 19:38:26 | イベント・行事
しばらくぶりで田んぼに手伝いに行ってきた。
Uさんは今10枚の田んぼを再生させているところだが、1枚ずつゆっくり作業を進めているので
ある田んぼは田植えが終わっていても、別の田んぼではこれから泥の底に沈んでいる雑草を取り除く
作業に取り掛かったところ、という風にそれぞれの田んぼで進み具合がばらばらなのである。







そんな中で田植えの終わった田んぼを見てみると、全体の3分の1くらいしか苗が残っていない
田んぼ一面にしっかり植えたはずなのに、一体どこへ消えてしまったのだ







犯人はこいつ
ジャンボタニシ
外来種でもともとは食用にするために持ち込まれたらしい
サザエに似た味との触れ込みだったようだが、実際は硬くて泥臭くてマズいということでさっぱり
広まらなかったようだ
これが若い茎の根元をかじって苗を倒してしまうのだ







人間も食べなきゃ、他に食べる動物もいないとくればもうタニシの天下である
どんどん卵を産んで数を増やし、どんどん稲を食べる
Uさんも毎日田んぼを見回って手で駆除をしているのだが、彼らの繁殖力には全く追いつかないそうだ






遠目には野イチゴかグミのように見えるのだが、実際はいまいましい害虫の素なのである
となりの田んぼでもかなり被害が出ている
農薬を使うわけにもいかず、くやしい思いをしながら眺めるしかないのが実情である



奄美のシマバナナはこうして実をつける

2011-05-24 20:02:01 | 奄美の自然
わが農園の端にあって長く沈黙を守っていたシマバナナの木が突然実をつけた。
そしてその隣の木にも花が咲いていた。
その後花からは実が顔を出し順調に大きくなっている。
今日はその途中経過報告。






最初は木の先端に赤っぽい蕾のようなものができる
正確にはこれは花ではないのだろうが、シマの人は、花が咲いた後に実がなると言っているので
自分はこれを花と呼んでいる








そして次の日見るとこれががっくり首をうなだれていた








数日後首根っこから最初のバナナが顔を出す
へーえっー バナナの実ってこんなところから出てくるんだ
初めて見た










どうも蕾の皮の付け根の実がなるらしい
そしてそれが1枚1枚めくられるたびに青い実が顔を出す







そしてそのうち皮は地面に落ちてバナナだけが枝に残る








その間にも枝はどんどん伸び続けるのでバナナの房と房は適当な距離を保っている
だから大きくなっても実がぶつかりあってしまうことはない









実の先っちょについているのがめしべなのだろう
とすれば、その根元のところにはえている白いのが花びらか
つまりバナナの花とはこの部分のことをさすのであろう

最初の写真からここまで約2週間
かなりのスピードで大きくなっている
以前、奄美移住者さんがコメントしてくれたように、奄美では夏と冬の年に2回実をつけるが冬バナナ
のほうはまずくて食べられないのだそうだ
なんとしてでも今育っているこの夏バナナを食べたいものだ




晴れた日の畑仕事も忙しい

2011-05-23 20:27:39 | 
久しぶりにお日様の顔を見ることができた日、午後からは畑仕事が待っている。
晴れた日ではないとできない畑仕事、それは種採りである。









ちょっと前までみずみずしい実をたくさんつけていたソラマメ
奄美のソラマメは内地のものに比べて実が小さい
そして皮が薄いのでそのまま食べられる
北海道出身なので?子供のころはあまりソラマメを食べた記憶がないが、少なくともおじさんになってから
新宿あたりの安居酒屋でお通しに出てくるソラマメは皮が硬く、必ずむいて食べていた気がする
その柔らかいソラマメを今年の春はたくさん食べ、いつしか飽きてしまっていた
ゆでて冷凍したのもまだそのまま眠っている









そのうちにきれいな緑色のソラマメのさやは真っ黒に変わってしまった
こうなってしまったら、あとは来年のために種を採るしかない
いつ採ったらいいのか
聞くところによると、時期が来たら種が勝手にはぜるらしいがそれまで待っていたら梅雨の雨に濡れて
ダメになってしまうかもしれない









ということで久しぶりに晴れたこの日、種を採ってしまうことにした
さやは真っ黒だが中の種はまだ色は変わっておらず、このまま煮てもまだ食べられそうだ








黒くなったさやはたくさんあったが、あまり欲張らずきれいな種だけを選んで採った
来年は植える量を少し減らそう
このあたりではみんなこの豆を自分の畑で作っているので、出来過ぎた時おすそ分けできないのだ
なんて事を考える前に、果たしてこの種はちゃんと芽を出してくれるだろうか





梅雨の合間の晴れた日は忙しい

2011-05-23 20:12:06 | 暮らし
今年の奄美の梅雨はほんとうに雨の日ばかりだ。
いくら梅雨とはいえ、去年はもっと曇りの日や晴れた日が多かったような気がする。
梅雨入り以来3週間で晴れた日は2日だけ。
だから晴れた日には、洗濯をはじめとしてすることが山ほどあるのだ。






やっと来た待望の晴天
この日は朝一番で洗濯を済ませ、ぬれ縁の防腐剤の塗りなおしを行なう
2年前に塗ったのだが最近ははがれてしまい、防水効果もなくなってきていた
このままではぬれ縁の木材が腐ってしまう










奄美でそして特に海のそばに住んでいると、潮風の影響で建物の傷みが非常に早い
こうしてこまめにメンテナンスをしていないと、すぐにぼろぼろになってしまう
自分でしなければ誰もやってくれない
手抜きをするとすべて自分に返ってくる







マスキングテープを縁に貼って、少しずつ塗っていく










脚の部分もきれいに塗って作業終了
これであと2年は大丈夫









せっかく塗ったぬれ縁も数日後には鳥がフンを撒き散らしていた
今回の犯人も、いつも屋根の上にとまっているイソヒヨドリのせいだろう
一度お仕置きをしてやらないとダメのようだ