奄美ロングステイ

奄美の自然の中でロングステイのできるペンションを作りました。毎日のできごとを紹介していきます。

今年も浜下れはにぎやかに行なわれる

2011-05-18 20:24:13 | イベント・行事
奄美が梅雨入りして2週間以上たつが、昨日までほとんど毎日雨が降っていた。
それが浜下れ(はまおれ)が開かれる今日は朝からいい天気だ。
会場にテントも立て終わり準備完了。
あとは12時の開催を待つ。






よく奄美ではシマ時間と呼ばれ、時間に対してルーズでなかなか定刻通りに物事が進まないと言われているが
少なくともここの集落では時間はきっちり守られる
12時には大方の人たちが集まっていた
始まる前から勝手に飲み始めているという意味においては、時間は守られていないのだが・・







浜下れにふさわしくきれいに澄んだ海をバックに、集落の老人会会長のヤマグチさんの開会の辞
年寄りを敬う慣習がまだちゃんと残っている奄美では、老人会という組織はは一大勢力である
その会の会長さんともなると偉いお方なのだ
もともと浜下れとは昔の人たちが農作業がひと段落したこの時期に海岸でひと時の骨休みをするとともに
畑から虫を捕まえてきて、それを海に流し作物が無事に育つことを祈った行事だった、と会長さんが
挨拶の中で言っていた
虫を海に流すという話は初めて聞いた
このことを知っただけでも、参加した意義があったというものだ
聞いていた周りの人の中にも、このいわれを知らなかった人が多かったようだ








後はカラオケ、ゲームでドンチャン騒ぎ
カラオケを歌っているとオバちゃんが飛入りで踊りだすという調子のごく軽いノリの宴会が続く
5月の穏やかな陽の下での宴会は実になごやかだ
去年は参加できなかったのだが、雨が降ったため公民館の中でのカラオケ大会だったそうだ









最後は参加者全員が輪になって、三味線と太鼓で踊りを踊る
去年の八月踊り以来半年ちょっとぶりの踊りである
やはり踊り方をすべて忘れていて全くついていけなかった











終了後は区長さんのお宅になだれ込んで恒例の2次会
最近はこの一連の波に乗ってしっかり流れについていけるようになってきている
区長さん、いつもおじゃましてごちそうになりありがとうございます
結局家に帰り着いたのは夜10時
正午スタートだったので10時間飲んでいたことになる
最近はこのような長時間飲酒はごくまれになってきているから、まあいいか・・