明日を楽しく

釣り、カメラ、アマチュア無線、アウトドア、DIY、何でも思いっきり、明日の楽しさを求めて今日を生きる徒然日記

足尾銅山          6月12日

2009-06-17 | 
 日帰りバス旅行で足尾を訪れる機会に恵まれた。
江戸時代、足尾の銅は、付近一帯の山の表面を削り取る形で採掘されていたそうだ。幕末には一旦廃山となっていたが、明治10年に新たな開発が始まり、昭和末期まで精錬が続けられたが、一時は鉱毒に依る渡良瀬川下流域に大きな被害をもたらした歴史もよく知られている。今は観光銅山と言う形で坑道の一部を見学出来るコースが設けられている。



観光銅山の入り口は、立派な石の門柱と看板が迎えてくれた。



そして3両編成の小さなオモチャの様なトロッコに乗ると狭い坑道へと入っていく。狭いトンネルで手を伸ばすと簡単に壁に触れるくらいギリギリだし、天井も低くて窮屈だ。軌道の距離は短く直ぐに終点に着いた。



坑道の中を歩いて見学する。所々に坑内の採掘作業の様子を再現した蝋人形などが置かれていて、過酷な地下作業の様子が分かる仕組みになっていた。
坑道の終点は、資料館に通じていて、当時の資料を展示してあった。



足尾銅山の周辺一帯には、昔の露天掘りで地肌が向きだしになった他に硫黄の精錬に依る硫化ガスで樹木が枯れて丸裸になったりした様子が今でも見て取れる。
近くには、精錬場後が廃墟の様な姿をさらしていてた。行政は裸の山に植林事業を進めている様だが、鹿などの食害とイタチごっこを続けているとガイドさんの説明、一度荒廃した自然を取り戻すのは容易では無いと実感されられた。
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