世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』 

世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

熟女 (続き)

2015年10月31日 | 100の力
テーマ: 熟女力


立て続けに二人の女に振られてしまった。


二人の女を同時に愛したわけではない。

二人の女から告白めいた行為を受けただけ。

悪い気はしない。

が、どこか面倒くささを感じていた。


彼女らは、ボクに勝手に恋して、勝手にボクを捨てた。

「やっぱりただの友だでいましょうね」って。


ことらが求愛したわけではなかったが、

この寂寥感は一体何なんだ。

逃がした魚は大きかったどうかは分からない。

なぜならその姿さえはっきり見る余裕さえなかったのだから。


一抹の寂しさと同時に安堵感を覚える。

愛とは与えるもの。

求めてはいけない。



女は潔(いさぎ)いい。

次のステップへ進めばいいのだから。


男はいつまでも曳づる。

昔の女を思い出しては酒を飲む。

女を抱きながら、昔の女を思う。


負け惜しみに捨て台詞を呟く。


タビストに惚れてはいけないぜ。



【追記】


昔、こんな歌があったのを思い出した。


(1) ♬ 娘さんよく聞けよ~ タビストにゃ惚れるーなよ
  
   旅で吹かれりゃよ~ 若後家さんだよ~ (^^♪



2番がまたいい。

(2) ♬ タビストよよく聞けよ~ 娘さんにゃ惚れるーなよ
   
     娘心はよ~ 旅の天気よ~ (^^♪


本当は「山男の歌」なんだけどね。

タビストも山男みたいなもんだから。


だが、女は、山男にとってもタビストにとっても不変だ。


かくして今日も旅をする。

毎日が旅の途上。