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渋滞予想に見る経済予測

2010年08月19日 | 経済
お盆の渋滞予想は見事に外れた。


消費者心理を見損なったものと言える。


『お盆の渋滞、予測は「過去最多」 実際は「大幅減少」』

と、朝日新聞の見出しが語った。



記事の内容は下記の通り。



 高速道路各社は17日、お盆期間(8月5~16日)の10キロ以上の渋滞は448回で、昨年(520回)より大幅に減少した、と発表した。各社は今年、「休日上限1千円」割引と全国50区間の無料化の影響で過去最多の渋滞を予測していたが、渋滞を避けて深夜や早朝に利用する人が増え、予測を大幅に下回った。

 30キロ以上の激しい渋滞は今年26回で、平日も休日割引が適用された昨年(56回)の半分以下。全国で最も長い渋滞は、休日割引が適用された14日夕の常磐道上り水戸北スマートインター(茨城県)付近で52.8キロ。次いで12日朝の東名高速下り岡崎インター(愛知県)付近で51.7キロ。

 期間中の主要21区間の平均交通量は昨年より1%減。昨夏は計8日間に休日割引が適用されたが、今年は4日間だった。それでも、主要区間の交通量は休日割引導入前の一昨年と比べて5~1割増で、ここ2年で高速道路の利用は大きく伸びている。

 今年、渋滞が昨年より大幅に減った背景として、高速道路各社は(1)ふるさとや行楽地へ向かう車が休日に集中しなかった(2)都会へ戻る車は土日に集中したが、渋滞が起きにくい夜間や早朝の利用が増えた、と分析している。

 無料化区間では、予測では10キロ以上の渋滞は41回だったが、実際は11回だった。予測になかった北海道の道央道下りで20キロ以上の渋滞が起きる一方、12回と予測された新潟県の日本海東北道では1回と、予測との大幅なずれが目立った。東、西日本高速道路は「無料化から間がなく、予測するデータが乏しかった」としている。



これは何を意味するのだろうか?

記事が、背景という2つの理由以外に、もっと深刻な意味があるように思う。



つまり、

予想以上に、景気の落ち込みが深刻だということが一つ。


も一つは、

日本人の、旅に対する姿勢の変化だ。



注目すべきは、2つ目だ。

出不精になった国民は、より閉塞性を高め、


精神的にも委縮していると思われる。




これは、すべての面において発展を阻害する重大な要因となりうる。



なにせ、


人生は「旅」なのだから。



旅のない人生は、

砂を噛むような味気ない人生になりかねない。


もっと大胆に旅せよ、日本人!