カッパのロードスター

幌を開ければFeelin`good。カッパーレッドの
路渡☆くんとの楽しいドライブ日誌。

癒しの伝説、居醒の清水。

2010-08-17 22:39:17 | ふぉとスケッチ
醒井湧くわく街道の終点は「居醒の清水」、地蔵川の清流はここから湧き出た水。あれほどの流れを涸らすことなく、こんこんと湧き出す水源。しかもその水質は(典型的な軟水)とても美味しい、名水です。
北に伊吹山、西に養老山が控える醒ケ井。ここの水は鈴鹿山脈の最北端の山、霊仙山(りょうぜんさん)に降り注いだ雨が長い年月をかけて地下を流れ、麓の居醒の清水から湧き出てるものです。






「地蔵堂」
地蔵川の名前の由来でしょうか、昔は魚を供養するために川の中に座っていた「尻冷し地藏さん」のお堂がありました。一石一尊の地藏さんとしては県下最大だそうです。


これは地藏さんじゃないです。賓頭盧尊者(びんずるそんじゃ)さん。笑顔がイイね♪


・・・? ちょっと荒んだ光景も。




低い鳥居があって、その先は池のようになってます。





「ねがい橋」
ありそうな話しやけど、願い事を唱えながら渡ると願いが叶うそうな。



その先には誰か手上げてる「はぁ~い!」・・・って誰やろ?



日本武尊(ヤマトタケルノミコト)さんやないの♪

(画像クリックで説明が出ますが)その昔、伊吹山の荒ぶる神(大蛇とされてる)を征伐した際、毒気にあたり高熱で意識もうろうとなったヤマトタケルノミコトがこの清水で熱を醒まされたと伝えられ、居醒めの清水と呼ばれるようになったとか。
ちょっと待て、同じような伝説が関ヶ原鍾乳洞のところの玉倉部の清水にもあったな・・・滋賀県と岐阜県の違いか?
どうやら古事記(岐阜)と日本書紀(滋賀)の違いもあるようだ。

伊吹山山頂にもヤマトタケルの像があるのですが、ナイショですが、こちらの伝説では、ヤマトタケルノミコトは、伊吹山の荒神退治に、スサノオノミコトが出雲でヤマタノオロチを退治したとき、尻尾からでてきたという剣「天のむらくもの剣」とも呼ばれている草薙の剣を、ヤマトタケルは持たずに出陣し、冬の伊吹の荒神は、白い猪と化し、ひょうを降らしヤマトタケルノミコトを苦しめ、この闘いで深い傷を負ったミコトは後に息絶えてしまうのです。・・・ってことになってます。

まぁ古い事件やから、どうでもエエことなんやけど。(^_^ゞ



・・・で、こんなところから突然、川が始まってます。




ついでに、ここの上にある加茂神社へも行ってみます。




別雷(わけいかずち)、加茂神社・・・

それって京都でも一番古いと言われる神社、世界遺産の賀茂別雷神社(上賀茂神社)のパクリ?
言葉が悪かったですね、加茂神社、鴨神社、賀茂神社って言うのは日本中至るところにあります。概ね、いずれも京都の賀茂神社を勧請(かんじょう)したものだそうです。
※勧請とは神仏の分霊を他の場所にもまつること。


ガラス張り、透け透けの・・・本殿(?)ちゃうやろな。


高台にあるので、ちょうど醒井の町の眺望が楽しめます。


もひとつ上にも建物がありました。これが本殿かな?


何やろ?この動物。

この神社の真横を名神高速道が通ってます。以前はもっと南にあったとか、
どうやら高速道を造るために、ここへ移転させられたようです。

よく晴れた1日でしたが、暑さを忘れる1日でもありました。



2010.8/8、醒井の加茂神社より。