カッパのロードスター

幌を開ければFeelin`good。カッパーレッドの
路渡☆くんとの楽しいドライブ日誌。

十兵衛は何処じゃ!

2009-06-20 23:37:57 | しゃじ
奈良県 柳生と言えば、言わずと知れた 柳生一族の郷。



柳生一族の墓地を目指して、芳徳寺の麓 紅葉橋の近くにクルマを停めて
旧参道を歩いて行くことに・・・



歩いてと言うより かなりの勾配を登って行く感じ。途中引き返そうかと・・・



この近くに柳生石舟斎宗巖(せきしゅうさいむねよし)の家があったようです。
石舟斎と言えば、宮本武蔵の最強のライバルとして知られてますね。



柳生三厳(みつよし)=十兵衛は石舟斎の孫にあたります。
父は徳川家康・秀忠・家光の三代に仕えた柳生但馬守宗矩(むねのり)。
十兵衛のいとこである柳生兵庫助利厳(としとし)は、柳生新陰流を
完成させたとされてます。兵庫助は徳川尾張家に仕えたため
以後その系統は尾張柳生と呼ばれます。それに対し但馬守の系統
十兵衛の弟、飛騨守宗冬(むねふゆ)は、江戸柳生と呼びます。



やっと芳徳寺に辿り着きました。



ここの境内を抜け、一族の墓は まだ先にあります。

ちなみにこの芳徳寺、宗矩が亡父(石舟斎)を弔うため沢庵和尚を招き
開いたお寺で、京都大徳寺で出家した十兵衛の義母兄弟 列堂義仙(れつどうぎせん)が
初代の住持となる。列堂和尚・・・柳生烈堂。聞き覚えがありますね、
「子連れ狼」公儀介錯人拝一刀(おがみ いっとう)の宿敵、大五郎にとっては
母の仇・・・として描かれたため、悪者イメージ?



そんな事を考えてる内に 一族の墓地へ到着。まるで映画のセットのよう・・・









中央右に写っているのが三厳(十兵衛)の墓。その左、斜め後ろは父、宗矩です。
なお、十兵衛の墓所は東京都練馬区桜台の広徳寺にもあるようです。

波乱万丈の柳生家(武家家伝 柳生氏)
謎めいた部分も多いため、小説、劇画、映画、テレビで数多く描かれてます。
柳生一族の陰謀、柳生武芸帳、魔界転生・・・数えきれないほどです。

The Yagyu Conspiracy - Opening







2009.6/7、柳生の里、芳徳寺にて。

柳生の里イラストマップ