カッパのロードスター

幌を開ければFeelin`good。カッパーレッドの
路渡☆くんとの楽しいドライブ日誌。

春風が運んできた天使の物語

2008-05-10 00:53:34 | その他
春風に舞う さくらの花びらのように 美しく儚いストーリー

何から初めてよいものか 何を語っていいものか

今の僕にはよくわからない

でも 聞いてもらいたいから 残しておきたいから この話し



連休真っ只中、5月の4日に 僕らはその天使に逢いに行った


カフェのリピートはほとんどしない派の僕だが
ここは、もう3度目になる。 カフェ&ギャラリーkaze



ここへ来ると なぜか落ち着く、ほっこりする。
マスターや奥様の お人柄も 素敵だ。



この日、初めてたのんだ カレーライス。
スパイシーで とても美味しかった。



美味しいコーヒーをいただき

忙しそうにされている マスターのところに ごあいさつ。

この日の 僕のお目当ては・・・ポロくん。





僕がこのポロくんの存在を知ったのは、マスターが綴られてる
ブログ「kaze日記」、そしてこの物語の始まりは
4月8日の日記「変わった訪問者!」であった。
突然 ふらふらとカフェに現れた 首輪もしていない のらくん。
マスターが哀れに思い パンの耳をやったら 食べた。
そして、次の日も その次の日も現れるようになり、遂には 居着いた。

これ以後、kaze日記には、ポロが必ず話題に。
さながらpolo日記になっていく。

ここまでならよくある話しかも知れない。
実際ウチに居着いた のらニャンコと被るところが多い。
毛並みの色も似てる・・・
ウチに来る のらニャンはもっとボロボロ、似てると言ったら
男前のポロくんに悪いかな。

ポロ(polo)、正確には 最初は名も無く、
ボロボロだと言うことで奥様が名付けたのが ボロ(boro)
それでは可哀相だと ポロと呼ぶようになったいきさつ。





マスターも当初は 迷い犬として 元の飼い主探しや
引き受けてくれる里親を探しておられた。
保険所への引き渡しだけは・・・の思いのようであった。

折しも カフェのウェルカムロードに さくらが咲き始めた。

さくらが満開になって行くにしたがって
ポロにとって マスターにとって そして奥様にとっても
お互いが かけがえのない存在にとなって行ったようだ。

僕は、その内 ポロくんに逢いに行きますからね
と、コメントを入れた。

そんな中、大事件も起きたようだった。
僕も気が気じゃなく・・・

すぐに元気を取り戻したようなので安心したが

今回の福井小旅行の際、行きがけにカフェの前を通った
カフェは休業日だったので、柵の前にクルマを停めて
ポロの姿を探してみたが、見ることはできなかった。
旅行から帰ったら、連休中にはきっと来るよと心に決め
再発進した。


そして、念願かなって 先週の日曜。

ポロに逢えた。




 
  空は晴れ渡り、新緑が眩しい kazeカフェであった。





     春風も 初夏の風にかわろうとする そんな日だった。





マスターに案内されて ポロに逢う。
気に入らないと うぅ~とうなるそうだ。奥様は3度も
噛まれてるとか・・・

でも僕がいてもうならなかった。
なかなか目を合わしてはくれないけれど
それでも 頭を撫でさせてくれた。鼻も撫でてやった・・・

マスターには 甘えるような ねだるような
表情を見せる  ポロくん。





大好きなマスターに撫でられ 幸せそうな  ポロくん。


この時、マスターのお話しでは ポロの健康診断に病院に行ったこと
予防接種も受け、登録証ももらったこと・・・
管理者から正式に 飼い主になられたようだ。
kaze日記5月2日「家族が突然増えた!」

ポロくんも最高の飼い主を得て 幸せの絶頂だったに違いない。




それが、この写真を撮ったわずか6時間後。 悲しい運命が





「ポロが突然逝ってしまった!」


僕が その事を知ったのは昨日のことだった。

マスターのその後の日記を読み進めると 涙が止まらない。
「ポロに捧げる鎮魂歌」


春風とともに 突然現れたポロ。 

わずか1ヵ月足らずの短い間であったが 優しい人に出逢い

人のこころに優しい物語を告げて 去って行った

やはり 天使だったに違いない。




僕もわずかではあるが縁をもった この天使を送ってやりたい







    

      冥福を祈ります  天使のポロくん。  

          幸せの地、kazeに 永遠に眠れ






無断で沢山リンクさせてもらったこと、お許し願いたい。
僕にはとてもマスターの気持ちを代弁できないので・・・