デラシネ日誌

私の本業の仕事ぶりと、日々感じたことをデイリーで紹介します。
毎日に近いかたちで更新をしていくつもりです。

デラシネ通信号外2014-03

2014-01-15 14:56:04 | デラシネ通信号外
今日は桑野塾のご案内です。
今回の桑野塾、なんとなんと小栗虫太郎がテーマです。
ケルトと表現主義を切り口にした小栗虫太郎の世界、今回発表していただく素天堂の山
口さんの虫太郎へのこだわり、そして愛を存分に語ってもらいます。
ちなみに余談ですが、素天堂さんとは、大好きなイベント谷根千の一箱古本市で、
二度も同じところで店を出していたという間柄でもありました。
いつものように特に申し込みは必要ありませんので、お誘いあわせの上いらしてくださ
い。
会終了後近くの居酒屋(「金の鈴」)で懇親会をひらきます、こちらの方に参加ご希望
の方は、大島幹雄までメールでお知らせください。(IZJ00257@nifty.com)

第21回桑野塾 小栗虫太郎の世界
日時 2014年1月25日(土) 午後3時~6時
会場 早稲田キャンパス16号館820号室
報告者とテーマ
●「虫太郎周辺の人々とサーカス」大島 幹雄(サーカスプロデューサー)
 山口さんの前座として、虫太郎と関連づけられる人たち――松山俊太郎、渋澤龍彦、
種村季弘らとサーカスの意外な関係についてお話しします。虫太郎とはあまり関係ない
かもしれませんが、三島由紀夫が自作「サーカス」を朗読した録音が発見されたという
NHKBS放映された短い番組もご覧になっていただく予定です。
●「ケルト・ルネサンス――虫太郎の創った世界」山口 雄也
 戦後すぐに亡くなった小栗虫太郎は、以降のミステリー隆盛の中でも、他の作家の追
随模倣を許さない作品が多い作家です。彼の代表作『黒死館殺人事件』は衒学的な語彙
を無数に含んでおり、その多岐にわたる魅力に惹かれて、出典の探索を続けてきました

 今回は黒死館建築のキーワードとなる「ケルト・ルネサンス式」という言葉から、彼
の作りあげた語彙の迷宮に迫ります。大正期に素養を培った虫太郎の文学的背景を、当
時流行したアイルランド文学研究と表現主義の面から見てみようと思います。
★会場にて、「黒死館逍遥総集編CDROM」、「虫太郎資料集ダクダク1-3 号」、「黒死
館殺人事件的絵葉書集」を販売します。
http://klio.icurus.jp/kck-dic/index.html


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